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【読書おすすめ】あの世に聞いた、この世のしくみ(雲黒斎)

図書館で何気なく借りたら、ちょうどコミュニティでも話題に上っていてセレンディピティ。しかもYさんは「人生をかえた一冊」とのこと、期待大でした。

内容は壮大で読みやすく、この世とあの世の仕組みを、レンタカーでの旅行や学校になぞらえて面白く理解させてくれます。でも親しみやすさの割に内容が深くて(笑)私はまた全貌を腑に落とすことができていません。

この本から着想して、うまくいったことの一つは、アファメーションの仕方です。
こうなりたい姿をありありと描いて、日々細かく作りこんだり唱えたりすることで、思考が現実化する。私はそれがどうもうまくいきませんでした。なぜならどんなに細かく場面設定してワクワクしても、そのワクワクが続かないんです。具体的に作り込みすぎなのかもしれません。そしてどこかで空々しく思っている自分もいる。

「私は◎◎という姿になっています」「●●を実現しています」と口にしても、ひねくれ者の私は嘘やん、今そうじゃないやん、とどこかで毒づいているのだから、そんなふうに「嘘をついて」いても実現するわけがありません。

大切なのはその自信・確信です。~~に近づいているという自信や確信は、~~に近づく現実を引き寄せられるのです。

私は具体的に、ここしばらくの、実感のある現実を思い浮かべながら口にしてみました。こんなことがあった、こんな風に感じられた。自分はますます、~~に近づいているのだと。

すると、これまでになく胸が沸き立つのが感じられました。五感で納得できたことを言葉にし、口に出して自分にも聞かせ、そしてますます上質世界に近づいていますと言ってみたら、自分にとって嘘のないアファメーションになりました。
つまりは今ここの自分を幸せにできたことで、影響の輪を少しだけ広げたということかもしれません。

まだ咀嚼しきれないのは、煩悩をアルコールになぞらえて、私たちは人生という更生施設の中で酒盛りに明け暮れているようなものだ、という部分です。そこでは自我というマインドコントローラーが「今のままじゃだめだ、もっと〇〇な自分じゃないと幸せにはなれん」とささやき続けているのです。この囁きは止まることがないので、ほんの短時間の瞑想で「解毒」するだけでも肝臓が喜ぶそうです。
なるほどな!と膝を打ちつつも、私はまだ自我の鎧をほどくヒントが見えません。色即是空カモン!本の続編に進みます。


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