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【商業出版する方法+373】幸せに成功する商業出版ロードマップ⑨プロフィールが整っているだけで本が出せる!?売れる本に結びつく「著者紹介」の書き方
元KADOKAWAのビジネス・実用書出版プロデューサー+編集者+コンサルタントの渡邉理香です。
商業出版へのロードマップ。今回で9回目です。
過去記事は「マガジン」を作成したので、下記も参考にしてください。
さて、以前のこちらの記事で、編集者は企画書の中でも3つを特に重要視している!って話をしましたが。。
”こちらの記事”↓↓
372では「仮タイトル」についてお話しました。
今回は「著者のプロフィール」についてシェアします。
1、著者プロフィールが整っているだけで、売れる本のオファーがくる!?
これ・・嘘のような本当の話だったりします。
全ての企画書や企画がそうだ、、とは言えませんが、少なくとも「著者紹介」の部分が充実していると、それを読んだ編集者が
「このプロフィールを見ると、◯◯という別の企画でオファーができるんじゃないか?」
「いただいている企画よりも、別のテーマで著者として執筆依頼した方が、売れる本になるんじゃない??」
と考えて、逆企画オファーがきて、商業本が決定する・・・
そんな状況も割とあります。
仮タイトルや目次・項目案を含めた「企画コンセプト」が脆弱であっても、著者紹介の項目がしっかり書かれているだけで、良い本づくりができたりするので、ぜひこの項目は適切にまとめておいて欲しいな〜というのが本音ですね。
2、とにかく「著者紹介」の部分の「情報が薄すぎる」!
会社員編集者時代から「困ったな」と思えることがあります。
それがとにかく「著者紹介」の情報が”薄い”のです。
もっとぶっちゃけ言えば、
「ご自身のことが全然アウトプットできていない」
「アウトプットの量が少ない」
「バリューが薄い情報しか文章化されてない」
「上辺だけのプロフィールしか書かれてない」
「プロフィールの情報が浅い」
ってことが、困ったことでした。
これ、どういうことかというと・・
全くその著者(候補)の「強み」や「個性」が全く文章表現化されていない、ってことです。
どんな人生を送ってきて
どんな職業の変遷があって
どんな経緯があって今の仕事についていて
どういう経験のもと、今の仕事(活動)をするようになったのか
どんな流れで出版企画のタネとなるコンテンツを生み出すに至ったのか
そしてどんな実績や成果を出してきたのか。
どういう人たちから、どんな「ありがとう」の言葉や支持をもらってきて、
どんなビジネスジャンル・コンテンツが強いのか。
どんなビジネスコンテンツで、どんな人を救えるのか・・・
こういう情報が、全く出ていないんですよね。
著者紹介の項目は「履歴書の自己紹介を書くのとは全然違いますよ」。
スタンスとマインドをまずは変えましょう。
あくまでも「著者として、どんなアウトプットができるのか」「そのためにどんな経験を積んで、どんな実績や成果を出してきたのか」が伝わる文章に変えることが大事なのですよね。
著者の場合は、読者から信用されないといけません。
そうでないと読んでもらえないし、学びとってももらえない。
ある意味、存分に自分をしっかり編集者(読者)に対し、アピール&プレゼンしていくことが大事なのです。
それを表現するためには、最低でも500文字〜(多くても)800文字程度以内でまとめるのがオススメです。
3、著者紹介は長すぎると読まれないのでは?
・・・と思う方もいるかもしれませんが・・。。
バリューある情報がまとまっていれば、編集者は意外と読んでます。
その意味でも、ダラダラと書くのは違います。
でもあくまでも目安の字数を考えれば「500文字〜800文字くらい」が妥当かな〜って考えますし、自分でもそれを実践・アドバイスしていますね。
4、著者紹介でどういうバリューある情報を書くか?
私が企画書にかく「著者紹介(プロフィール)」については、以下の項目がベストかな、っと考えており、アドバイスさせてもらっています。
1、著者氏名(ふりがなをつける)
2、肩書
3、生年と出身地
4、最終学歴(テーマやジャンルによっては書かなくてもいいこともあるが、できるだけ書きましょう)
5、最終学歴以降の人生と職業経歴
〜V時回復エピソードなどがあると説得力があがりやすい
6、実績や成果
7、未来
1、の著者氏名ですが、、これはまあ、普通に書くことですね。
ですがビジネスネームやハンドルネームを使用している人もいるので、その場合は「本名」とあわせて記載ください。
ふりがなは必ずつけましょう。日本語の名前の「漢字」は、読み方が難しいケースが多いです。
正式な名前を読んでもらえるように配慮しましょう。
2、肩書ですが・・
これは、ご自身の屋号や活動している職種名などを書いてください。
よくあるのが・・・
ライフコーチ
スピリチュアルコーチ
お金コンサルタント
経営コンサルタント
会計士
税理士
星読みコーチ
心理カウンセラー
起業プロデューサー
・・・・などなど、
コーチ・コンサル・セラピスト・教師・講師・士業系の人たちは、ご自身のブランディングのために「オリジナルな肩書」を持っている人も多いと思います。
それがあるなら、それを書いてください。
そして、屋号や法人成りの人は会社名を書くのも良いですよ。
3、生年と出身地
編集者には「自分がどういう人間か」を伝えておきましょう。
生まれた年と出身地を書くことで、その人の背景を知れます。
それが編集者の興味を引いたりすることもあるので、ぜひオープンマインドを持ってください。
ちなみに、本の場合は、かなりの高い確率で「生年」と「出身地」を著者紹介のところに書いてます。
読者への信用・信頼を高めるためでもあります。
4、最終学歴
大学を卒業している人は、
◯◯大学××学部卒業
◯◯大学大学院××学部修了
などと書けば良いです。
高校や専門学校卒はその名前を書きましょう。
大学を出てないとか、低学歴だ高学歴だ・・・といったことを編集者や出版社が判断するためではありません。
著者(候補)の人となり、人間としての側面をただみているだけです。
だから臆せず堂々と書いておいてください。
5、最終学歴以降の人生と職業経歴
〜V時回復エピソードなどがあると説得力があがりやすい
この点ですが・・・。
ここの項目を一番厚く書いておいてほしいです。
どんな人生経験・職歴を経験していく中で、なぜ今の仕事や活動をするようになり、出版企画としてプレゼンすることになるコンテンツを醸成するに至ったのか。
この「変遷」「ビフォー・アフター」が明らかになればなるほど、読者を引き寄せます。
大体ビジネス・実用書の著者さんは、
挫折
失敗
悔しい
なんとかできないものか・・・
という経験をフツーの人よりたくさんしてます。
だからこそ、その経験を「ストーリー」として惜しみなく出してほしいのですよね。
そういう経験をむしろオープンに出すことで、ハウツー本著者であることに説得力が増すのです。
この部分は、オープンマインドに書いて存分に表現してほしいものです。
6、実績や成果
実績の表現・記載方法でのコツは出し惜しみしないことです。
日本の人は「奥ゆかしすぎ」なことが多いです。
会社員編集者時代でも、出版コンサルとしても・・・いろいろヒアリングしてみてはじめて・・・
「え。そんなすごい実績や成果を出しているんですか!?なんでもっと早くアウトプットしてくれないのですか!」
と伝える(叱っちゃうw)ことも数知れず・・・。
出版企画書は編集者や出版社のスタッフだけがみますから、ここの出し惜しみをしないこと。
それで損してる人多いと思います!
十分に実績や成果を編集者に伝えてくださいね!
7、未来
現在も活躍しているけど、今後どういう方向性に進んでいきたいか。
抱負を簡単に伝えていくのも、有益です。
簡単で結構なので、サラッと書いておきましょう。
ということで・・・。
実はプロフィールの書き方を話すとめちゃくちゃ長くなるし・・
非常に「奥深い」世界です。
世の中には「起業家や経営者のプロフィールのライティング」を仕事にしている人も多いくらいなので・・・。
それだけ「自分をどう表現して、伝えていくか」はとても大事なことなのですよね。
このnoteだけでは伝えきれないので、ぜひ私の動画もご覧ください。
限定公開の特別動画を載せておきます。
>簡易的に説明したプロフィール書きのポイント・・・動画↓↓
>完全版!著者紹介の書き方を全網羅してお伝えする解説動画↓↓
出版企画書の「著者紹介(著者プロフィール)」を整えるだけでも、あなたのビジネスや活動を適切に表現できる武器としてツールとしても使えます。
ぜひこの際、プロフィールの書き方をマスターしておきましょう!
今日はここまで〜
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