【人生を変える習慣管理メソッド】 イフゼンルール・イフゼンタスク管理法の教科書 (上巻)
本書は、習慣の力で人生を変えるメソッド『イフゼンタスク管理法』と『イフゼンルール』について、5年間1日も欠かすことなく実践と研究を重ねてきた私がまとめたnoteの上巻です。
そう思った方、ちょっと待ってください。
あなたがもし以下に1つでも当てはまるなら、どうかもう少し読み進めてみてください。
イフゼンルールとは、「習慣化」 への高い効果が科学的に証明されているテクニックです。
そしてイフゼンタスク管理法は イフゼンルールを応用した "習慣とタスクの管理メソッド" であり
習慣化だけではなく「上記5つの悩みすべて」 に対して効果を発揮します。
後述する『成功の方程式』を実践に落とし込める、最強のメソッドです。
ただし、以下のような方はイフゼンタスク管理法には向きませんので、本書はお役に立てません。ご注意ください。
イフゼンタスク管理法を習得するとこんな未来が待っています。
本書を読んでくださった方からの感想を一部ご紹介します!
\ noteさんから、こんな通知もいただきました! /
このnoteは5年間毎日イフゼンタスク管理法,イフゼンルールと向き合った私の経験から得たノウハウや知見が詰まったnoteです。
単純に本や既存の研究結果をまとめただけのnoteではありません。他のどこにも書かれていない内容が多く含まれます。
ぜひ本書をお読みいただき、あなたの人生のお役に立てれば幸いです。
【1章】習慣
1章では、イフゼンタスク管理法を語る上で欠かせない『習慣』とその重要性について簡単に解説します。
・習慣とは?
突然ですが、あなたは日常的に『習慣』って意識してますか?
習慣とは、「日常的に繰り返し、無意識に行っている思考や行動」のことを指します。
例えば...
これらの習慣行動をするのに、意志は不要です。
皆さん朝起きたら無意識に顔を洗いますし、帰宅したら手を洗いますよね?こういう無意識に行っている行動が『習慣』です。
『習慣化』=『脳と体の自動化』と考えてください。
・習慣の重要性
そしてなんと、
この『習慣行動』は人生の行動の40~50%を占めると言われています。(80%という説もあります。)
つまり
ということになりますよね...?
これ、恐ろしくないですか?
習慣の重要さを知らずに生きると、人生の約半分を流されるがままの行動で終えてしまうんです。
また別の話で「人は何に対して幸せを感じるのか?」を方程式にした『幸福の公式』というものがあり、
この公式からは『幸福度の90%は思考習慣と行動習慣に依存する』ということが分かっています。
この数字を見ると
「習慣を制したら、人生自由自在じゃない?」と思いますよね。
習慣を意識し、日々習慣の質を上げていくこと。
地道で遠回りなように見えて、実はこれが目標達成や幸福への最短ルートなのです。
【2章】イフゼンルール
前章では、イフゼンタスク管理法やイフゼンルールの前提となる『習慣』について記述しました。
人生を自在に操る方法において "習慣化" は最強のテクニックでしたね。
そして、数ある "習慣化テクニック" の中でも最強なのが『イフゼンルール』なのです。
つまり、最強 of 最強 ということ。
本章では、そんなイフゼンルールについて語っていきたいと思います。
・イフゼンルールの信憑性
とは言っても、いきなりイフゼンルールの説明をしても信憑性に欠けると思いますので、まずはイフゼンルールのスゴさをご紹介します。
これはコロンビア大学のハイディ・グラント・ハルバーソン教授が行ったイフゼンルールに関する2つの実験の結果です。
【実験1】
この実験結果がこちらです。
イフゼンルールを使ったグループは使わなかったグループに比べて、およそ3倍もの人が数週間後もジムで運動する習慣が身についていたそうです。
【実験2】
この実験結果がこちらです。
こちらはイフゼンルールを使ったグループは全員が受診に来たのに対し、使わなかったグループはわずか53%の人しか来なかったとのこと。。
自分の身体の病気に関することでもこんなに差が出てしまうなんて、なんだか怖くなりますよね。
上記2つ以外の実験からも、イフゼンルールの絶大な効果は科学的に証明されています。
"習慣化の帝王" とも呼ばれており、習慣化には必須のテクニックと言えます。
・イフゼンルールとは?
では、イフゼンルールとは一体どんな方法なのか。
ズバリ
です。
分かりやすくすると、こんな感じです。↓
トリガーAは『これはトリガーである』ということを頭で覚え、
行動Bは『Aの状態になったら勝手に身体が動く』ように身体で覚えるイメージです。
「これ習慣にしよう!」と思った行動、習慣化するまでちゃんと覚えていますか?
最初に「やるぞおおぉ!!」と意気込んでも、そのやる気っていつまで続いているでしょうか。
習慣化したいと思ったらまずやるべきことは
「やる気出すぞおぉぉ」「モチベ上げるぞおぉぉ」ではなく、
「イフゼンルールを作ろ~」なのです。
「えっ?これだけ?」って思いましたか?
はい。これだけです。
イフゼンルールの作り方にはコツがありますが、基本ルールはこれだけです。(コツについては下巻で解説)
どうですか?超簡単ですよね?
超簡単なのに、超強力だから、『最強の習慣術』なのです。
・イフゼンルールの効果
あなたはこんなことに心当たりはありませんか?
去年の年始に立てた目標は達成できましたか?
それ以前に、どんな目標を立てたか覚えていますか?
今年立てた目標、年末まで毎日意識して生活する自信ありますか??
なんて、落ち込む必要はありません。
なぜなら継続できないのは『意志が弱いから』ではなく『継続のテクニックを知らないから』だからです。
そもそも多くの人は意志の力を信じすぎなのです。昔の自分もそうでした。
今の私は、自分の"意志"を1ミリたりとも信用していません。笑
継続 ≒ 習慣化 ですので、
『継続のテクニック』 とは 『イフゼンルールなどの習慣術』 のことです。
イフゼンルールを使って目標達成までの行動を習慣化(=脳と体を自動化 )し、意志がなくなっても継続できる状態に持って行く。
この工程をやらないと、意志がなくなった瞬間に継続は途絶えてしまうのです。
■ イフゼンルールによる継続のコツ
継続が必要な長期目標ほど、結果ばかりを見ていると途中で「もう無理だぁ...」と挫折してしまいます。
イフゼンルールを習得したら、遠い未来の『結果』ではなく、今こなしている『イフゼンルール』に常に意識を向けるようにしてください。
そうすればいつの間にか前進し、未来の成功に一歩ずつ近づいているはずです。
『結果』に意識を向けるのは、今のイフゼンルールが目標に対して適切かどうかを定期的に確認するときだけでOKです。
今のイフゼンルールが適切でないと思えば改善し、またイフゼンルールだけに意識を向ける生活に戻ればいいのです。
【3章】イフゼンタスク管理法
前章では、イフゼンタスク管理法の前提となる『イフゼンルール』についてお話ししました。
イフゼンルールは、習慣化には必須のテクニックでしたね。
本章ではいよいよ『イフゼンタスク管理法』について解説していきます。
「成功の方程式」を実践に落とし込める、最強のメソッドです。
・「成功」には、方程式がある
私は冒頭で、"本書を読んで欲しい方" として以下を挙げました。
これらの悩みに当てはまったのなら、あなたは少なからず "成長意欲" のある方だと思います。
だって成長意欲がなければ
・継続できないことを悩みませんし、
・学ばないのでノウハウコレクターにすらなれませんし、
・時間なんて気にせずダラダラ過ごしますし、
・現状を変えたいとか人生を変えたいとか、絶対思いませんよね。
では、"成長の仕方" ってどこで学んでいますか?
成長や成功の仕方を学ぶ方法として、代表的なものに『自己啓発書』があると思います。日常的に読んでいるという方も多いんじゃないでしょうか。
しかし実は、
たいていの自己啓発書の結論はどれも同じです。
—— なぜでしょうか。
自己啓発書には "成功者" の話が書かれていますが、
彼らはほとんど皆、"同じこと" をやった結果成功しているからです。
「成功」には方程式があるのです。
この考え方は私の中で仮説として眠っていたのですが、年商10億超え社長の迫佑樹さんが以下の発信されていたことで、確信に変わりました。
過程に若干の違いはありますが、結論はほぼ同じです。
成功者は皆、学び、行動し、改善し、継続してるんです。それだけです。
ですから、自己啓発書から得られる学びはほとんどこれに行き着きます。
そしてこの「成功の方程式」は、ビジネスに限ったことではありません。
ダイエットや美容、勉強、趣味、スポーツ、人間関係や恋愛まで...人生のすべてに当てはまることなのです。
・本書は、世の中のあらゆる自己啓発書の"続編"になる
しかし、前節の内容だけだと
と、なりませんか?
実際、何かをしようとして行動する人は25%、継続する人は5%という数字は有名ですよね。つまり両方やり遂げられる人は、1.25%に満たない計算になります。
この問題を解決するのが『イフゼンタスク管理法』です。
この最強4STEPを習得し、習慣化できる。
つまり、あらゆる自己啓発書が説いている教えを、実践に落とし込める方法なのです。
イフゼンタスク管理法は、簡単に言えば「習慣とタスクを一括管理するメソッド」です。
しかし単純に「習慣化とタスク管理」ができるだけではなく、
習慣の力を上手く応用することで上記のような 「成功の方程式の実践」という効果も得ることができるんです。
難しい方法ではありません。誰でもできます。
現に、生粋の怠け者の私が5年間も実践し続けています。
・イフゼンタスク管理法は、私の人生を変えた
イフゼンタスク管理法を始めるまで、私は人生のことなんて深く考えず、流されるがままになんとな〜く生きていました。
しかしイフゼン管理を始め、それを生活の中心にしていくと、人生は大きく変化。
成功の方程式の実践方法が分かっているので新しいことに挑戦するのが怖くなくなり、「敷かれたレールの上を歩く思考停止人生」から脱出できたのです。
おかげで新卒からの3年間で『社員数10万人の大企業』『社員数50人のベンチャー企業』『フリーランス』という全く異なる世界に飛び込み、色んな経験ができました。
それまで「大企業に入れば将来安泰!人生の努力は終了!勝ち組!」なんて思ってた私からは想像もできないような変化です。
それからフリーランスとして、大好きだったことを仕事にできたうえに
月収は100万円を達成したり
ダイエットでは、10kg以上痩せたり
趣味の音楽を活かしたライブ配信では、月200万円の投げ銭をいただいたり(現在は引退済み)
Twitterは、運用開始10ヶ月で 1万フォロワー様を達成しました。(ライブ配信とは一切連携なし)
このようにとにかく、「本気でやるぞ!」と決めたものに関しては、すべて一定の結果を出せるようになりました。
またそういった「目標の設定」自体も、人生単位のゴールから逆算して考える習慣が身についています。
そんなイフゼンタスク管理法は
マインド論のような話ではなく、超実践的で、今日から生活に取り入れられるメソッドです。
・イフゼンルールとの違い
「イフゼンルール」と「イフゼンタスク管理法」で混乱しないために、まずは両者の違いについて触れておきたいと思います。
(この節は軽く読んでいただければOKです。)
2つを簡潔にまとめると、こんな感じです。
私がこのメソッドを思いついた詳しい経緯については本書では割愛しますが(有益じゃないので)、
20歳のときに人生を変えたくて試行錯誤した結果生み出したものです。当時はもちろん「イフゼンタスク管理法」なんて名前はつけておらず、自分1人でひっそりと活用していました。
そしてその3年後、ほぼ同じ手法をピーター・ゴルヴィツァーが既に提唱済みということを知ったのです。
その後、私はイフゼンに関する発信活動を始めましたが
一般的なイフゼンルールと私のメソッドでは異なる点があり、解説に不便が生じたため、便宜上『イフゼンタスク管理法』という名前をつけました。
イフゼンルールを「習慣化のテクニックとして時々気軽に使いたい!」という人は、
イフゼンルール単体でも充分に効果がありますので、イフゼンタスク管理法を使わなくても大丈夫です。
ここから先は、イフゼンルールを使って自己成長や時間的充実を手に入れ、人生を大幅に良くしていきたいという方向けのお話になります。
そもそもの話なのですが、
イフゼンルールを使って色んなことを習慣化する以前に、まずは「イフゼンルールを使う」ということ自体を習慣化しなくてはいけないと思いませんか??
他のノウハウと同様、今この瞬間どんなに「最強テクニックだ!!実行しよう!」と思っていても、すぐに忘れてしまう人のほうが多いと思います。
イフゼンタスク管理法では、そんな事態を防ぎ、『イフゼンルールを生活の中に一生定着』させることができます。
またイフゼンルールは、少しのテクニックを使うことで「習慣化(継続)」以外の効果を発揮することができます。
5年間イフゼン中心の生活を送ってきて、私はその効果を実感しています。
そんなイフゼンルールの隠れた効果を引き出すのが、イフゼンタスク管理法で実現できることの2つ目です。
この "隠れた効果" が、前述の「成功の方程式」に直結するのです。
これらの効果の引き出し方については、後ほど解説します。
・イフゼンタスク管理法とは?
では、イフゼンタスク管理法とは具体的にはどんな手法なのか。
ざっくり言うと、
という考え方に基づいてタスクを管理する方法です。
『習慣』の章で、人生の行動の約半分は習慣行動だというお話をしました。
しかし、
日々意識して消化するタスク(図のグレー部分)の管理をしている人は多いのに、
習慣(図の緑部分)の管理をしている人は少ない。
これっておかしくないですか?
恐らく、習慣は無意識にしている行動だから、
「意識的に増やしたり削ったり改善したりして管理する」という発想が生まれにくいんだと思います。
しかしその習慣行動は人生の行動の約半分を占めているんです。絶対に管理しなければならないもののはずです。
( 学校に "習慣" という科目を作るべきだと私は思います。 )
ですから私は、
ととらえる新常識を作ることで、『習慣管理も人生において必須である』という認識を脳に刻み込む方法を考えました。
これが『イフゼンタスク管理法』です。
ここからは具体例を出して説明していきますね。
例えば、あなたの今日の1日の行動がこんな感じだったとします。
仕事とかプライベートとか関係なく、とにかく全部の行動を "タスク" として書き出します。
これらのタスクの中には
「日々繰り返される習慣的なタスク」と
「単発でしか起こらないタスク」の2種類が存在します。
全てのタスクに対してどちらに当てはまるのかを明確にしていき、それぞれ別の場所に振り分けて記録します。
習慣的なタスクのことを「習慣タスク」
習慣的ではないタスクのことを「単発タスク」
と呼びます。
ここでイフゼンルールの出番です。
「習慣タスク」はその名の通り習慣ですから、イフゼンルールに落とし込むのがベストということは前章でご理解いただけているかと思います。
よって、すべての習慣タスクにトリガーを付けていきます。
ここで押さえておいてほしいのは、習慣タスクは、イフゼンルールの効果により脳から追い出して無意識に実行できるようになるということです。
ここまでできたら、イフゼンタスク管理法を始める準備が完了です。
これをベースにして日々「習慣タスク+単発タスク」を運用していきます。
■単発タスク側の運用
まずは単発タスク側の運用について解説します。
【手順 1】
単発タスクを書き出す場所を1ヵ所決めます。1ヵ所にまとめることさえ守れば、ツールはなんでもOKです。(タスク管理ツール、メモアプリ、紙など)
【手順 2】
決めた場所に毎日、1日の単発タスクをすべて書き出します。前日の夜または当日の朝に書き出しておくと良いです。
【手順 3】
当日、実際にタスクを消化したら消していきます。
はい。めちゃくちゃシンプルです。
"今日の単発タスクを1つの場所に書き出す" ということさえ守れば、基本的には各々が好きな管理方法でOKです。
ただしひとつだけ意識してほしいことがあります。
それは、「本当にこれは単発なのか?よく考えてみたら習慣ではないか?」ということを常に考え、なるべく単発タスクを減らして習慣タスクを増やしていくことです。
こうすべき理由がとても重要なお話になるので、以下に解説します。
習慣タスクは、イフゼンルールの効果により脳から追い出して無意識に実行できるようになります。
対して単発タスクは、都度確認して消化するので意識を使う必要があります。
つまり 単発タスクの割合が多いよりも、習慣タスクの割合が多いほうがラクできるということです。
よって、『単発タスクの割合を減らし、習慣タスクの割合を増やす』というのが イフゼンタスク管理法の基本的な考え方になります。
(歯磨きのように無意識に消化できるタスクを意図的に増やすということ)
イチロー選手が食事や睡眠時間、練習、試合、バットなどの道具まであらゆるものを固定化していたという話は有名ですが、
まさにこの思考と同じだと私は考えています。
■習慣タスク側の運用
習慣タスク側の運用については長くなりすぎるので下巻でじっくり解説しますが、今回は1つだけ大切なことをお伝えします。
それは、
ということです。
イフゼンタスク管理法を使って習慣を管理することで、あなたは日々習慣(イフゼンルール)と向き合うことになります。
そうすると、生活する中で
「この部分自動化できないかな?」とか
「この習慣タスクはこの時間帯に移したほうがいいな」とか
「この習慣は身についたから、少しレベルを上げよう!」とか
そういう発想が生まれます。
結果、人生の半分を占める習慣行動の質がどんどん上がっていく。
そしてこの質の向上に終わりはない。
ここにこそ、イフゼンタスク管理法の価値があるのです。
■ 以上、イフゼンタスク管理法の運用をひとことでまとめると、こうなります。
いかがでしょうか?
「こんなのめんどくさい!」と思ったかもしれません。たしかに少しの手間は必要です。
しかし、人生を良くすることにおいて習慣管理を無視することはできません。(イフゼンタスク管理法を使わないとしても。)
どちらを選ぶかは、個人の価値観次第です。
先ほどは "イフゼンタスク管理法で実現できること" として
を挙げました。
ここまでの説明で ①『イフゼンタスク管理法を使って生活すると、イフゼンルールを忘れることはない』ということはご理解いただけたのではないかと思います。
ここからは、
②『イフゼンルールが持つ「習慣化」以外の隠れた効果を引き出す』方法について解説していきます。
・イフゼンタスク管理法がもたらす5つの効果
イフゼンルール単体で得られる効果は習慣化(継続)ですが、
イフゼンタスク管理法を使うと以下の5つの効果を得ることができます。
※ 「1. 継続が得意になる」はイフゼンルール単体と同様
本節では、イフゼンタスク管理法がもたらす5つの効果と、それらを引き出す方法についてひとつずつ解説します。
・❶ 継続が得意になる
こちらは、イフゼンルール単体で得られる効果と同様です。
忘れちゃったよという方は、『イフゼンルール』章の『習慣化 = 継続が得意になる』を復習してみてください。
・❷ 1日の時間が増える
イフゼンタスク管理法による2つ目の効果は、『1日の時間が増える』です。
え?嘘やん笑
ってなりますよね。笑
もちろん1日が30時間になるわけではありません。
それでも1日の時間が増える理由は2つあります。
① 複数のタスクが1つのタスクになる
習慣タスクのイフゼンルールにおいて、
1つのトリガー(イフ)に対して複数の習慣行動(ゼン)を与えることで、タスクの消化スピードが格段に上がります。
【例1】
【例2】
イフゼンルールを設定しなかった場合、
「次はどのタスクをやろうかな?」
「あっ、これやるの忘れてた!」
などと選択を繰り返すため、時間がかかる上に脳は疲弊します。
しかしイフゼンルールを設定しておけば、トリガーが起きた瞬間からすべてのゼン(習慣行動)が終わるまで思考停止で一気に完了します。
脳も疲弊しないので、その後の他タスクの作業スピードも上がります。
② 複数の時間が1つの時間になる
1日の時間が増える2つ目の理由は、
『複数の時間が1つの時間になる』というものです。
通常別々の時間に行っているタスクを、イフゼンルールを使って意識的に1つの時間に集約することができます。
例えばこんな感じです。
【例1】
【例2】
「副業始めたいけど時間がないから...」「運動したいけど時間が...」という方も、自分に合ったイフゼンルールを設定するだけで、時間を捻出できるようになるはずです。
・❸ 学びを行動に移せる
話が少し変わりますが、日々の学びや知識、ちゃんと行動に移せてますか?
SNSでもこんな言葉をよく見かけます。
大人になっても勉強意欲があるだけですごいことです。
でも、せっかくのその知識
ちゃんと行動に移せてますか...?
残念ですが、これだと参考書を買って満足してるのと同じ。。
勉強するための時間がかかっているなら、時間資産的にはむしろマイナスです。(TT)
ある有名な方が言っていました。
「インフルエンサーが真似されたら困るような有益情報を惜しみなく発信するのは、"どうせみんな行動に移さないでしょ?" と思ってるから。」
これ、めっちゃ悔しいですよね。
けど悲しいことに事実なんです。
学びを得て「なるほど!!」と思っても、実際に行動に移す人の割合は25%に満たないと言われています。
でも、イフゼンタスク管理法を習得すれば大丈夫。
知識をちゃんと行動に移せるようになります。
イフゼンタスク管理法には全員必修の最重要イフゼンルールが2つあるのですが、そのうちの1つを習得すれば解決します。
それがこちら。
これ、【超】重要です。
こちらは図解で解説します。
このイフゼンルールを使うと、知識が行動に結びつく。
ためになる話を聞いたり本を読んだりしても、実際にどうやって行動に移すのかは考えず、"なんとなく勉強した気になっている" 人がほとんどです。
そうではなく、「今、実践したい学びを得た!!」とトリガーとしてしっかり気づけるようになり、その上で行動に移すためのイフゼンルールを作れるようになる。それがこのイフゼンルールです。
「学びを得た!」「この知識実践したい!」と思ったら、忘れないうちにさっさとイフゼンルール化しちゃうのです。
これをやるだけで、上位25%に入れます。
そしてここで言う「学び」というのは、なにも仕事や勉強に限ったことではなく
ダイエットや健康管理、スポーツや趣味、人間関係から恋愛など、人生のあらゆることに対する学びを指します。
ちなみに私がノウハウ本を読むときは、読みながら必ずリアルタイムでイフゼンルールを作って習慣タスクに追加しちゃいます。
ノウハウを殺さず行動に移せる、最強のテクニックだと思っています。
・❹ 失敗を成功に繋げる
こんな言葉も、よく聞きますよね。
確かに失敗は素晴らしい。私も失敗大好きです。
でも、それは『失敗を成功に繋げる思考ありき』です。
失敗しまくっても、それを成功に繋げようとする思考がなければただ同じ失敗を繰り返すだけ。
そこで、"イフゼンタスク管理法全員必修の最重要イフゼンルール" の2つ目
失敗を成功に繋げるためのイフゼンルールがこちらです。
はい、そのまんまです。笑
でも、これをイフゼンルールに落とし込んでおくことが重要なんです。
「失敗した」という感情がトリガーになり、次成功に繋げるための新たなイフゼンルールを即作る。
もし今後あなたが「失敗したな...」と思うことがあったら、その瞬間にこのイフゼンルールを思い出してください。
どんな些細なことでもいいです。
ちなみにこのイフゼンルールは失敗を成功に繋げるだけでなく、失敗しても「あーよかった!今回失敗したから次は成功できる!」って考えになるのでポジティブ思考まで身につきます。
習得必須のイフゼンルールですね。
・❺ 人生の時間割を最適化できる
イフゼンタスク管理法による効果、最後に解説するのは『人生の時間割を最適化できる』です。
人生の時間は限られています。
でも、やりたいこと,やらなきゃいけないことはたくさんある。
「あれもやりたい、これもやりたい、これもやらなきゃ...」
そして多くの人は大人になってから気づきます。
『人生は、"やらないこと" を選ばなくちゃいけないものなんだ。』
イフゼンタスク管理法は、そんな私たちに "今自分がやるべきこと" を正しく、冷静に取捨選択させてくれます。
私は何か新しいことを始めようとしたときには必ず
「始めることによって増えるタスクを、今の習慣タスクのMyイフゼンルールリストに入れたいか?」
という基準で考え、実際に始めるかどうか決めます。
具体的にはこんな感じです。
これを考えることによって
・長期的な目線で
・人生の全体像を見ながら冷静に
人生で何に時間を費やすかを取捨選択することができるのです。
判断できないからとりあえず始めてみて、不要だったらやめる、というパターンもあります。
例えば私が取捨選択した結果の一部はこんな感じ。
このように、仕事に限らず趣味娯楽まで自分の中の優先順位を明確にして、「やりたくてもそんなに優先順位高くないな」というものは切り捨てていく。
そうすることで、"本当にやりたいこと" に時間を使える人生になる...
人生の時間割が最適化されていくのです。
余談ですが、これは「何にお金をかけるか」の判断にも効果を発揮してくれます。
時間を買うためにお金を使うようになるんです。
「人生の時間は限られている」と強く自覚することの、良い副作用だと思っています。
・これで、「成功の方程式」は実践可能になった
さて、これでイフゼンタスク管理法がもたらしてくれる効果はすべて解説しました。
もうお解りいただけたでしょうか...?
効果 1、3、4を組み合わせると、「成功の方程式」の流れを網羅することができていますよね。
—— 前述の通り、何かをしようとして行動に移す人は25%。継続できる人は5%。「成功の方程式」は単純でありながら、実践できる人はたった1.25%です。
イフゼンタスク管理法を習得するということは、
『 学び→行動→改善→継続 』の流れを実践できる"1.25%の人"になれる
ということなのです。
【4章】上巻まとめ
長文をここまで読んでいただきありがとうございます。
最後に、上巻の内容をまとめます。
◼︎ 習慣とは『脳と体の自動化』のこと
◼︎ 習慣は超重要
◼︎ イフゼンルールとは『習慣化したい行動B に対して トリガーAを作り、ABセットにしてルールを決める習慣化テクニック』
◼︎ イフゼンタスク管理法とは
『単発タスク管理 + 習慣タスク管理 = 全体のタスク管理』
としてとらえる習慣とタスクの管理メソッド
◼︎ イフゼンタスク管理法 全員必修のイフゼンルール
◼︎ イフゼンタスク管理法によるイフゼンルールの5つの効果
◼︎ イフゼンタスク管理法は、「成功の方程式」 を実践可能にする
下巻について
上巻はイフゼンルール・イフゼンタスク管理法の「根本的理解」の話がメインでしたが、
下巻では「実際にイフゼンタスク管理法を使っていく際の具体的なテクニック」を詳しく解説していきます。
実は、イフゼンルールを作るときにはたくさんの "注意点やコツ" の理解が必要です。使い方を間違えると逆効果になることもあります。(私は実際そうなりました...)
ですので、読者様が誤ったルールを作らないために、私が今まで実践しながら習得してきたテクニックをまとめました。
ツール(アプリ)を使ったイフゼンルールの管理方法についての話も含め、26,000字+図解のボリュームで全力解説しています。
貴重な時間を使って最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
本書では、イフゼンタスク管理法やイフゼンルールによる5つの効果を解説しました。
これらは他の本やネットに載っているものではなく、私がイフゼンを実践していくうちに気づき体系化したものです。
ですので、このnoteを読んであなたに「こんなに効果があるならやってみようかな...」と思ってもらえたなら、私はとても嬉しいです。
P.S.もし本書を良かったと思ったら、以下2点をしていただけますと 大変励みになります🙇♀️
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それでは...