見出し画像

京都マラソン 2025

2月16日に開催された京都マラソンにチームメイトや職場の仲間たちと参加しました。

結果は3時間07分27秒

自己ベストを更新し自分でも驚くほどの好成績でしたが、フィニッシュ後は悔しさも残りました。

今大会の目標は前回記録した3時間21分の自己ベストを更新し、
できれば3時間10分以内でフィニッシュすることでした。

目標のためにテーマを2つ掲げました。
①息が上がるペースで走る
②サブ3ペーサーに25〜30kmまで喰らいつく

前回大会は、息が上がらないペースで走り自己ベストを記録。
今回は息が上がる「閾値ペース」で走り、更にタイムを更新する作戦にしました。
また実力不足はあるものの、今大会から導入されたサブ3ペーサーの胸を借りて何処まで喰らいつけるかチャレンジしようと思いました。

スタート、サブ3ペーサーに先行するも…

当日は、しっかり睡眠をとり大盛りパスタとおにぎりを食べて出発。
Aブロックからのスタート。序盤からペースを上げて走りました。
ウォッチは見ず感覚で走る。1月のハーフマラソンでサブ90を達成した時と同様の走り方。
体感は4:10/kmほどでしたが、レース後にデータを見ると3:50〜4:07/km。完全にオーバーペースでした。笑

身の丈に合わない走りから、5km過ぎから脚に疲労を感じはじめます。緊張による力みもあったかもしれません。
想定より早く疲れがきましたが、体は動いていたのでペースを維持し6kmでサブ3のペーサーに追いつく。
勢いのまま先行。そこから追いかけっこの始まり。どこまで逃げ切れるか。勝負だ。

8kmあたりからコースはアップダウンが続く、きぬかけの道へ。
京都マラソン屈指の難所で連続する坂道にペースを乱されるランナーが目立ちます。
ここで何人かのランナーに抜かれ、続く西大路通りの坂も同様に抜かれました。
ただ、フラットな所では走れていたので焦らずに進む。

序盤から小まめにジェルを補給していましたが、オーバーペースが響き15km以降からフラットな所でも後続のランナーに抜かれはじめました。
気が付けば息が上がる閾値ペースでは走れず、有酸素運動に切り替わっていました。

20km地点、ついにサブ3ペーサーの集団に追い付かれそのまま引き離される。
追いかける力はなく、力の差を見せつけられる。
手応えを感じつつも、サブ3集団に25kmまで喰らいつけず、複雑な気持ちでハーフ地点を通過。
通過タイムは1時間29分47秒。

レース後半 ~ 応援に力をもらうも、脚は限界へ

後半戦、北山通りへ入る。
ここはラン仲間や知人からたくさんの応援をもらえるエリア。
応援に力をもらうが、脚はかなり疲労が溜まっており、23kmの折り返しで左腿裏が一瞬攣る。
続く、北山大橋と鴨川の河川敷も応援の掛け声に反応して腿裏が攣る。
応援や掛け声に反応して脚が攣る癖がなかなか治らない。どうしたらいいものか?
以降は、攣らないように蹴り足に力を入れず、後ろに脚を流すイメージで走りました。

つらく苦しい30kmの壁

30km地点を通過し、過去のマラソンでは経験したことのない疲労が脚に溜まっていました。
丸太町通りと市役所前を折り返してくるサブ3ペーサーの集団とは差が広がる一方。
つらく苦しく悔しい気持ちが入り混じる中に、応援の暖かさで泣きそうになりながらも何とか前に進みました。

ラストスパートからフィニッシュ

ヘロヘロになりながら京都マラソンのラスボス、今出川通りの上り坂へ。
脚が攣らないように蹴り足に力を入れず、重心移動で進む。
斜度のある坂だが、いつも練習している男山に比べれば何てことはない。
「男山の坂を思い出せ」そう自分に言い聞かせて走る。
何とか攣らずに大幅なタイムロスなく通過する。
登りきった所で時計を見るとスタートから2時間55分が経過。目標の3時間10分(サブシュガー?)はいける!
折り返して坂を下り、残りはフラットな2km。
攣らないように、蹴らずに走る。何とかスピードを保ちながらフィニッシュ地点につづくストレートを進む。
残り1km。
ゴール地点の平安神宮が見えた。
3時間07分27秒でフィニッシュ!

ゴール後すぐに2人のチームメイトが駆け寄ってくれて、ハグとハイタッチで祝福してくれた。
つらく苦しい42kmだったが、チームメイトの暖かさで泣きそうになる。

フィニッシュ後 チームメイトと

レース後の感想

大会を終えて、自己ベストを大幅に更新し3時間7分の記録を残せたことは素直にうれしかったですが、それと同じくらい悔しさが残るレースとなりました。
サブ3ペーサーの集団にハーフまで喰らいつくことができず、レース後半はボロボロでした。実力を考えれば当然なのですが、目の前で力の差を見せつけられたことと自身の力不足がとても悔しかったです。

次の目標

次の目標はついにサブ3となりましたが、まだまだ分厚い壁があると感じています。
タイムから考えると挑戦できる位置にいるかと思いますし、ラン仲間達からも「サブ3が見えてきたね」「射程圏内だね」と言ってもらえましたが、
ハーフまでサブ3ペースを維持できないこと、後半にペースが落ちてしまうこと、イーブンペースだったらもっとタイムが遅かったであろうことから、サブ3には実力不足を感じています。
でも、その課題がこれからの楽しみでもあります。
今回の記録も、11月から週2回のポイント練習を中心にロング走やインターバル走、テンポ走などを行うことで自信を得て大会に挑み自己ベストを更新できました。
これからどんな練習をしようか、また出来るのか。そして練習によりどれくらいの自信を掴めるようになるのかとても楽しみです。

まさか自分がサブ3に挑戦するステージに進めるなんて。
マラソンを始めた頃はもちろん、2年前ですら考えてもいませんでした。
この記事を書いている今も不思議な気持ちですが、そんな今がとても楽しいです。

一歩一歩進むことで新しい景色が見えてくる。
さあ次はサブ3。
いつ達成できるかは分かりませんが一歩でも半歩でも近づけるようにマイペースに練習をしていこうと思います。

最後になりますが、京都マラソンの素晴らしい運営、暖かいボランティアのサポート、沿道からの力強いたくさんの応援、本当にありがとうございました。
あっという間のレースでした。楽しかったです。

いいなと思ったら応援しよう!