陰ヨガ
陰と陽☯
全てのものには陰と陽がある。
というのは聞いたことがありますか??
太陽と月
光と影
男と女
動と静
…
フランス語だと、机が男性名詞で椅子が女性名詞だったりしますよね(ん?あってる??)
陰陽のマークを見てもらうと分かるかと思いますが、
陰の中にも陽があって、
陽の中にも陰があります。
(これについてはまた改めて…)
陰ヨガと陽ヨガ
陽のヨガ…というと、分かりやすいのが太陽礼拝。
アクティブに体を動かして、
交感神経を優位にしてくれる、
と言われているシークエンス。
呼吸も、吸いやすいポーズ&吐きやすいポーズが
交互に並べられていて
更に背骨もアクティブに動かすため
自律神経の働きを整えてくれます。
私も通常クラス内では
必ず取り入れている大好きな太陽礼拝。
そしてその他もアクティブに立ちポーズもとりながら
体を動かしていくのが
陽のヨガです。
そして陰ヨガ。
陰ヨガでは、
一つのポーズ(基本的には立ちポーズはありません)を3~5分キープし、
自分の体や呼吸の様子を見つめる、
瞑想の要素の強いヨガ。
股関節や、中医学での経絡にアプローチするポーズが多く、
内観を高められるヨガの一つです。
柔軟性もアップする…と言われていますね。
ポーズをとっている5分間
この5分間。
結構長く感じるかもしれません。
私も最初の頃は、
とにかくキツイ…、もうポーズから抜けたい、
このあと何するんだっけ?
次のポーズなんだろう…??
それはそれは、違うことがいつも頭の中を巡っていました。
これは決して悪いことではなく、
人間の脳は、常に動き回るものなので仕方のないこと。
ただ常に動き回ってばかりだと、
脳も疲れてしまい、心も疲れてしまいます。
今、ここ
にマインドフルにとどまること。
それがポーズをキープしている時間に行うことの一つです。
どんなふうに、今にとどまる?
私の教わったこと。
そして瞑想や陰ヨガ。ヨガニードラなどで行っていることを簡単に説明しますね。
○呼吸に集中する
今息を吸っている。
今息を吐いている。
ただそれだけに集中します。
○安定する場所を探す
うつ伏せや仰向け、座位のポーズが多いとはいえ、
3~5分同じ姿勢は、結構きついです笑
体に負担のかからない場所を探します。
(陰ヨガのクラスでは特に、インストラクターがブロックやボルスターを使ったオプションを提案してくれると思います。積極的に使ってみるのが良いですよ♬)
体をモゾモゾ動かして、
安定する場所が見つかったら、
自然な呼吸を繰り返します。
○エッジを見つける
安定する場所が見つかると
呼吸ごとに緊張が解けて、ポーズが深まる感覚があるかもしれません。
例えば前屈のポーズ。
すこしずつお腹が太ももに近づいて
気持ちよく腿裏や膝裏が伸びてくる。
もう少し深めても大丈夫かな?
これ以上いくと、痛みになるかな?
怪我のもとかな?
でもこれくらいなら…と
自分の体と相談しながら、
気持ち良いところと危ないところの間。
エッジを丁寧に探します。
○感じていることを感じてみる
伸びているところ
詰まりを感じるところ
気持ちの良いところ
不快な感覚のあるところ
冷たい?温かい?
柔らかい?硬い?
軽やか?重い?
自分の感じること。
そしてそれを心地よく思っているのか、
それとも居心地が悪いのか。
それとも、特に快も不快もなく、
留まっているのか。
呼吸の流れや、皮膚の感覚。
そして耳から入ってくる音に対して
どう感じているのかを見てみるのも良いかもしれません。
安定する場所を探し、エッジを探し、
感じることを感じてみる。
それを繰り返してみます。
○違うことを考えても、深追いしない
頭の中に違うことが浮かんできたら、
あ、それ今私、考えたんだなー
と確認して、
また呼吸に集中します。
なかなか呼吸に意識が向かないときは、
吸う息で、”今”
吐く息で、”ここ"
と心でつぶやくのも良いです。
呼吸が船の錨となって、
自分の意識を自分の中心へ戻してくれるように、
呼吸に集中してみます。
陰ヨガのポーズから抜けるときは
ゆっくりと、少しずつ、
インストラクターの指示に従って
ポーズを解きます。
怪我の防止。
そして自分の体の観察のため、できるだけゆっくりと。
終わったあとの感覚を味わい尽くす
ポーズから抜けて、しばらく座る時間、休む時間も、
ヨガではとても大切です。
体の変化。
呼吸の変化。
心の変化。
全てを積極的に集中して観察します。
私は集中力がなくなって
他のことを考え出すと…寝ます笑
一つの指標となるため、
他のことを考えだしたら、
結構無理して集中します。
(良いこととはあまり思えないけど…笑)
ただそれを通り過ぎると、
体の力が抜けて、無理なく集中している自分を見つけることもしばしば。
皆さんそれぞれの陰ヨガを
楽しんでみてください。
私のクラスでは、朝ヨガが多いため、
陰ヨガのみ…というクラスはあまりありません。
陰陽ヨガという形で、
陰ヨガの後に、その余韻を味わいながら大きく体を動かすことが多いです☘
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