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シン・ウルトラマンの感想文

ややネタバレあり注意。

シン・ウルトラマンで一番好きなシーンはガボラとの戦闘。
元のガボラにはドリル付いてなかったので最初あれっ?って思ったけど、ドリルのおかげで見どころ満載の戦闘シーンに。ウルトラマンが素手でドリルを掴んで固定すると反作用?でガボラ本体が回転しそうになるところとか(うろ覚え)。

基本的に怪獣プロレスが見たい派なので、序中盤の流れが好き。禍特隊の危機感にリアリティがないとかおマヌケな感じだとか心理描写が雑だとかの批判はあるかと想像するけど、自分はあまり気にならなかった。あのくらいサクサク進んでくれてバンバンかいじゅうとの闘いを見れる方がうれしい。というか自分の中の眠れる怪獣愛にあらためて気づかされた感じ。昔のウルトラシリーズのBGMには血が滾りました。

むしろ終盤で出てくる「人類とは?」みたいなテーマは映画のテンポ感を落としてしまったような気がする。そういう小難しい話は匂わす程度で良かったかも(あくまで私見)。もちろんサシ呑みのシーンとかは好きでメフィラスも好演だけど。

あと、長澤まさみが尻を叩くシーンとかクンカクンカされるシーンとかは「セクハラだ」みたいなレビューも見たけど、そこまで気にならなかったなあ。まあ匂いを嗅いで居所を突き止めるのはちょっと無理がある感じもしたけど、個人的にはお笑いシーンだと感じてました。庵野作品(←私はそんなに観てないけど)に出てくる唐突な生臭さというか、そういうのが苦手な人はダメかもしれない。

トータルではシン・ゴジラの方が完成度が高いと思う。でもシン・ウルトラマンは愛すべきB級作品にして壮大な二次創作。もし人に勧めるならシン・ゴジラ、でも自分が好きなのはシン・ウルトラマン。ってところです。なぜならば。ちっちゃい頃見てた(そして大きくなってからも再放送やらで見てた)ウルトラシリーズの怪獣達が好きだからです。楽しけりゃいいということで。おしまい。

(間違って元記事を消してしまったので再掲しました)

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