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水分補給について
こんにちは。
愛媛県で理学療法士、スポーツトレーナーとして活動しています宇治村信明(うじむらのぶあき)と申します。
今回も前回の記事に引き続いて"水分補給"についてお伝えさせていただきます。
前回の記事はこちら
↓
https://note.com/rihauji/n/n517dca5255f8
■脱水と体温調節機能
私たちは高温環境にいると、体温を逃すために皮膚の血流が増加し、発汗により体温上昇を防ぎます。
この時、身体内の反応では"浸透圧の上昇"と"細胞外液の減少"が生じており、細胞外液の減少は、循環調節機能にも影響を与えます。
このため高温環境下では、体温調節機能及び循環機能を維持するためにも、"細胞外液と浸透圧を一定に保つこと"が重要です。
細胞外液と浸透圧を一定に保つ(脱水状態にならない)ためにも、"水分補給"が必要だと言うことです。
■脱水症状
体内の水分量の約2%を失うと喉の渇きを感じ、運動能力の低下などの脱水症状を引き起こすと言われています(図)。
このため、喉が乾く前に水分補給を行うことが重要です。
■結局何を飲めばいいのか
水分補給の際、何を飲めばいいのかについて、様々な情報があります。
コーヒーなどのカフェイン含有飲料は水分補給には適さないなどの情報もあります。
水、牛乳、お茶、コーヒー、紅茶、ジュース、清涼飲料、スポーツ飲料など、全て水分補給に貢献します。また、食べ物も水分補給に貢献することを忘れてはいけません。
適切な水分補給は、食事量や運動量(エネルギー消費量)を考慮しつつ、好みに合わせて選択すればいいと考えています。
運動後の水分補給では、発汗によりナトリウムも体外に放出されるため、水だけでなくナトリウムも摂取する必要があります。
また大量の水を摂取しないことに注意してください。人間には"口腔咽頭反射"という水の飲み過ぎを防ぐ反応が備わっています。このためナトリウムを摂取せず、水のみを大量に摂取すると低ナトリウム血症に陥る可能性があります。
発汗する運動時は意識してナトリウムを摂取するよう心がけて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。