先日の合氣道稽古前、
先生から次の昇級審査を受験するかどうかの打診がありました。
「週1回の稽古では難しいのですが、
週3回ぐらい稽古できるようであれば仕上がりますよ。」
次に受けるのは1級。
通常お稽古をしている道場で受験できる最後の級。
1級の次に目指すのは初段。
という段階の級なので、難易度はかなり高い級です。
稽古終了後、
先生の元へ行き、
「週3回稽古に出席出来るようにします。
受けさせていただくことは可能でしょうか?」
と勇気を出して聞いてみました。
「わかりました。来週案内の準備をしますね」と、
返事をいただいた時は、
嬉しさと同時に、とてつもない緊張感を感じました。
昇級審査は自分が受けたいと言って受けられるものではなく、
先生が日頃の稽古を見ながら、
対象者が受験するだけの力が着いたかどうかで
受験の案内があります。
受験するだけの力が未だと判断された場合は、
案内の声がけはありません。
審査は毎年6月と11月に実施されます。
実際に、5月の時点では、
「次の級は未だ難しいので、今回の審査は見送ります」
と言われていました。
そのため、9月頃から実はソワソワしていました。
“今回の審査は声をかけてもらえるだろうか?
1級は難易度が高いのでまだ無理かな?”
心の何処かでそう思いながら、
でも出来ることなら挑戦させていただきたい
という気持ちが錯綜していたからです。
なので、今回受験させて頂けることが
とにかく嬉しく感じました。
週3回の稽古は正直キツイものですが、
仕事以外でここまで何かに集中して打ち込むことなど、
大人になってから経験できることは少ないように思います。
そんな経験を50代超えてから体験できるのですから、
とても幸せなことなのでしょう。
帰り間際に先生から
「あまり追い込みすぎないようにして下さいね。
級や段が上がるほどリラックスして挑んで下さい」
とお言葉を頂きました。
完全に見透かされていたようです、
熱心になりすぎ、自分を追い込み過ぎる私の悪い癖を。
私にとってかなり難しいことですが、
リラックスした心の状態で稽古を重ね、
11月の審査に挑もうと思います。
美容スペシャリスト猪越理恵は美容業界歴29年、コーチ歴19年のキャリアを生かし、サン・ティトル株式会社を設立。大手化粧品会社や美容機器メーカーのコンサル・商品開発・メソッド開発・人材育成等を支援しています。
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