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もう頑張れない。①

もう勉強は頑張れない。
いい大学に入るために頑張りたくもなければ、努力もしたくない。
これが私の正直な気持ちなんだなって最近の私は強く思う。

私は小さい頃からいわゆる「優等生」だったと思う。
真面目で、責任感が強く、頑張り屋で、聞き分けのいい子。
大人の言うことに順従で、非常に扱いやすい子供だったのではないだろうか。

人にどう思われるかを気にしてばかりいたし、結局は褒めてもらうため、人の期待に応えるために頑張りすぎてたんじゃないかなーって今の私は思う。

でも、当時の私は頑張っている自分、テストでいい点や成績が取れる自分が好きだったし、周りの人から褒められるのも非常に嬉しかった。別に努力することは全然苦痛ではなかったし、中学までは少なくとも自身のキャパシティーを大幅に超えて、心身に影響が及ぼされるほどの努力が必要なわけでもなかった。
運動もそれなりにできて、中学校の成績は3年間オール5。性格も陽キャだったから、友達も多かったし、リーダー的な役割を担うことも多かった。

いつの間にか人に褒められたり、認められたりすることが、自分のやりたいことになっていたのだと思う。自分自身がそれをやりたいかやりたくないかより、やるべきかやるべきではないか、役に立つか立たないか、そんな基準で物事を決めるようになっていった。

そして、そのまま私は高校生になった。言語も文化も教育も日本とはまるで違う海外のインターナショナルスクールで私は高校生になった。
英語は得意だったといっても、高が知れている。1年目は、簡単なコミュニケーションを取ることすら難しく、授業は意味不明。友達もできず。辛かったなー。
でも、私は必死に頑張った。やらなければという焦燥感のもと必死に努力した。

案の定、私はぶっ壊れた。
心も体もおかしくなって、学校に行かなくなった。
なんのために頑張っているのか分からなくなった。

人から認められるためだけの努力が続くわけがなかった。今なら分かる。

でも、当時のまだ「優等生」でいなくてはと強く思っていた私にそんなことが分かるはずもなく、二、三ヶ月も休めばある程度エネルギーも溜まり、また私はがむしゃらに走り出した。

そして、またぶっ壊れた。

もう頑張れない。②に続く


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