初めての事故
2016年4月28日
人生で初めての交通事故
事故と言っても大きなものではない
ただナビを見ていて前方で信号待ちをしていた車に軽くコツン。としてしまったもの
相手の方はとても優しい人で
『怪我してませんか?大丈夫?』
『この程度の傷なら気にしないんだけど…会社の車だからちょっと確認しますごめんなさい』
『寒いから車の中で待ってていいから』
事故をしたのは私なのに…
とても申し訳なく思ったけど救われた
そのときはそんな風に思っていました
相手の車の傷は正直大したことはない
私の車は警察でさえどれが傷?と言う
私たちが今回の事故で作った傷だと思っていたものは古い傷だから違った
念のため事故として処理してもらいこのままことは済むだろうと思っていた
家に帰って謝罪の電話をしたとき
ごめんね、会社の車だからやっぱり
車屋さんに持って行って見てもらうね
焦った
この瞬間に相手が悪魔に見えた
私は親に嘘をついてしまったのだ
私と親の関係はまた後ほど詳しく
ただ、正直に何でも話せる関係ではない
私は車をぶつけられたことにしてしまった
これで保険を使ったら親にバレる
いろいろパニックでどうすればいいのかわからなくなってしまった
事故の経験がある人を一生懸命探した
ぶつけられた側の経験がある人ばかり
世の中には半数ずついるはずなのに…
私の周りは事故なんてする人がいない?
私ってもしかして大変なことした?
何でもインターネットで調べられる時代
それなのに答えが見つけ出せない
何を信じていいのかわからない
負の連鎖
そんなとき保険屋さんの友だちがいた
私のことを助けてくれるのはこの人だけ
そんなことを思って頼ろうとしていたとき…
とりあえず保険会社に連絡して!
もし相手が体痛いって言ってきたらもうどうにもできないよ?
え…。
他に事故した人たちもみんな口を揃える
確かにいい人だったけど悪魔に見えたあの瞬間を思い出して怖くなった
けどもう後には引けない
私は相手を信じて祈るしかなくて早く修理だけ済ませて終わらせたかった
今度は車の修理に詳しい友だちに連絡
こんな事故だけどどのくらいするの?
修理についてあれもこれも聞き出した
結果どんなに高くてもバンパー交換で15万
え?あんな傷で交換?嘘でしょ?
でも言われたら払うしかないのかな…
お金どうしよう、ない。
学生時代貯めたお金を全て使い果たした自分を恨んだ
そもそもお金をふたりに貸して15万
なぜあのとき貸してしまったんだろう
帰ってくる保証がないお金たち
ここでまた事件は起きる
ゴールデンウィークで車屋が休みだから連休明けにお願いします
待って、1週間以上この気持ちのままいなきゃいけないの?
泣きそうだった
と言うより泣いていた
とりあえずその連絡がきたら何かできることがあれば助かるから報告して!
保険屋さんの友だちに言われたから待つことにした
もう事故はしない。したくない。
そんなことを思いながらゴールデンウィークは幕を開けました
ここからさらに負の連鎖が私を襲った