理解について詳しく知りたい!!
こんにちは!
ことのはな 言語聴覚士の沼野です✿
理解が大切であるとお伝えしましたが、
理解ってどういうこと?という質問が多かったので
詳しく説明をしていきます(^^)♪
こちらの投稿「言語聴覚士が見るポイント」で
理解について記載があったのですが省いたので、
今回は詳しく説明をさせてください。
理解には種類が多くあります。
1.耳で聞く理解①
まずは音や音楽等の耳から入ってくる情報のことです。
耳から入る情報はことばのみではありません。
音や音楽が私たちに影響を及ぼしているので、
その点も理解をしておくことが大切になります。
1.耳で聞く理解②
一番多い耳で聞く理解は【ことば】です。
ことばの理解が一番分かりやすいと思います。
きちんとことばを理解しているのか?
文脈判断で概ね理解しているのか?
声の高低や大小で理解しているのか?
理解ができていれば問題ないのですが、
どこが大きな要因として理解できているのか分かれば、
どのように指示してあげると理解しやすいのか
大きなヒントになりますね★
2.目で見る理解①
耳で聞く理解よりも理解しやすいのが目で見る理解です。
情報が多い際は理解を促すものになりますし、
記憶にも残りやすいので目で見る理解は有効です。
ことわざ通りの百聞は一見にしかずです!
2.目で見る理解②
仮に耳が聞こえない状態であるとしましょう。
その人が何て言っているのか考えたときに
すべてではないですが、目で見て理解できることはかなり多いです。
目で見る理解にすべてを頼るわけではないのですが、
ことばの理解が未熟な小さい子ほど理解しやすいと思います。
3.どっちが有効?
結局有効なのはどっち?
これに関しては目で見る理解の方が有効だと考えられます。
しかしすべての情報を目から入れるのみではありません。
私たちが理解するときにどちらかに依存しているでしょうか?
依存はせず、両方を無意識に併用しているのではないでしょうか。
それで良いと思います。
理解ができるようになるために多くの情報が必要ですし、その子にとって効果的な指示の出し方もこちらが理解できるようになりますね。
4.理解を促すためにすることは?
理解を促すためには、情報を多く入力してあげること
まずは環境を整えて指示を出してあげましょう。
理解は目からと耳からの2種類ですが、
情報は音や音楽、ことば、文字、ジェスチャー…等と数え切れない量があります。
その子にとって有効な方法を見つけていきます。
5.最後に会話のポイント
会話をするときは、
自分が相手からどのように話しかけられたら嬉しいか
を考えて会話をしましょう。
そうすることで必然的に関わり方や話しかけ方が見えてくるはずです。
少しでも参考になれば幸いです。
~ことのはな~言語聴覚士 沼野
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