「チャンスが来ない」ではなく「チャンスは来ない」
このnoteは、週明け全員が集まる会議の場でみんなに伝えている内容を可能な限りそのまま残しているものになります。
備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。
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本文は以下より。
ここ最近、採用活動をしていて、日本は本当に大丈夫か?と感じます。
というのも、外国籍(中国、韓国)の応募者数名の面談をさせていただきましたが、そこで改めて衝撃を受けました。
日本語の能力が素晴らしいこと(聞き返すことも、詰まってしまうこともない)加えて英語もビジネスレベルで使えること、勤労意欲が高い、誰にも負けたくない向上心、日本で働いて日本にい続けたい(日本が大好き!)という切なる思いも含めて、能力も意欲も尋常ではないです。
本当、尋常ではないんです。
我々が異国の地に行って、現地の人と遜色なく会話をし、現地で正社員としてガツガツ働くことが果たしてできるでしょうか。
※Nさんと一緒に仕事をしている人は感じているかもしれませんね。
今回の採用面談では、現在うちが求めていることとはフィットしませんでしたが、グローバルな展開を考えるなら真っ先に一緒に仕事をしたいと素直に思いました。
一方、日本人。
本当に大丈夫か。
採用面談で、まるで意欲を感じない。
未経験職種の応募に対して、ゼロから必死にがんばるという気持ちがまるでない。
こんな質問ばかりです。
こんな状態だと本当に会社に言われたことだけを実行して、対人関係でもめることもなければ、残業することも、休日働くこともないけど、自分に負荷をかけないから自分のキャパもわからないしキャパが広がることもない、結果的に能力は向上しないし、給与も上がらない。それどころか、勤労意欲は低下し自分の時間だけがすべてになる。
俗に言うワークライフバランスはいいのでしょう。
でも、そんな面談をさせていただいた人たちの5年、10年先に明るい未来があるのだろうか。
一方で、世論は賃上げ、賃上げ、政府や企業の経営者次第だみたいなことを言う。
なにかと昭和だ!ハラスメントだ!と叫び、自分の義務を考えずに権利を主張する。迷ったら茨ではなく楽な道を選ぶ。
少子高齢化が劇的に加速し、AIや自動運転などのロボットで人ができる仕事を減らし、さらに外国人の労働者を増やさなければ成り立たない状況にまで近づいていることは、日本人全員が知っている事実。
そんな日本。この先どうなるのか。
日系の企業でも外国人のマネージャーが日本人のチームを率いるなんてことが当たり前になる日が来るのではないだろうか。社内がグローバルで実力主義のユニクロなんかはもうその形になっています。その構図が決して悪いとは思わないけれど、悔しいと思ってほしい。
ユニクロで外国人のスタッフさんに接客してもらったことがありますが、非常に素晴らしかったです。一方でそんなことを感じてしまうこと自体、感覚が古いのかなとも思いました。
嘆いていても仕方ないので前を向かなくてはいけないのだけど、マリサのメンバーは将来どうなりたいのか?を真剣に考え続け、行動し続けて欲しいと思います。結果的にそれが本人にとっても会社にとっても良い影響を与えるからです。
我々のような中小企業ができることなんてたかが知れているのかもしれないけれど、会社も個人も未来を変えるのは自分たち次第です。より良い未来に近づきましょう。
こんなことを考えながら採用活動をしていて感じたことがあります。
「チャンスが来ない」ではなくて「チャンスは来ない」ということ。
評価されない、チャンスがない、チャレンジもさせてくれない。上司や同僚に聞いてもみんな同じことを言っている。入社前とのギャップがすごい。
採用面談でみんな共通して言います。びっくりするくらい。
本当にそういう企業もあるのかもしれませんが、それはあなたや周りがそうなだけであって、別のところで別の誰かが評価され、チャンスを掴み、チャレンジして結果を出しているだけです。
だから、会社は前に進んでいくのです。
企業の経営者を甘く見ないほうがいい。大して自分が働いている会社の苦悩や葛藤も知らず、後輩、同僚、先輩、役員たちの相当な努力も知らずにこの会社はクソだみたいに決めないほうがいい。
あなたが、ただ無能なだけです。(とまでは言いませんが)
「今(前)の職場では、チャンスがない。新しい職場ではチャレンジできる環境を求めます」
残念ながら、そういう人はチャレンジできる環境でもチャレンジしません。
環境を変えれば、チャンスが目の前に現れる。体が勝手にチャレンジする。
私もそう考えていた痛い20代があります。そして、なにもチャンスはなく、チャレンジもしませんでした。
そんなもんなのです。
だって、チャンスは来ないから。
目の前にきたチャンスを掴んだ人がいるとすれば、それは日頃の努力でチャンスに向かっていっただけだと思います。周りは必ず見ています。必死に努力している人のことを。
これはマリサも一緒です。
マリサは転職組が多い中で、前職はなにを言っても上が聞かない。新しいことにチャレンジしようとすると止められた。そんなことを転職活動の時に言っていた人もいたと思います。
マリサに関しては、新しいことへのチャレンジに関して少なからず全否定はしません。私の気持ち的にはどうぞー!です。
ただ、チャンスというお膳立てをして、はい、どうぞ!とはしません。
というかできません。
新しいサービスをつくりたい、新しいチームをつくりたい、支店をつくりたい、日本、海外問わず出張したい、メディアに露出されて知名度を上げたい、グループ会社をつくりたい
妄想だけでよければいろんなことが想像できますよね。
このようなことについて、待っていてチャンスがくると思いますか?
「明日から新規事業担当としてメンバーを5人付けるから頼む」
「来月から大阪支店の支店長として頼む」
そんなチャンスを待っているのなら、大手企業でやってください。という感じです。
まったく新しいことへチャレンジするのも、今の状況でさらに上り詰めるのも、自分で動かないことには、チャンスは現れないし、掴むこともできないんです。
逆に言えば、自分で考えて動くことによって、チャンスを掴むことができる会社がマリサだと思っています。
私が18年働いてきて唯一感じるのは、死に物狂いで働いている人にしかチャンスは現れないし、掴むことも、成功することもないということ。
今の努力で今の自分がいるとするなら、たぶん、来年も今の自分のままなのです。
そして嘆きます。自分が変わることができないのは会社や上司、同僚もしくは社会のせいだと。
これはただの他責です。他責と気が付かない人がほとんどですが。
現状のマリサの中でも、会社や仕事に対して求めるもののレベル感が違う人がいると思います。
先月まではめちゃくちゃ燃えていたけど、今はちょっと落ち着いている。それでいいと思っています。人間なので感情があります。興味関心の矢印も向きが変わります。転職だって考えるかもしれない。ある時、急に会社がつまらなくなることだってある。
決して悪いことではありません。
ただ、「マリサという箱」に関しては、いつ潰れてもおかしくない中小零細企業であり、新しいことにチャレンジして結果を出し続けなければいけない集団ということは絶対に忘れないでほしい。
あなたにはあなたの人生があるのと同じで、マリサにはマリサの人生があるのです。その生き方を決めるのは社長である私です。
だから、会社のビジョンはこうなっています。
主語は会社と個人です。会社は環境をつくるから、個人は挑み続けなければならない。
実現したい世界を
誰もが何度でも挑戦できる環境をつくり
「不動産 × IT」を通じて
住まいの困ったを解決する
打席に立つなんていうことが目標なのではなくて、打席に立ち続けることが我々の責務であると、期首に伝えたと思います。その通りです。
世の中、不平不満は言うけれど行動しない人ばかり。Xを見てても思います。匿名で安全地帯からでしか発言できない人たちが多いこと。
我々はそうなってはいけない。
チャンスは来ない。だから自ら取りにいく集団になろう。
6月10日の週もよろしくお願いします。
最後に
日本の現状は、もう5年前には結果が出ていたのかもしれないね。
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