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鬱で動けない日々の記録

わたしは鬱だ。正真正銘の鬱人間である。
鬱という名の霧の中で手探りを続ける者だ。

すべてがぼんやりとして、視界の先に何があるのか、どこに向かえばいいのかさえ分からない。

そのうち気づいたのだ。
どうせ何も変わらない。
ならば、それの記録をつけて観察することにした。

世間が掲げる「希望」や「明日への一歩」は、
わたしには遠い国の話だ。

そんなものはきっと、他人のために作られたものだろう。わたしは、ただ今日もまた布団の中で静かに息を殺している。それだけだ。

なので、少しだけ言葉で飾りをつけてみることにした。このありふれた死に向かうような日常を、誰かに伝える意味なんてあるのか、分からない。
しかし、書きたくなったのだ。

鬱とともに生き、わたしがどうしようもなく滑稽であることを、少し受け入れてみることにした。
わたしは日々、鬱に振り回されている。

灰色の空 まるで心象風景だ


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