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文学フリマ 東京38に出ます


ブースが決定致しましたのでとりいそぎのご報告です。
文学フリマ東京38に「灰かぶり商會」として出店いたします。
ブースは第二展示場 Fホール、ち-32です。
友人の音子に真珠と共に楝いり紅として短編小説集を執筆いたしました。
「春」「花」「海」をテーマに、無いモノねだりの二人が描く短編小説集という煽りで「四季彩の雨」という本を出します。
私含めた執筆陣のX(旧Twitter)、カタログ情報は以下リンクよりご覧ください


死ぬ前に絶対やると約束していたことの一つです。
間に合ったらコピー本(?)が追加で出ます。
とにもかくにも、原稿がまだ終わっておらず、宣伝も満足にできない始末でもう気が気でないのですが、書いていただいた表紙絵がとても素敵という言葉では表せないほどのものでして。
これは表紙負けする内容を出すわけにいかんぞと頑張っている次第でございます。
近いうちにこちらにサンプルをのせられればいいなとも思っています。


おまけ程度にチラ見せ
というかこれは私が昔から考えていることなのですが、
シンデレラの役で一番なりたいのは誰と聞かれたら私は「魔法使い」と答えます。
シンデレラも王子様も柄ではないというのもありますが、なにより、自分の愛しい人を自らの手で美しく仕立て上げ、魔法をかけ、幸せにしてくれる王子様のもとに送り出すというのがなんて素敵なんだろうと思っていたからです。
私は好きな人を幸せにする自信などありません。
好きな人の将来に、未来に私は要りません。
だからこそ、私は好きな人に魔法をかけて、幸せにしてくれる誰かの元へと送り出す魔法使いでありたいと常に願ってきました。
しかし、そうでありたいと思うと同時に、好きな人を一番美しく輝かせることができるのはこの私であるという傲慢さも腹の底にあります。
あの人の美しさを知っているのはこの私なのに、あの人の魅力を全部知っているのはこの私なのに、なぜ表面しか彼女を見ていない人間に譲らねばならないのかという独占欲と嫉妬心が燃え上がります。
ありたい姿と現実の感情は相容れないのが常です。
この思考をネタに数本小説を書きましたが、今回の新刊でも一本入れておこうかなと思います。
せっかく屋号に「灰かぶり」と入れたのですから、シンデレラをネタに一本紛れ込ませてもバチはあたりますまい。
ということで、私に関してはお題の「春」「花」「海」とは別に「シンデレラ」が収録されますのでお楽しみに。

今回から入場有料とのことなので以下に公式リンク繋げときます。
早くお品書きとサンプル出せるように頑張ります。




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