反応しない練習
スマホを開けばSNSやネットニュースで多くの情報が簡単に手に入る便利な世の中になってきました。その反面SNSで炎上してしまいストレスを感じたり、芸能人のいいニュースや悪いニュースを見て自分と比較して落ち込んだりと日々の生活で悩むことが増えてきたと思います。
今回、ブッタの考え方である「反応しない練習」という本を読んで、これらの悩みを解決するヒントがわかったのでシェアさせていただきます。
この本では、すべての悩みは現象から生まれるのではなくて、現象に対する心の反応によって生まれると書いてあり、悩みを消し去るためには無駄な反応をしないことが大切という部分にとても共感できました。
そして、悩まないためには
・大半のことは判断しなくていい
・自分にとって必要なことだけ、判断や反応する
ことをするとよいとアドバイスしてくれています。
例えば、コロナの自粛期間中に政治家が飲食店に行ったことや人気有名人が不倫していたことなどがニュースになった場合、謎の裁判官としてこれはダメ、これはいいと判断しがちですよね。人間には承認欲求があるため、物事に反応することによって、周囲から承認されることで欲求が満たされますし、仮に反対されたことでも自分に興味を持ってくれたとして、無関心でいられるよりはよいと思うこともあるのです。
確かに他人のニュースについては、私も少なからず反応することが多いのですが結局は他人のことですので、今後は反応しないように戦略的に無視するようにしてみようと思いました。
こういった自分に関係ないことについては反応しなくてもいいですが、仕事などで必要なことについては反応する必要があります。それでも自分の仕事を前に進めてくれる内容についてのみ反応するようにしましょう。会社でも人の悪口や愚痴などを聞く場面があるかと思いますが、このようなはっきり言ってしまうと仕事のためにならない無駄なことには戦略的に無視するようにしましょう。そうすることで今までのようなストレスは激減できるかと思います。
そうはいっても、いきなり無視することも難しいので反応してしまった場合の対象法についても2つ紹介しています。
・観察する
ネガティブな感情が湧いてきたら、自分を俯瞰して見てみることをおすすめします。怒りの感情は5,6秒しか持たないとも言われていますで、「今自分はめっちゃ怒ってるな。でもそんなに怒ることかな?」などと第三者の目線に立って観察すると意外とストレスを感じないかと思います。私も実践してみましたが無駄なイライラが劇的に減りました。
・書きなぐる
観察しても解消しない重い悩みについては紙やパソコンに悩みを3分程度書きなぐる方法もおすすめしています。悩みは何について悩んでいて、具体的にどのような行動を起こすかがわかれば解消されることが多いので、悩んでいる内容について書きなぐり、最後にポイントとなるどのような行動を起こすかについてまで書くことができると、悩みはかなり低減できます。ここで、どうしても思いつかないことは自分以外の問題となるので、忘れてしまいましょう。
そして、この本で印象に残った一文が、「人生のゴールは納得」というものです。人によって人生の成功と思う考え方は様々ですが、自分自身が納得してOKを出していれば大丈夫だと言われている気がして、ふっと楽な気分になれました。そのために必要な行動はするけど、反応しすぎずに気持ちは軽くしていきたいと思いました。
日々の生活やストレスに悩んでいる人におすすめの本です。
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