デザインを学び、デザイナーとして働き始めたお話
前回のお話の続きです。
グラフィックデザインの基礎を学ぶ
2004年9月、バンタンの社会人向けスクールで1年間、グラフィックデザインを勉強することにしました。
講師は現役のデザイナーで、一見コワモテですがとても愛のある、みんなのお父さんのような方。
たくさんのことを教えてもらい、たくさんの相談に乗ってもらい、本当に尊敬するデザインの師匠です。
先生に教わったことは、今でも忘れずに実践しています。
とてもダンディな先生は、現在鳥取県で喫茶店を営んでおられます。
いつか絶対に行きたいお店。
学校以外の活動では、月に1度DJをやっていたクラブイベントでフライヤーを制作することに。
また、アルバイトをしていた渋谷のスペイン坂にあったゲームセンターで、店内POPやイベント告知ポスターなどを作らせてもらっていました。
ちなみにその頃には、私にデザインの才能なんてないと言った10歳年上の彼とはお別れしていました。
デザイン学校卒業、就職活動
2005年9月、1年間の勉強を終えて就職活動を始めました。
実務未経験・大学出てない・中途半端な時期、という悪条件、書類選考で何社も落とされ、面接にたどり着けても内定は頂けず。
そんな時、アルバイト先の先輩がバンドをやっていて、その繋がりで都内のデザイン事務所の社長を紹介してくれることに。
面接の機会を頂き、なんと正社員として採用してもらうことができました。
2005年12月、22歳の時に就職した会社はまだ立ち上げて数年で社員数は私を含めて5名、他のスタッフは皆30代で、元々同じ会社にいて独立した人たちでした。
Web制作が主な会社でしたが2割ほど印刷物の仕事もあり、大手の仕事が多く、未経験の私を育ててくれる環境に感謝しかありませんでした。
最初はソフトの扱い方もデザインの作り方も苦戦していましたが、3年目くらいにはデザインを作り出すことに慣れてきた手応えを感じたものです。
Webのコーディングは高校生の頃に培った知識が役に立ち、さらに知識をつけて会社の戦力になることができました。
仕事もプライベートも充実の日々
DJは就職活動と同時にやめていましたが、クラブでできた友達たちのイベントのフライヤーを作ったり、結婚式のウェルカムボードを作ったり、東向島で立ち上がった江戸前アートプロジェクトというアート活動に参加させてもらいWebサイトを作ったりと、プライベートでもいろいろな制作をさせてもらった20代でした。
また、デジタル一眼レフを毎日持ち歩き、1日1枚写真と一言をアップするサイトを4年ほどやっていました(ダカフェ日記が好きで、プチ・ホームページサービスを使っていました)
音楽関係では、地元の横浜でイベントを友達と立ち上げてDJ活動を再開したり、フジロックやサマーソニックに行ったりと、楽しく過ごしていました。
そんな中で1歳年下の男の子と仲良くなり、2007年の24歳の時、お付き合いを始めました。
そして交際は順調に進み、結婚前提でお互いの親の許可をもらい、2010年3月から埼玉で同棲を開始(26歳にして初めて実家を出ました)。
しかし5ヶ月後の2010年8月、私の人生を大きく変える出来事が起こります。