保育士から見た底辺職業ランキング
底辺職業ランキングに保育士がランクインしている記事を読んで感じたこと。
人気のマスコミ業界から保育士を敢えて選んだのは、こうしたランキングが、間違っていることをしっかり現場目線でお伝えするため。
違和感を感じた点をお伝えします。
底辺職業の特徴について。
(1)肉体労働である
→お散歩、抱っこ、おむつ替え。確かに全身を使いますが、肉体だけでなく、同時に子どもたちの発達に応じた声がけや関わりが必要です。
保護者対応、地域コミュニティとの連携、四季の移ろいを感じる心や文化の継承、歌&リズム遊び、造形制作、絵本の読み聞かせなど、必要な役割や技術、知識は多岐に渡ります。
(2)誰でもできる仕事である
→否。穏やか、にこやか、のんぴりしているように見えて、全身全霊で子どもの安心、安全、成長、快・不快、喜怒哀楽の変化に対する目に見えないセンサーが働いています。
(3)同じことの繰り返しであることが多い
→食べる、寝る、遊ぶ。生きることに欠かせない大事なことを、日々疎かにしちゃう方が危ういです。
それに、同じことの繰り返しのようで、子どもたちは日々成長しているから、一人ひとりとの関わり方も、日々アップデートしています。
今回底辺職業で括られているものは、お給料が低いとの指摘もありますが、給与設定の方が間違っています。
まだ保育士として勤め始めててから、3ヶ月ほどですが、保育士の関わり方次第で、子どもたちの生きる力、資質は多方面へ広がり、深化する可能性を膨らましながら、育まれていき、明るい未来に繋がっていく。
保護者たちも、安心して働ける。
少子化対策、女性活躍推進、子どもの貧困、虐待、持続可能な社会の担い手の育成など、日本が解決したい社会課題解決に貢献もしている。
保育士は底辺職業として忌み嫌われる職業ではなく、社会を変える力がある尊い仕事だなと確信しています。
参考▼