鬱が治ったらやりたい7つのこと
鬱が治ったら、やりたいことが山ほどある。
きっと、鬱のうちにもできるかもしれない。
でも、いまは出来そうにない。
書き出すことで少し励みになるかもしれないので、書いてみることにする。
特に面白みもないことかもしれないが
思いつくまま書いた、今のわたしがやりたいこと。
1.穏やかな浜辺で、貝を拾いたい。
海鳴りの音を聞きながら、潮風に吹かれる。
波が寄せては返すように、
わたしもまた歩けるようになりたい。
2.あたらしいものを生み出したい。
誰かに大切に使ってもらえるような、
便利で使いやすい道具。
ただの自己満足でなく、誰かの手に馴染むものを。
3.知らない町を歩きたい。
見たことのない景色、まだ知らない素敵な場所。
ひとりでも、だれかと一緒でもいい。
散歩を楽しめるくらいには、足取りを軽くしたい。
4.あたたかな食事を、誰かと一緒に食べたい。
生きとし生けるものに感謝を捧げて、
楽しく食卓を囲む。
料理の匂い、箸を持つ手、湯気の立つスープ。
そのすべてを、もう一度、
心から「美味しい」と感じたい。
5.朝までゆっくり眠りたい。
不眠に悩まされず、
朝になったら「よく寝た」と思えるように。
朝日を浴びて、今日という日に「まあ、悪くないか」と思えるくらいに。
6.友人と他愛のない話をしたい。
遠く離れてしまった友人たちは、
今も元気でいるだろうか。
自分から切ってしまった縁ではあるけれど、
それでも恋しい。
もしまた話せる日が来たら、一体何を話せばいいだろうか。
7.たくさんの本を読みたい。
貪るように、一日中。
誰かのおすすめの本を読んで、
その感想を語り合う。
物語の中に没頭できるくらい、
集中力を取り戻したい。
鬱が治ったら、
なんてずいぶん欲張りかもしれない。
普通のただ当たり前のありきたりで平凡な、
なんてことのない日常を送りたい。
それらはわたしにとって、
もう当たり前のものではないのだから。
