オンライン教材活用の「メリット」「デメリット」と紙教材について
コロナ休校で、ご家庭でオンライン教材を使われる機会が急速に増えています。
小中学生1人1台PCの整備も2020年度中に実施されることになりました。
このnoteは、下記のような疑問・懸念を抱いている主に小中学生のお子さんを持つ親御さんにオススメです。
・どのようにオンライン教材を選んだら良いか分からない
・オンライン教材を使ってみたいけど、実際どうなの?
・オンライン教材を使っているけど、どうも子どもには向いていないかもしれない
・オンライン教材と紙の教材、どうやって使い分けたら良いの?
今回は、多くのオンライン教材を見てきた中で、その「メリット」と「デメリット」、そして、紙教材の活用について書いていこうと思います。こちらに書くことは、全ての教材、アプリに適用されるものではなく、多くのものに共通して言えることとしてご理解頂けましたら幸いです。
では、まず「メリット」から。
◼︎メリット
・国数英理社の科目が揃っている
・分からなければ何度も動画を見て確認できる
→アプリを選ぶ際、「解説が丁寧か?」という視点は非常に重要です。
・学年横断が教科ごとにできる
(分かっている子は先の単元へ、理解が不足している子は前の単元に遡れる)
・教科ごとに習熟度別にできる
・教科に特化したものもあり、得意な教科を伸ばせる
・親しかできないコミュニケーションの時間を増やせる
・送り迎えの必要がない(その時間別のことに使える)
・時間と場所の束縛がない
・自動採点で時間が短縮できる
・親への通知で子どもの学習進捗がわかる
・とにかく安い
・おもちゃや教材が増えない
次に、デメリットと考えられることです。
◼︎デメリット
・アプリによっては自分でデバイスを揃える必要がある
・選択式の問題が多め
・選択式の問題は適当に回答できてしまう
・モチベーション維持が重要で、子どもの伴走者が必要
・教材に付属するゲームをやりすぎる
→アプリによってゲームが多数使用できるものもあれば、ゲーム要素が少ないも
のもあります。
・長時間やると目に悪い
→これは以下3点で改善。
①一日の使用時間を決める
②デバイスと適度な距離を取る
③ブルーライトカットのフィルムを貼る
・アプリによっては問題数が少ない
・応用問題をしたい子どもには物足りない場合もある
・漢字の書き取りなど、正解の判定が厳しすぎる時がある(とめ、はねなど)
では、紙の教材との併用はどのような場合か?を見ていきます。
◼︎紙教材との併用
・問題数を増やす(漢字の書き取り練習など)
・応用問題を解く
・解いた量が可視化される(自己肯定感の醸成)
・現状学校の試験が紙で行われることが多いため筆記に慣れる
尚、テクノロジーが好きではない子に無理にやらせる必要はありません。
その場合には、紙教材のみで。ただテクノロジー活用はこれから必須になりますので、日常の何処かでテクノロジーに触れる機会を作りましょう。
また、塾に通っているお子さんにもオンライン教材をと考えていらっしゃる場合には、塾では習っていない教科だけ受講してみるなどの工夫も効果的でしょう。
◼︎オンライン教材の選び方
では、どのように選べば良いのでしょうか?今、世の中にはオンライン教材が溢れていて、どれを選んで良いか迷われる親御さんもいらっしゃると思います。
私がオススメしたいのは、まず親御さんで良さそうと思われる教材をいくつか見て、解説動画がきちんとしているかを確認します。その中で良いと思ったものについて子どもと一緒に試してみます。大抵の教材は無料のお試し期間があります。そこでお子さんに合ったものを見つけましょう。
◼︎おわりに
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。オンライン教材について悩まれている皆様に、少しでもお役に立てていましたら嬉しいです。
最新の国内外における教育情報、これからのキャリア・能力開発情報等もtwitterで発信しています。宜しければフォロー頂けましたら幸いです。 @RiekoKomiyama
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?