知り尽くしたはずの場所なのに
私は移動する時、
とにかく効率重視のタイプです。
NAVITIMEなどの乗換アプリで出る所要時間よりも
いつも早く目的に着きます。
乗る車両は必ずエスカレーターや階段の一番近く、
乗換に要する時間を最速で考えています。
利用する交通手段はほとんどが地下鉄。
よく使用する駅の地下のつながりはほとんど把握しています。
数日後、
予定から次の予定までの移動時間が
圧倒的に少ない案件を控えていることを思い出し、
事前にリサーチすることに。
駅から駅の地下での移動は問題ないのですが、
この予定は、
銀座のとある場所から
予定している地下鉄の乗換場所に行かなければなりません。
地下の道順は把握できていても、
その場所が地上の何処に当たるか把握していなかったのです。
予定している乗換場所の地上に出てみると、
思いがけない場所でした。
“ここの下だったのか”と新鮮な印象。
その場所自体はよく知る場所でしたが、
あまり行かない場所だったので、
地上のルートも念の為確認することに。
“あれ?ここ曲がったところにあったはずのビルは?”
“ここ真っすぐ行ったところにあのお店が合ったはずなのに?”
そう、今の銀座は多くの場所が工事中で、
仮囲いに覆われてしまい、
もとの景色がそこにない状態。
しかも囲いには動物や風景など
アートが施されており、
過去の印象が全くありません。
銀座は家からも近くよく行く街です。
買い物、美容院など
生活に必要な用事はほとんど銀座で済ませています。
地下の道順は把握していましたが、
地上の景色がこんなに変わっていたとは。
頻繁に訪れていてもこんなに迷うとは思っていませんでした。
“感覚で移動する時代ではもうないのかもしれない”
なぜなら、
外国人観光客の皆様は携帯片手に
目的地へ見事にたどり着いているからです。
私は地図アプリは苦手です。
なぜなら、
設定した場所から歩き始める時、
左右どちらに行くのかいつも迷います。
ナビを見ながら歩いているはずなのに、
目的地からどんどん離れていくことも多々あります。
なので、感覚と記憶と、
すれ違う人に聞きながら目的地に行くことが多い日常です。
今日の迷走で少し考えを改めることにします。
地図アプリが苦手などの言い訳はもう排除し、
時代にあったツールを使いこなせるようになる必要性を感じました。