クリエイターと受け取る人

“クリエイター”は、

日々、作品を作り、絵を描き、音楽を奏で、歌を歌い、文字を綴り、伝統を継承し、舞台で演じ、
そんな中で生まれ解き放たれた
自分の”分身”が、

自分の満足度や出来の良し悪しがどうであれ、そんな事はもはやどうでもよく

それを目にしたり触れたりした人達の
心を揺さぶったり、評価に値したり、
誰かの人生を変えるくらいの宝物になったりしていることを忘れてはならない。

解き放ったら、もうそれは作り手のモノじゃなく、
受取った人の中で意味を持って行く。

だから、
自分の分身だからと言ってその価値や出来を、
例え謙遜だとしても悪く言ってはならない。

もうそれはあなたのモノじゃない。

社会に順応する必要もないし、
愛想笑いが出来なくてもいいし、
顔色を伺ったり、お世辞を言えたり、
長い物に巻かれたりなんて出来なくても構わないから、

その代わり、

自分の分身に愛と責任を持って、
強く強くcomittし、世に送り出す事。

クリエイターを名乗る為の”資格(ライセンス)”がもしあるとしたらその条件は

「自分の分身の責任を取れること」
じゃないだろうか。

そしてその次に、その分身を生み出す為にどれだけ、
日常の中で魂を磨き、澄んでいく事が出来るのか?

私の今日の歌は、
誰かの心を揺さぶる事が出来ただろうか?
今の自分で、責任を持てるだけの歌を送り出しただろうか?

もっとやれたよな。
ダメだな。
頂いた拍手や言葉を胸に、

私は今日も、
不甲斐ない自分と戦っている。

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