見たくなかった言葉
いい詩を書くなぁと思っていた詩人の、汚い言葉遣いでの政への不満のつぶやきを何度か目にした。見たくなかった。
Twitterは個人が自由につぶやくソーシャルメディアだし、その詩人に詩になる言葉だけつぶやいてほしいと願うのは私の個人的な感情だ。それでも、見たくなかったな。
Twitterで見かける汚い言葉のつぶやきは宇宙のゴミ(スペースデブリ)みたい。たまたまそのスペースデブリが空間を漂っていたときに私も目撃してしまっただけで、ぶつかって被害を受けたわけでもないけれど、目にしただけで不快になるのはそれが暴言だからだと思う。もしもその主張に”詩“があったなら、流れ星に見えたかもしれないのに。
スペースデブリを吐きだす詩人が編んだ詩集には、選び抜かれた言葉にも暴言の汚さがこびり付いてみえる。