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子どもを他人の子と比べそうになったら。「していい比較、してはいけない比較」
よく「他人と比べても良いことはない」という言葉を目にします。しかし、人と比較することは一概に悪いとは思いません。
中略
大切なのは、そのあとの感情です。劣等感や優越感を抱く比較は、する必要がありません。していい比較と、してはいけない比較の境界線はそこにあります。もっとも良いのは、相手との違いを「素晴らしい」と思えることです。比較することでわかる相手との差異に感謝できたら、人間関係の悩みはすべて消えます。
武田双雲さんの「ありがとう」の教科書からの引用です。
抱いた劣等感
先日、仲の良いママ友から子どもの描いた絵の写真が送られてきました。
息子と同じ2歳の子が描いた、丸を組み合わせて人間らしくなっている絵を見て、なんとも言えない気持ちに....。
息子はお絵描きをあまりさせていないからか、まだ丸は描きません。クレヨンを出すと少し殴り書きをした後、クレヨンをかじり始めるので、そこで終了となります。
ちょうど発達障害ではないか、と言われた直後だった事も相まって、劣等感に苛まれたのでした。
親への感謝
話は少し変わりますが、私は3月生まれにも関わらず、劣等感というものをあまり持ったことがありません。
スポーツは得意ではありませんが、小学校の頃リレーの選手に選ばれた事もあるし(ただし走った中ではダントツに遅かった。あの時のクラスのみんな、ごめん。)、勉強はむしろ他の人より出来ました。
高校生の時、保育園へ職場体験に行った際「3月生まれは他の子より発達が遅いから、気にかけてあげないといけない」と保育士さんに教わり、初めて3月生まれの不利な部分を知って衝撃を受けたのを今でも覚えています。
思い返せば、「他の子と比べてあなたは〜〜」と言われた試しがないからなのかな、と。
大人になってから聞くと、「3月生まれだったから、ちゃんとやっていけるか心配だった」そうですが、そんな風に思っていることを私に感じさせずに育て切ってくれました。
それがいかに凄いことで、ありがたいことなのか、自分が親になって痛切に感じます。
凸凹で良いじゃない
また話が飛んで、今度は私たち夫婦の話。
私たち夫婦は得意なことが全く違います。夫は地図が読めなくて方向音痴ですが、私は得意。一方、私は人の顔と名前はまるっきり覚えられませんが、夫は得意です。
得意なところが違うからこそ、お互いに補い合って上手く生活できています。
完璧な人間なんかいないから、自分が苦手な分野は誰かにお願いする、そう言う力を養うのも大切です。その分、自分が得意な分野で誰かのためになれば良いのです。
そうやって誰かの凸と誰かの凹が組み合わさってうまーーく社会が回っているのかな、とそう思います。
ありのままの子どもを受け入れる
さて、話は戻って息子の話。
お絵描きは得意ではない息子ですが、パズルが好きだったり、プラレールは分解して中の構造を見るのが好きだったり…。
好きなこと、良いところがたくさんあります。
私の親がそうであったように、私も息子を「他の子と比べてどうたらこうたら…」と言うことなく、息子自身を見て、全てを受け入れて、成長を見守っていきたいな、と思った次第です。
そうすることで、息子自身が自分の凸凹を受け入れ、得意を活かして活躍できる人、他の人の苦手を受容できる優しい人に育ってくれたらと思います。
どうぞよしなに。
参考図書
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