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優しいキモチ

私の母は22歳で結婚をして24歳の時に私を
産んでくれました。


記憶の中の当時の母は、あまり浮かない顔を
していた
ように思います。


3人の子供を育てながら3世代同居、9人家族の中
で生活をしていたのですから、それも無理ないか
と今では理解をすることができます。


しかし、幼かった私はそんな母をどうにか喜ばせ
たい、もっとたくさん母の笑顔が見たい
と思って
いました。


ある年の母の日、私は妹と2人でお小遣いを握り
しめ、家から少し離れたところにある大型のショ
ッピングセンターに行きました。


そしてそこで見つけたイルカのネックレスを買って母にプレゼントしたのです。


そのイルカのネックレスを手に取った母は少し
困惑したような顔で私たちにこう言いました。


「ネックレスをプレゼントをしてくれた事は
嬉しいけれど、あなた達のその氣持ちは手紙で
伝えることもできる
んだよ。」


私はその時、ネックレスを貰った母は、てっきり
喜んでくれるだろうと思っていたので、内心は
少し残念な氣持ちになりながらこう思いました。


「そうか、手紙をプレゼントすることでも相手を
喜ばせることが出来るんだ!


またいつか誰かを喜ばせたくなったら手紙でその
氣持ちを伝えてみよう。


それから20年後、私は結婚式で私の両親、旦那
さんの両親に感謝の氣持ちを手紙にして心を込めて伝えました。


その時の想いは10年経った今でも色褪せる事はなく私の心を優しい氣持ちにさせてくれます。


大切な人に感謝の氣持ちを伝えることは一見難しいことのように思えますが、そうすることによって相手との絆をより一層深めることができます。


そして感謝の氣持ちを伝えたその優しい氣持ちは、波紋のようにいずれ周りにも波及していくのではないでしょうか。


THINK LIKE A MONK 
自分に集中する技術 

著者であるジェイ・シェティはこの本の中でこう言っています。

僕らは、感謝とは与えられたものの価値を認めることだとおもっている。それは僧侶も同じだ。

では、その与えられたものとはなにかと問われれば、僧侶は僕らと違って「すべて」と答えるだろう。

人生は豊かであると同時に複雑なものだ。

そこにはさまざまなかたちの贈り物や教訓が詰まっている。

僧侶ではない僕らには、すべてが贈り物や教訓に思えるわけではない。

ならば、分かりやすいものに感謝することから始めればいい。

自分の今の境遇に心の中で感謝するだけではなく、行動に移すことが重要だ。感謝は優しさを生む。

そしてその精神は身近な人から人へ波紋のように広がり、コミュニティー全体に及ぶ。


与えられたもの「すべて」に感謝することが難しくても、自分の今の境遇に心の中で感謝するだけでなく行動すること。


つまり言葉や手紙で相手に感謝を伝えることが、
人から人へと伝わり、それがいずれコミュニティー全体に及ぶということではないでしょうか。



あなたの大切な人は今、幸せですか?



あなたはその大切な人を優しい氣持ちにさせる力を持っています💓



最後に今日のまとめは⬇️です🌝

1番身近な人への感謝の氣持ちは手紙にして伝えよう。

心の中で感謝するだけでなく行動に移すことで優しさを共有し、相手との絆を深めることができる。

感謝は優しさを生み、その優しさは人から人へ広がりいずれコミュニティー全体に及ぶ。

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