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rie先生の楽典やり直し講座
2020年12月28日 22:10
今年最後の記事は、先週の倍音①の続きです!倍音列から和音ができている!前記事では、基音ー第2倍音の1オクターブと、第2倍音ー第3倍音の完全5度が音階の基礎となっていることを解説しました。しかし、倍音から生まれたのは音階だけではありません!第3倍音以降の音を重ねてみます。以下の譜です。第13倍音まで重ねてみました。飛ばした4、6、8、10、12倍音は既出の等類音(音域が違っても
2020年12月21日 14:26
今日のテーマは「倍音」です。管楽器や弦楽器をやる方は、ハーモニクス(倍音奏法)があったり、同じポジションで倍音列を出せたり、ということがあるので、身近な話題かもしれません。また、最近はやたらと「倍音豊かな〜」のようなキャッチフレーズをよく見かけるようになったので、そこで知った方もいるかもしれませんね。流行ってます。ここでは、倍音を音楽理論的観点から解説します。何だか難しそうですが、大丈
2020年12月14日 18:17
本日は「終止形について復習したい!」というリクエストにお応えしての記事です。「終止形」とは、フレーズの最後を締める、または区切る「句読点」のようなもので、音楽では和音の進行で表します。この終止の仕方によってだいぶフレーズの印象が変わります。ここでは、特に覚えておきたい4種の終止形、また番外編でいくつか紹介したいと思います!1.全終止最もポピュラーで王道なのは全終止です。Ⅴ→Ⅰの連結
2020年12月7日 21:25
先週の「フーガ①」の続きです。今日はもう少し細かく、特にバッハを例に解説しようと思います。「フーガを書きたい!」となったらまた話は別ですが、「フーガを知りたい!」と言うなら、やはりバッハの「平均律クラヴィーア曲集」を見るのが一番だと思います。まさに芸術的フーガのカタログ!平均律~の分析は、市田儀一郎 著『バッハ 平均律クラヴィーアⅠ, Ⅱ』(音楽之友社)という素晴らしく立派な本が