背骨の重要性
こんにちは。
愛媛県で理学療法士、スポーツトレーナーとして活動しています宇治村信明(うじむらのぶあき)と申します。
今回は、"背骨の重要性"についてお伝えさせていただきます。
■はじめに
皆さん、今までに『背骨が歪んでいる』と言われたことや、『身体が歪んでいる気がする』と自分自身で思われている方は多いのではないでしょうか。
『整体に行っているのに変わらない』、『自分でストレッチや運動をしているのに変わらない』など、こんな疑問を持ったり、困ったりしている方も多いと思います。
背骨は、パフォーマンスアップや怪我の予防にはとても重要な要素であり、背骨が硬まることで身体に様々な影響をきたします。
今回の記事では、まずは背骨とは何なのか、なぜ背骨が大事なのかを知っていただけたらと思います。
■背骨の構造と役割
背骨(椎体)は頸椎(7椎)、胸椎(12椎)、腰椎(5椎)、仙骨、尾骨の計26個から構成され、全てを合わせて脊柱と呼ばれます。
背骨の役割は大きく3つあります。
1.支持:身体を支える
2.運動:身体を曲げる、伸ばす、傾ける、捻る
力の伝達(上半身⇄下半身)
3.保護:脊髄(神経)や肋骨と協力して臓器を守る
脊柱は、前後から見て直線的、横から見て頸椎部では前弯、胸椎部では後弯、腰椎部では前弯のS字カーブを呈しており、これらの脊柱の弯曲は四足歩行から二足歩行へ人類が進化する過程で得られたものです(図)。
この弯曲が存在することで、力の伝達が効率よく行われるようになり、外部からの衝撃(重力、体重、床反力)を全身に伝達、分散させることで、人間が2本足で立ったり、歩いたりする上でバランスがとりやすいようにしています。
■背骨が硬まることによる身体の反応
人間の背骨は、効率の良い身体になるためにS字カーブを呈しているとお伝えしました。
しかし、『座る姿勢や立つ姿勢の悪さ』や『デスクワーク、スマートフォンの使用』、『運動不足』などの生活習慣の影響により、S字カーブは崩れ硬まってしまいます。
S字カーブが崩れ、硬まるとどうなるでしょうか。
背骨の柔軟性は低下し、背骨での力の伝達が行いにくくなり、背骨以外の骨や関節で補わないといけなくなります。
背骨の硬さにより、
他の骨や関節に必要以上の力が加わる
この必要以上の力が日々加わることで、痛みや怪我を引き起こし、パフォーマンスの低下に繋がってしまいます。
また背骨は神経を保護し、肋骨と協力して臓器も保護する役割があります。
ということは、背骨が硬くなることで骨や関節だけでなく、神経系や臓器にも影響をきたします。
■まとめ
今回は、"背骨の重要性"についてお伝えさせていただきました。
人間にとって、最も重要な背骨。背骨にトラブルを抱えると様々な症状を引き起こします。
トラブルを引き起こさないためにも、背骨を硬めないよう、背骨を動かし柔軟性を高めていくことが重要です。
私のInstagramに背骨のトレーニングなど、様々なトレーニング動画を投稿していますので行ってみてください。
https://www.instagram.com/ujimura.0311
最後までお読みいただきありがとうございました。
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