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あんなに辛かった不妊治療が、セルフコンパッションを学んで楽しめるようになった話。
本記事は「不妊治療」に関する内容に触れております。もし読むのが負担に なる方がいたら、ご自身の健康状態に留意しながら進まれるようお願いいたします。
2人目の不妊治療が始まった⋯!
私は1人目を3年前に、体外受精で授かりました。
そのときの記録はこちらにまとめています↓
2人目もずっとほしいと思っていたんです。でも⋯1人目の治療や妊娠期間がけっこう辛いものだったので、ずっと踏み切れずにいました。
ただ9月に500km離れた実家から母を呼んでの家族会議の末、2人目の治療に踏み切ることに。
その足で久しぶりに不妊治療専門のクリニックのドアを叩くことに⋯!🚪
今回決めていたこと
今回治療するにあたって、心に決めていたことがあります。それは、
✨️いろんな人の力を借りながら、治療を進めていくこと✨️
1回目の治療は、結構フルタイムでの学校の先生との両立ということもあり、考える暇も立ち止まる暇もなく、あっっっという間に進んでいった感じがありました🐎
また今気づくと、自分をどこか「治療しないと授からない、かわいそうな人」として見ていました。(なんじゃそりゃですが)
だから、病院の先生や看護師に聞きたくても、どこか遠慮して聞ききれなかったり、不安から暗い気持ちで通院していたりしていて、全く楽しくありませんでした!!(どんより気分☁️)
だから、「こんなものなのかな?」と違和感を感じていても、一人で抱え込んでいたように思います。(頼るスキルが足りなかったのもあるのかもしれません)
ときに先生の言葉がジャックナイフのように刺さってグジグジ悩んでしまったり、結果に一喜一憂したり⋯もうジェットコースターのような気分の波でした🌊or🌊
今回は自分にも「同じ思いはもうさせないからね」と言い聞かせ、比較的楽しく通院することができていたように思います。というのも、そうでもしないと・・・・
\\ 不妊治療はときに、残酷でシビアだからです //
不妊治療のシビアさ
私の場合はですが、卵子を凍結しているので、胚を戻すだけなのですが、
・毎週の通院(しかもホルモンによって治療スケジュールが読み切れないので候補をいくつか抑えておく必要がある)
・2日に1回、お腹に張り薬を貼る
・毎日3回膣座薬を入れる
・毎日2回飲み薬
こういうことが必須になってきます。
※これは決して大変さを伝えたいのではなく、不妊治療の現実や理解を広めたくて書いております。
さらに卵を育てて採卵するというフェーズでは、
「自己注射を毎日同じ時間に数本自分でうつ」もしていました💉
これがまた超痛い⋯!し、自分でやるのは辛い。
だからこそ、「楽しんでやる」「楽しみながら通う」というのはすごく私にとっては意識しないとできないことだったりしました。
ただしかーし、今回の私は一味違った!
ただしかーし!!!今回の私はヒトアジ、違いました。
それは胚移植のときです。担当の先生がこう言ったときです。
👨⚕️:「今回、めちゃくちゃ良い胚を戻しますよ〜!こりゃ期待できるね。これでできなかったら、うちも困っちゃうよ!」
おっと、先生こんなセリフ言っても良いの?!と思わずツッコミたくなったのですが⋯👂️
今回、私はこの言葉にこう切り返したのです。
👩:お〜先生期待して良いんですか?!はい、がんばります!💮
そうすると、先生は
👨⚕️:お、その考え良いね〜スポーツ選手も「やれます」「できます」と言うと結果良いようになるもんね!
こう言ってくれたんです・・・涙(´;ω;`)この言葉がその後の私をどれだけ励ましてくれたか・・・ありがとう!先生!
前の私だったら
おっと、ここで時を戻しましょう・・・!!⏰️
多分3年前の私だったら、この言葉をこう受け取っていたでしょう。
👨⚕️:「今回、めちゃくちゃ良い胚を戻しますよ〜!こりゃ期待できるね。これでできなかったら、うちも困っちゃうよ!」
👩:「あ、そうですか⋯ありがとうございます⋯」
(心の声:病院の成果のためにってこと?私自分のことで必死なんだけど、何なの?その言い方⋯こっちのことも考えてよ⋯)
すごい自分の変化を感じられて、嬉しかったエピソードでした💮
2024年、今年の金メダル🥇を自分にあげたいくらい⋯!(大げさ)
今回楽しめたのも、コンパッションのおかげ
今回治療を楽しめたのは、「セルフコンパッション」という3ヶ月の長期講座を受けたおかげです。
セルフコンパッションとは、自分への思いやりを持ち、失敗や困難を非難せず、受け入れ、優しく向き合う姿勢のこと。
コンパッションの考え方には、3つの思いやりがあると学びました。
①自分への思いやり
②他者への思いやり
③他者からの思いやりを受け取る
この3つの輪は循環しており、この輪が大きくなっていくことで、自分への優しさを向けられるようになるとの教えです。
今回の例でいくと、先生からの応援を「思いやり」として受け取れたからこそ、自分にも思いやりを向けることができました。
これまでだったら、思いやりではなく、「攻撃の一種」として受け取り、自分を守っていたかもしれません。
不妊治療という、ある種私にとっては、困難が伴う出来事。セルフコンパッションで学んだ智慧を活かすことができ、自分をもっと好きになれました。
この記事は
このnoteは、「コンパッション・コミュニティー」 の「コンパッションアドベント2024 Advent Calendar 2024」の記事として綴ったものです。テーマは「コンパッションとわたし」「2024年にコンパッションを向けてみる」。
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