アーユルヴェーダ治療編
こんにちは。
あーゆるNurseのRieです。
今回の記事はアーユルヴェーダ治療に関する体験記を書いていきます。
ラジオでも連動しています。
#Podcast #Standfm
その前に、滞在していたアシュラムからの移動のお話から…
アンボリのアシュラムをでて、カンヌールへ
アシュラムは山上にありました。まずはタクシーでサワントワディのマーケットまで。少しショッピングします。
その後、クダールKUDAL駅へ。
そう、ここから寝台車で10時間かけて移動します。
電車は案の定1時間ほど遅れて到着。
しかも、直前にホームが変わって、猛ダッシュ。
本当は走る必要なかったけど、電車がどれくらい止まってくれるのかわからなかったから、とにかく走れと言われました(笑)
飛び乗った扉から、車両の中を移動します。
それはそれは大変。
汗だくで自分の席にたどり着きました。
2等なので3段ベッドになっていて、寝るときに真ん中の段を出す感じです。
汗だくで汗臭い、移動疲れもあって、早めに就寝しました が
電車の中は割と騒がしくて、そしてちょっと臭くて、シートは狭い。
寝返りもうてないくらい。
10時間、寝たり、起きたりしながら過ごしていて結構疲労でした。
カンヌールの駅に着いたのが5時過ぎ。
大きな駅で、この時間でも多くの人がいました。
リキシャで留学先の病院まで移動します。
辿り着いた時には、ホッとした!
温かいみなさんと、きれいなお部屋に朝ごはん、ありがたかったです。
今回は、この病院に併設されたお部屋に泊まります。一緒に勉強するメンバーと寮生活のような感じで楽しいです。恵まれた環境で学べることが本当にありがたくて、いきなり感動しました。
診察編
少し休んでから、ドクターの診察を受けにいきました。3週間の留学中、治療を受けながら勉強します。
電車移動の寝不足でヴァータが乱れ、手や舌の震え。
南インドの熱さでPittaの乱れ。
貧血、側湾など。脈診をとって、「マインドがバブル」と言われたのが一番面白かった。疲れていたり、落ち着かないと、確かにあわあわになります。
先生は多くは語りませんでしたが、この目立つ症状を鎮静するトリートメントを組み立ててくれます。
ヴァータは全てのドーシャを動かすので、主にヴァータの治療を行う感じでした。
面談、舌チェック、触診、脈診、骨チェックをされました。時間は10分ほど。
処方箋
4種類のお薬と7つのトリートメントが処方されました。
【内服】
液体薬
・ガンダヤハスタディカシャーヤ
rasa:渋、辛味 Vipaka:甘味 Guna;軽、油
Virya:熱 トリドーシャに良い
カシャーヤ、ダムシャーラのハーブが使われている。ヴァータの鎮静にGood,腰〜臀部の骨盤周辺にも良い。
例)便秘、貧血、消火促進、若返り、下痢にもいい、強さをあげる、アーマを解消、喉の渇きを和らげる、灼熱間を減らす、DM、尿路障害、咳、黄疸、皮膚、痛風、骨関節、発熱に良い、寄生虫、痔、心臓病、
・アムルドターラムカシャーヤ
グドゥッチ(アムルタ) を使っている。
アグニをあげる。熱も下げる。効果効能が多いハーブ。全てのドーシャにもいい。炎症を抑える、病気の元(多分アーマなど)を燃やす、排出するお薬。
茶色液体で、酸味、苦味、渋味があります。植物の不味さなので、耐えられる味です。西洋医学のお薬とはちょっと違うのは、自然からできているものだからこそ、馴染む感じがあります。
タブレット
・コーギニヤム
脳、神経系、記憶力に良いハーブを使ったお薬。ヴァータ、ピッタを調整する。マインドにも良い、強くする。
・サリーパリ
アシュワガンダ、カピカチュチュKapikachuchu、バラBala(ヴァータによくオイル使う) ヴァータに良い。不安などの和らげる
カピカチュチュ
グル;重、油
味、苦 ヴィパーカ、甘 ヴィールヤ 熱 プラヴァーバ 媚薬効果
効果:栄養価、ヴァータヴァランス、出血疾患、便を増やす、傷の修復、外用だと子宮収縮促す、月経症にも。循環を促す、ストレス、不安の軽減、気分を上げる、頻尿を改善、中枢、抹消神経に良い。
ストメンド ガス、排出、毒素を排出。 ヴァータにもピッタにもいい
トリートメント
①Abbyyangam & Steam アビヤンガ、スチーム
体に使ったオイル: サハチャラディ、ムリヴェンナ カルプーラ(樟脳)
セサミオイルベース、筋肉、神経、骨、体全身に効く。
頭に使ったオイル:スリラットナ
ベースがココナッツオイル、カルプーラ、ナラーヤナ、アランディ、モリンガ、マハビシャ、ガンダプーラオイル、 ヴァータの鎮静
②Elakkizhi エラキリ
エラという植物を使った、ハーブボールとオイルのトリートメント
③Thakradara タックラダーラ
Pitaを下げていく。ホルモンバランスにも良い、男の人にもすごくいい。アンチエイジング。
④Navarakizhi ナバラキリ
ヴァータを始めとした全てのドーシャに良い。体に栄養を与えつつ、発汗を促す
⑤Matharavasti マトラバスティ
少量のオイル浣腸 ヴァータの排出
⑥Kashayavashti カシャヤヴァスティ
しっかりとした浣腸、ヴァータの排出
⑦Spine Pichu スパインピチュ
背骨の歪みにアプローチ。オイルを浸したガーゼを背骨に沿って乗せていく。温める。
トリートメント開始DAY1 アビヤンガ&スチーム
1月20日 今日は夕方のAbhyamga with steam でした。
裸に紙ふんどしになります。
まずは椅子に座って頭皮をオイルマッサージ。
そして台の上に仰向けになって、オイルマッサージ。
うつ伏せになってマッサージ。
程よい力加減で、しっかりとマッサージされます。これはオイルを浸透させるようなイメージでした。
だんだん、オイルと自分が一体化していくような、体に染み込むような、軽くなるような感覚になります。
その後、箱型のスチームサウナの中に入って汗をかきます。毛穴からデトックスしつつオイルを染み込ませる。
軽くシャワーをして、頭のオイルは流さずに、タオルを巻いて終了。
頭がオイルべったり、ちょっと面白いですが悪くないんです。今日はこのままオイルを落とさずに眠ります。
多分、頭のオイルと体のオイルは違うようです。
頭は神経の集中するヴァータの多い場所。しっかりとオイルを浸透させてヴァータを鎮静させていきます。
DAY2 スパインピチュ&エラキリ
朝5時くらいに起きて、シャワー、瞑想、ヨガ。
頭のオイルを落とします(それでもまだオイリー)。
頭は軽くてリラックスした感じ。旅疲れも徐々にとれてきていますが、オイルのケアも効いている感じがします。お肌はサラッとしっとりしている感じ。
朝ご飯はこちらのスタッフのAjaが作ってくれます。ケララのカレーはちょっとスパイシー。お母さんみたいな感じで、できたら「できたよー、早く食べてー」と声をかけてくれるし、食べていたら「Good?」と毎回聞きにきてくれます。
本日のトリートメントはスパインピチュとエラキリ。背骨に沿ってオイルを浸透させていきます。
使用するオイルは昨日と同じ。
ガーゼにオイルを染み込ませて、それを脊椎に乗せる。
また温かいオイルを染み込ませて乗せる。を繰り返します。
オイルは結構熱々!セラピストのお姉さんはあっついオイルを素手で絞っています。すごい。
その後、全身のピチュを使ったアビヤンがあります。ハーブボールをオイルに浸けて、それでマッサージ。
1時間ほど、全身オイル漬けになって、軽くシャワーをして終了です。
全身黄色。洋服にも色がつくので、背術の際には汚れてもいい服、色のわかりにくい服がおすすめです。
頭のオイルはそのままで、馴染ませます。ヘアターバンを巻いて過ごします。
トリートメントはリラックスもできますが、どちらかというとオイルを浸透させる治療の一環という感じがします。リラクゼーションand治療。
2日連続のトリートメントで、顔や体の皮膚はしなやかに、ツヤっとしています。
DAY3 スパインピチュ & エラキリ
頭はオイリーのままで起床。もう慣れてきました!笑
服もオイリーです。寝る時には枕にタオルを敷いて寝ています。
お肌の艶、しなやかさ、体の軽さがある気がします。
9時半からスパインピチュ。30分ほど昨日と同じようにトリートメントします。
背骨が温まってきて、気持ち良い。
背中の骨、柔らかくなぁれ。
午後からはまたエラキリをしてもらいました。同じお姉さんがやってくれたのですが、手つきが柔らかくて優しい。オイルも熱すぎず心地よくマッサージされていました。
毎日のオイルトリートメントで皮膚がしなやかです。
心も軽くて安定している感じ。少しずつの変化なのですが、元気になっているのがわかります。
3日までのまとめ
私の体質はヴァータ、ピッタのようです。
やはりヴァータが乱れやすいので、今回の治療のメインはヴァータへのアプローチ。日に日に、心も安定して軽くなっているのがわかります。緊張感が高まりやすいタイプなのでその動きがマイルドになっている感じがします。
インドのこの気候に体が慣れてきているのもあるかもしれません。
次回はトリートメント、治療の続きをお話ししていきます♪
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