股関節の重要性
こんにちは。
はじめまして、愛媛県で理学療法士、スポーツトレーナーとして活動しています宇治村信明と申します。
今回は"股関節の重要性"についてお伝えさせていただきます。
■はじめに
国内において股関節にトラブルを抱えている人は400〜500万人いると推計されています。
症状としては、歩くとズキズキ痛む。座っていても、立っていても痛む。寝ていても痛む。常に股関節周りが重だるいなど、痛みだけでなく、様々な症状を股関節に抱えている方が多いです。
対処方法としては、痛み止めを飲むことや整体に行きマッサージしてもらっている方が多いのではないでしょうか。
しかし、股関節の症状は消えることなく経過することが多いのが現状です。
そのため股関節の痛みを避けようと、全身のバランスは崩れ、隣接する関節である膝関節や骨盤、腰に負担が加わり症状を誘発してしまいます。
歩くのもままならない。長い距離歩けない。つまづくことが多くなる。動くのが嫌になる。横になることが多くなるなど。
股関節の症状が原因で身体に悪循環が生じ、活動範囲が狭くなり、家の中に居ることが多くなります。
長年痛みを我慢したことで、痛み止めに依存的になり、股関節が変形を起こし人工関節など手術をしなければいけなくなる方は少なくありません。
股関節の症状を悪化させないためにも、まずは股関節とは何なのかを知っていただけたらと思います。
■股関節の構造と役割
股関節は、大腿骨頭と寛骨臼から構成され、人体の関節の中で最大の関節です。股関節は、体幹部の最下端の位置にあり、上半身と体幹を常に支えています。
つまり、股関節は常に上半身と体幹の重さを支えながら動いているということです。
また股関節が重要な理由として、股関節はあらゆる方向に動かせる"三次元関節"であることです。
三次元関節の動き
①曲げる、伸ばす②閉じる、開く③捻る
人体の中では肩関節も三次元関節ですが、股関節程の強度はありません。三次元関節ということは、あらゆる方向に動かすことが可能だということです。
ここで皆さんに質問です。
皆さん、股関節はどこにあるのか分かりますか。肩関節や膝関節のように、ここにあると言えますか。
『他の関節に比べて股関節は分かりづらい』と思われた方がほとんどではないでしょうか。
まさにその通りであり、触れようとしても触れれない、見つけられない関節なのです。
これは、股関節が身体の内側の奥に位置しているため、肩関節や膝関節のように身体の外側に位置していないため分かりにくいという訳です。
これほど股関節は重要なのに、一番鈍いのが股関節なのかとお分かりいただけたでしょうか。
■まとめ
今回は"股関節の重要性"についてお伝えさせていただきました。
股関節は人体最大の関節であり、2本足で立つ、移動するためにも非常に重要な関節です。
しかしこれだけ大事な関節なのにも関わらず、関節の位置が分かりにくいという特徴があります。
このため、様々な運動を行う前に"股関節の位置を知ること"が大事ではないでしょうか。
次回、股関節のトレーニングについてお伝えさせていただきます。
Instagramにトレーニング動画を投稿していますので、よろしければご覧ください。
https://www.instagram.com/ujimura.0311
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
#股関節 #可動性 #安定性 #柔軟性 #怪我予防 #パフォーマンス #理学療法士 #愛媛 #トレーニング #継続は力なり