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好きな人には好きと伝えることが大事

このnoteは、社内の全メンバー(社員・アルバイト・業務委託等の雇用契約に関係なく)へ伝えているメッセージです。

このメッセージを週末に送り、週明けの全体MTGで話をしています。

備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。

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本文は以下より。

さて、本日は「好きな人には好きと伝えることが大事」という話。

前回のファミリーだの無償の愛だの、なんだかだんだんファンタジーな感じになってきたなーと自分でも認識はあるのですが、伝えたい時に伝えるのが役目だと思っているので気にせず残しておきます。

ちなみに昨年の今頃はこんなことを伝えていました。

先日、某社さんと会食させていただきました。知っている人も多いかと思いますが、マリサにとっては大切なビジネスパートナーです。一方で、もっとマリサと密になって会社の運営やサービスを展開したい(M&A的な)というようなお話しをいただいていることも事実です。ありがたい。

これに限らず、数年前とは打って変わってM&A的なお話しを至るところからいただけるような会社になってきました。

大々的に話すようなことではないと思いますが、マリサのみんなにとっては地味に誇れる良いことだと思っています。

そのくらいマリサというのは魅力がたっぷりの会社なのです。

ということで非常にありがたい話ではあるのですが、そもそも私が運良くマリサをバイアウト(買収)した側なので、実は、M&Aしたいと思ってくれている会社さんたちと私は同列の立場であり、LBOが完了した今となっては「申し訳ない。マリサの買収、先越しちゃいました。」という感じでもあったりするのです。別にそうは思ってないですけど、あえて可視化、言語化すると事実そうだったりします。

私がマリサの中にいた人なので、マリサをLBOしても外から見ればなにも変わらないかもしれませんが、マリサという生き物からすると劇的に変化した感じなんですよね。

ま、当たり前ながらそこまで深い話はほとんどの人が知らないので、マリサを売ってくれーと色々と提案をいただくわけですが。

今回はそんなM&Aの勉強会をしたいわけではなくてですね「好きな人には好きということが大事」という話です。

もちろん恋愛の話ではないのですが、今回の会食が開催された(お誘いいただいた)主旨はビジネスパートナーであるのでお互いの進捗の確認はありつつも、M&Aの話はちらつきます。もちろん、マリサは自分たちでがんばりますよー!とは伝えていますが、相手からするとマリサは働いているメンバーもサービスも魅力的で、本当に一緒にできたらと思っていますということは照れながらも言語化してくれます。

だから決断が覆るかと言ったら今回の件はそうならない(先方にもそれは伝えている)ものの、悪い気はしないですし、私としてはM&A云々ではなくてこの人たちともっともっとお客様に喜んでいただけるサービスを展開したい!一緒に儲かりたい!と純粋に思うわけです。
(こちらがM&Aを仕掛ける側になるくらい会社を大きくしたいとも思ったりします。)

もしかして、それ(一緒に儲かりたい!)を狙っているとしたら相当な策士だなと思いますが、人間なので感情があります。素敵だな、尊敬するなと思う人たちと一緒に仕事をした方がいいに決まってますからね。

だから今回改めて、好きな人には好きってちゃんと伝えることの重要性を感じました。もしかしたら自惚れかもしれませんが、良い気づきを与えてもらったので自惚れでも良しとします。

これを読んでくれているみんなからすると、だからなんなの?と思うかもしれませんが、これはマリサに関わってくれているメンバーにも同じことが言えるなと思うから今回お伝えしているのです。

これからもずっと仕事をしていく上で大切にしてくれたら嬉しいなと思います。

私の考えの一つに、会社と働いてくれているメンバー(雇用契約に関係なく)は上下の関係ではなく対等である。というものがあります。

なんだかきれいごとに聞こえるかもしれないですが、本当にそう思っています。

評価や給与が一番わかりやすいと思いますが、会社としては残ってほしいと思う人には待遇や環境をより良くしていきますし、本人は努力して結果を残してより良い待遇や環境を手にしてほしい。これは一方通行ではダメなんですよね。お互いに努力し続けないといけない。

特に社員の人たちには伝えているつもりですが、自分の市場価値がいくらなのかをちゃんと理解する努力をしてほしいと思っています。給与は降ってくるものではありません。サービスを通してお客様に喜んでいただき、ありがとうの対価を頂戴できるので、給与が支払えます(受け取ることができます)。

勘違いしてほしくないのは、働いているからお金がもらえるのではないのです。ここ、重要です。お金がいただけるのは上記の通りです。

会社と働いている人たちの間に齟齬が起こるのはここです。

私はこんなにがんばっているのに。と、結果も伴っていないのに主張するのは違います。もちろん、責任をなすりつけたい主旨はなく、企業側も努力は必要です。

要するに「無い袖は触れない」ということが前提で向き合わなければなりません。

社会はがんばっているだけでは報われないということ。

話を戻すと、マリサとしてはあなたの市場価値のプラス20%は常に支払える組織にしたいと思っています。

正社員の理想の年収例です。

市場価値が400万円なら480万円
市場価値が500万円なら600万円
市場価値が600万円なら720万円

というように。

今、完全にできているとは言えないかもしれませんが、いずれ確実に叶えたいと思っています。

なぜなら、あえてこんな小さな面倒くさい組織でがんばろうと思ってくれて結果が出るなら還元したいからですし、それがマリサに残る意味の一つになるかもしれないと思うから。

会社と関わるメンバーの給与や対価というのは、張り詰めた糸のような関係とでも言えるでしょうか。でもそのくらい対等だと思っています。

究極は「今日」を切り取って、一緒に働きたいと思えるかどうかです。

この考えは創業者から影響を受けたものですが、話を聞いた当時よりも今の方がしっくりきます。

なぜこんな考えになるかといえば、辞めます!となった時に、給与や役職、環境を変えるから残ってほしいという交渉をしたくないからなんですよね。

辞めます!となってからそのカードを出すのは会社としてズルいと思いますし、自分だったら逆に信用できなくなると思うからです。

だったらもっと早くそうしてよ。と思いますよね。

本人が辞めるという決断をしたのであれば、大手を振ってがんばってこい!今までありがとう!いつでも遊びにおいでね!そして、いつでも出戻り待ってるよ!と心の底から言いたいのです。

だからこそ、会社としても好きな人には好きだー!という意思表示をしっかりし続けないといけないと思います。もちろん、これは給与だけの話ではありません。

これを読んでくれている人たちはマリサの大切なメンバーです。

ということは、あなたの周りにも大切なメンバーがいるはずです。

周りの人たちに対して好きだということを言えてますか。

マリサのバリューで言うならまずは「感謝」かもしれません。それ以外にはいい意味での「伝える覚悟」かもしれません。

日頃の感謝、なにが素敵なのか、なにが良かったのか、意外と人は伝えるのが苦手ですよね。

日本人は特に褒めることが苦手に感じます。誰かになにかを褒めると偉そうだったり、キザっぽくなるんですよね。なんなら表現によってはセクハラとまで言われてしまいそう。この辺りは欧米の感覚の方が素敵だなと思います。

社歴や年齢、職種の違いなども相まって言いづらいかもしれません。

だからこそ、今回あえて書いています。

好きな人には好きってちゃんと言わないと伝わらないということ。

特にリーダー職や社歴の長くなってきたみなさん。

自分の評価や結果ばかりに目がいってしまうと、周りに対して日頃の感謝や気持ちを伝えることができなくなったりします。

組織にいる以上、周りはライバルかもしれませんが、前回の通りマリサはファミリーで結果主義の会社にしたい。

ということは、好きな人にはちゃんと好きって伝えることも大事な要素かもしれません。

今回あえて「好き」というくすぐったい表現を使いましたが、かしこまった表現よりも、好きだー!くらいの方がファンキーでいいかなと。

せっかくなら、ファミリーでファンキーで結果主義のマリサを目指そう!

1月もラスト!
最後の最後まで走り切って一緒に笑おう!

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