「しばてん」絵と文 田島征三 偕成社
わたしは読み聞かせがどうもなじまない。どうしてなのだろう。いい取り組みでもあるし、読み聞かせてもらう経験をしたときもよかったのに。
考えてみた。そうしたら、「しばてん」が思い浮かんで、マールの棚から手に取った。わたしは「しばてん」を読み聞かせられない。自分がこの中に入ってしまう。さっきも読みながら絵本の中に入ってしまった。
マールのネットショップでこの本を紹介するところには、出版社の紹介文を書いている。そこに対象年齢3歳からと書いてあるが、この本をぜひ読んでもらいたいのは、大人たちだ。それぞれが手に取って、静かに読んでみてほしい。
最後まで読んで、ざわざわした心を胸に留めておいてほしい。何度も、ことあるごとに手に取ってもらいたいから、買って手元に置いておいてもらいたい。
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