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図書館
休職して早3ヶ月…
12月に入った途端、気持ちの浮き沈みが激しくなった。これまではなるべく育休中の友達に定期的に会いに行ったり、私のことを心配してくれて会おうと声をかけてくれる方々に会いに行ったりしていたのだけれど、それも考えるだけで滅入りそうになった。だから私に会おうとしてくれる方には申し訳ないけれど、予定を全てなくした。
予定を無くしてみて、気付いた。
私は1人になりたかったのかもしれない。と。
多少寂しさはあるが、起きて何しよっかなと体と心に耳を傾けて過ごす日々は贅沢で、幸せなことなんじゃないかと思う。私にとっては大切な時間だし、結構好きな時間だと思った。
そして、その中でも図書館に行くのが楽しいひとときとなっている。
読書は人並みに好きだと思う。
今まで本は古本屋で買ったり、奮発して本屋さんで買うことが多かった。
休職を機に、図書館の利用を始めた。だって、毎日本を買って読んでいたら破産するから。
図書館の静かな雰囲気、司書さんたちが働く音、落ち着く。
私は好きな作家さんの本を順に読んでいる。
最初は、図書館に置いてある小川糸さんの本にはまった。あの方のエッセイは1年間の日々の出来事を言葉に紡いでいて、一緒に1年間を巡れて嬉しいし、心から共感できて没入できる。
小説はツバキ文具店がおすすめ。続編のキラキラ共和国、椿の恋文ももちろん。この3冊は図書館で借りておきながら、手元に欲しくて買ってしまったほど。さらに小説の舞台である鎌倉には母と一緒にいったレベル。
なんというか素敵な登場人物と心情の変化と環境の変化と…すべてがマッチしていてたまらなく面白い。
だが、いきつけの図書館の糸さんの本は全て借り切ってしまった。借り切ってしまうとすごく寂しくなった。あぁ、終わっちゃった…。
それでもふと別の本棚を見て、また素敵な出会いが始まる。
今は、町田そのこさん、寺地はるなさん、垣谷美雨さんの本を借りて読んでいる。どの作家さんも言葉がとても心に刺さる。
1日に1冊読んでいくのだから、また来週図書館に行ける。楽しみだ。
さらに、家でも本の貸し出し予約ができるように図書館でパスワードも発行してもらった。
これで、小川糸さんの本が予約できるようになった。
嬉しい。年内に予約本を受け取るのが目標だ。あぁ、その瞬間が楽しみだ。
復職するまで一体、何冊の本に出会えるのだろうか。
復職したら少しでも自分が生まれ変われているようにと願ったり、周りに期待されないように自分に強く生きていったりするためにも、本の力を借りたい。