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ワイキキの真ん中ではためく「Wear Your Mask」に思う
ワイキキの目抜き通りである「カラカウア大通り」。観光でハワイを訪れた人が、間違いなく全員歩くこの大通りには、季節やイベントなどに合わせて「フラッグ(のぼり、って言うのか?)」が掲げられます。
1月には「ソニー・オープン」、3月なら「ホノルル・フェスティバル」など、このフラッグを見て季節の移り変わりを感じてきました。
それが今は、こんな風になっています。↓↓↓
「マスクをしましょう(Wear Your MASK)」
「ソーシャルディスタンスを保ちましょう(Watch Your DISTANCE)」
「手を洗いましょう(WASH Your Hands)」
そして「Live Aloha!」の文字も。
1年前までは誰も想像していなかった風景
常夏ハワイが世界に誇るワイキキで、人々がマスクをする姿なんて、ほんとに見たことがありませんでした。2020年3月前半までは、正直誰もマスクなどしていなかったし、街のなかで売っているのを見ることもほとんどなかった。
でも、2021年4月。ワクチン接種が徐々に進んでいるとはいえ、まだ安心できない状況の中、マスクを着けた人が歩く姿がデフォルトになった。ものすごくカラフルだったり明るいアロハ柄だったり、デザインが個性的なのは日本とはちょっと風情が違うかもしれませんが、とにかくローカルがマスクをしてるなんて。これって本当にすごいことだと思います。
たぶん、こんなことになって、生まれて初めてマスクを着けたというローカルも多いはずなんですよね。最初の頃は「マスクってヤツの着け方がイマイチわからないんだけど」、という話を聞いたほどです。「俺とハグや握手ができないなんてヤツは、友達じゃねえ」って言い放っていたアンクルもいました。
でも、事態がこんな風になって、みんなの考え方もライフスタイルも大きく変わりました。身体の大きなローカルのアンクルやアンティが、カラフルなマスクを着けてにこにこしている姿には、なんだか癒やされる気がします。そして、「クプナ(年長者)を守ろう!」と、若者がマスクしている姿もすごく素敵。
だから、この街が好きなんだよなあ。
そろそろハワイでは雨期も終わり、夏の陽気へとシーズンが変化していきます。真っ青な空、強い日差しの中でのマスク姿がやっぱりしんどい、と感じるときもあります。でも、今できることを一人ひとりがやり続けるしかないから。だから、カラカウア通りにこのフラッグなんだなと。
私達は、大好きなハワイという場所に住まわせてもらっているのだから、この美しい島とそこに住む人たちを守るためにも、歴史史上初・前代未聞の「ハワイdeマスク」生活を続けます。いつか、今の日々が遠い昔話になることを願ってね。
それにしても、今日は本当にお天気が良かったなあ。真っ青な空にひらひらはためくフラッグを見ながら、Dean & Delucaのローズミルクティーを飲み、「がんばろうハワイ」の気持ちを新たにしました(バラの花びらが入ってるお上品なお茶、テンションあがる〜〜〜!)。
そして…。一日も早く日本からの旅行者の皆さんをたくさんお迎えできる日が戻りますように!!