2019年01/01-01/10Twitter掲載詩

朝は今日も変わらず私の前にやって来た
どんどんと不躾にドアを叩く
開けましておめでとう
好きで開けたんじゃないのに…
新しい1年の始まり
ゆっくりでいいから歩きますか
今年は私も笑顔になりたいな
毎年願うんだけれどね…

今年もヨロシクお願いします

__________2019/01/01

溢れ出して止まらないこの感情は
ただただ
あなたへと向けて溢れてる
でも悲しきかな
一方通行
栓の壊れた蛇口みたいに
駄々漏れて
私を冷たく濡らしてく
冬の雨みたいに
心が風邪ひいた

#詩人の本懐 「源泉」

__________01/02

私の人生に早戻しボタンも
早送りボタンもついてない
ただひたすら再生されるだけ
戻りたい過去があるのに
やり直したい時があるのに
できないなんて
せめて彼の想いを戻してください
そんな力があれば
誰もが皆使ってる

#詩人の本懐 「再生」

__________

机に置いたままの手紙
誰も見ることがないまま
きっと日焼けして文字も消えるでしょう
それがいつになるかわからないけれど
私に宿ったこの気持ちは
きっといつまでも褪せることなく
色鮮やかに私の中でいきづくの
あなたに伝えられる頃には
大輪の花となるでしょうか

#愛してるを使わずに愛を伝える

__________

皆の枠から外れた私
私の願い事は駄目ですか?
単純なんです
簡単なんです
あなたの声が聞きたいんです
たったそれだけなんです
私だってあなたの声が聞きたいです

_________01/03

あなたをなくしてから
私の心の色もなくなりました
それは冬のように
私自身を凍てつかせます
誰かの優しさに触れた時
また色が
温度が戻るでしょうか
その時まで
悴む手を私は一人
あたためます

#詩人の本懐 「寒色」

__________

説明することもなく
あなたです
と胸を張って言えました

過去に置いてきたそれは
消化できないまま
私の世界をさまよっています

もう一度許されるなら
あなたの胸で泣かせてください

#仄かに色付く言の葉 「癒される存在」

___________01/04

心の音が聞こえますか?
ザワザワ
ギシギシ
落ち着きません
理由はわかってます
不安だから
何に不安
それは人それぞれで
私の不安は、

でもそれも見ないフリをします
今からなど遅いかもしれませんが
今から変わることが大事なのです

__________01/04

#愛してるを使わずに愛を伝える

貴方のぬくもりに触れて
安心する瞬間
欲しいのは口づけと見上げる私
照れた頬に手をあて
唇触れあう
跳ねあがる心臓
二人の鼓動が重なりあう

___________

潔く
諦めの笛を鳴らしてください
きっと私には
終わりの笛が聞こえないから
見えないゴールに歩いているのです
くたくたになって倒れた先に
誰かがいればいいのですが
きっと誰もいないのなら
今すぐ笛を鳴らしてください

私の目を覚まさせてください

#詩人の本懐 「審判」

__________

手を繋いでできた輪
その中に入りたくても鎖みたいにほどけなくて
私は外から見てた
出る杭は打たれる関係性
個性的って罪なのね
私は私
ただそれだけなのに
仲よくしたいと願っても
私の声はそちらじゃなくて
地下に響いてた

__________01/05

鉄のわっかで縛られた
それは糧で枷で
どちらが正解?
どちらも正解
強くなれるは糧があるから
弱くなるは枷があるから
鋏で切って裁ちきりましょう
紙より薄い呪いなら
今頃私は笑ってる

#詩人の本懐 「呪縛」

__________

お腹が減りました
恋愛も疲れました
人付き合いも一苦労です
仕事も行きたくありません
そんなマイナスなことばかり
嘆いていても駄目と言うなら
幸せだけを降らせてください
自分でつかみとる?
どこに幸せがあるのですか?

そうですね
石の裏も見てみましょうか
思わぬ発見があるかもしれません

__________01/07

常に私の心を支配するのはあなた
記憶をなくせば
あなたへの想いごと断ち消えるでしょうか
あなたの顔も
声も繋いだ手のぬくもりも
全部消えてしまえば楽
だけど
やめてと抵抗するのは
不良品だからでしょうか

#詩人の本懐 「思考」

__________

疲れて心が平坦で
あなたを想うことも減りました
寂しいと思う欲求も
体が拒否を起こします
一歩離れて少しずつ
あなたへの想いが消えるよう
自然消滅願いましょう

そっと太陽の光あてられて
ふとした瞬間
あぶり出てくる感情
今はそのくらいでちょうどいい

___________

#私が言葉を綴る理由

届くでしょうか誰かに
届くでしょうかあなたに
書き続ければ繋がっていく言葉の橋
何重にも何重にも折り重なり
できあがった芯を
私はあなたへとぶつけます
あなたの壁を破るまで
醜くともそれが私の本気の願いだからです

__________01/08

あなたを想う想いに色をつけるなら
何色なのでしょうか
恋と聞けば
ピンクを想像し
愛と聞けば
赤を想像します
嬉しいことばかりでもなく
涙色
いろんな色が混ざりあい
私の想いを彩ってる
それでも一番はあなたを見通す硝子色
さぁ筆をとりましょう

#詩人の本懐 「塗装」

__________

あなたと私は男と女
そこにあるのは友情ですか
それとも愛ですか
今は離れはなれて会うこともない
それが心地よく
ねぇ会ったら…
嫌いますか好きになりますか
きっと私は何も変わりません

_________

なくなるわけがないでしょう
なくすわけもないでしょう
まだ私の中には火のついたままの
蝋燭が燻っているのです
消さないように
消したくないと我儘に
蝋燭を継ぎ足し継ぎ足し
指も火傷で水ぶくれ
あなたの声が聞きたい
願うのはもう少しだけ我慢
ほんとは聞きたい
駆け引きなんて既に負けてますから

_________01/09

恋は駆け引くものなら
愛は注ぎ足すもの

#詩人の本懐 「恋愛」

__________01/10


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