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後藤威尊という、とびきりの煌めき
INIを、そして後藤威尊を好きになるまで、私の生活には余白がなかった。
仕事や私生活、とにかく生きる事に必死になってて、ただ目の前の世界と対峙することしかしていなかった。疲れていたんだと思う。
そんな日々は窮屈で、自分が萎れていく感覚を自覚せざるを得なくて、でも漫然と過ごすしか術がなくなっていた。本当にそんな毎日だった。
そんな時に、INIに出逢った。そして後藤威尊というとびっきりの煌めきを知った。
私の世界に、人生に、キラキラとした余白が生まれた。
プラメやフロイニなど、INIのメンバーは色んな所でよく自分の時間の過ごし方や最近ハマっていることを教えてくれる。
特に威尊は、流れゆく日々のちょっとした美しさを共有してくれることが多い。
エレベーターに乗った時、赤ちゃんに癒されたこと。ベンチで鳩と日向ぼっこしたこと。電車が通り過ぎるのを、並んで見ている小さい子を眺めて元気を出したこと。月がすごく綺麗だったこと。メンバーとオフの日に少し遠出をして、その街歩きを楽しんだこと。
こういう世界の美しさに気付くことができる威尊の感性がすごく好きだなと再認識させられる。
そして、少し贅沢で少し傲慢かもしれないけど、あなたが美しいと思うものを、美しいと感じられるような私でいたい。あなたが好きだと言ったものを、大切にできる私でいたい。そう思うようになった。
隙があれば仕事の事を考えて、毎日効率の良さを優先にスケジュールを組んで、休日もとにかく寝るかYouTubeをみるか家事をする、空いた時間には極力誘われた遊びに顔を出せるように予定を詰め込む・・・というルーティーンだったのを、まずは朝に余裕をもって珈琲を飲む時間をつくるようにした。
休日は、早く起きて、少し遠出をして知らない街に出掛けるようになった。
家の掃除をこまめにして、散歩をしたり、本を読むようになった。好きな事を勉強する時間もつくるようにした。
空いた時間に誘われた予定を入れるんじゃなくて、会いたい人にはちゃんと自分から連絡をして、会いにいく時間を大切にするようにした。
金曜日の夜にはちょっぴり夜更かししてフロイニを聴きながら眠りについて、土曜日の夜はINIフォルダを観てゲラゲラと笑うようになった。
INIがテレビ番組に出る日は、少し頑張って仕事を切り上げて、缶ビールを1本買って家で観るようにした。
ああ、こんなにも私の世界は、暖かくて穏やかなものだったんだな・・・と気付いた。
INIは、推しは、忙しいはずなのに退屈だった日々から、いとも簡単に私を連れ出してくれた。
そして、連れ出してくれる人にずっと私は会いたかったんだと思う。
大袈裟だと言われるかもしれないけど、威尊を好きになった事で、自分をも大事にできるようになった。
人としての在り方も、威尊から教えてもらうことは本当に多い。
すごく印象的で、特に好きな威尊の話がある。
フロイニで、中国出身メンバーのフェンファンに対して、日本語でわからない言葉があったりすぐにパッと言葉が出てこない時に「〇〇やんな?とか言っていい?」と言うようなこと確認していたシーンだ。
ああ、この人は自分の物差しだけで話を進めることはなくて、常に誰かの価値観やペースを大切に守ろうとしてくれるんだな。
そういう思慮深い優しさが、一緒にいる人に安心感を与えてくれるんだろうな、と思って一層愛おしくなった。
人に思い遣りを持つことは簡単だ。でもそれを常に持ち続けることは案外難しい。だからこそ、人と丁寧に接することを大事にしたいと思うようになった。
威尊を見つけられて良かった、INIに出逢えたことは人生に起きた素晴らしい出来事だった。
彼らが見るものが、その世界が、清廉潔白なものではなかったとしても、どうか彩りに満ちたものであって欲しい。
彼らが幸せだと感じられる一瞬を、少しでも増やしたい。色が混ざり合う世界を、楽しいと感じられるように。
今年もたくさんINIから幸せをもらいました。
本当にありがとう!