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「なにもしていない」罪悪感との戦い【漫画】

うつ病とつきあうことは、「なにもしていない」罪悪感との戦いだと思っている。


そんなあの頃のはなしをすこしお届けします。

何もしてないけどちゃっかしお腹はすいて食べる。涙は出ないくらいよくなっているはずなのに。私には気力がなくてただ無意味な存在だなぁと思ったりする。


時計はただの数字なのだと、むりやり言い聞かせる。


いま、できることをやるしかない。1人で自分を責めてもなにも変わらない。
もし、できることが誰かのためになっているとしたらそれで十分。


おまけ

煉獄さん並みにうまいと言う夫

今はごはんを作るだけでも自分すごいやん!って思う。

なぜかというと、本当に何もできなかった日々を知っているから。

もちろんごはんも作れず毎日レトルトや冷食を食べていました。包丁も使わず、野菜も買わなかった。どうせ腐らせるから。

夫はコレステロールが高くなってしまって、わたしのせいでこの人は不健康になり、寿命を縮めるのだ。わたしが殺すようなものだと思いました。
それでもわたしは何もできなかった。

それから数年後、自炊ができるようになり、夫のコレステロールは正常値になりました。泣いた。

今ではほぼ毎日自炊している。ごはんもおいしい。

その日々を知っているから、あたりまえに野菜を買って調理したり、料理の本を買ったり調理器具をそろえたり。そんなことがうれしくて。

それで十分だと思っている。


おわり


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夏山りんご
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