徳島と香川の街をぶらっと散策気分で旅行してきた
念願の大塚美術館へ美術館賞をするために徳島県へ訪れました。
今回は、徳島県の駅前をぶらっと散策し、翌日は香川県の高松の方へ行ってきた際の旅の日記です。
大塚美術館訪問の様子は以下リンクからご覧ください!
徳島駅前のホテルにチェックインをして少し休憩を取り、夕方から徳島市街の散策へ出かけました。
徳島駅は駅ビルがあったりビジネスホテルが立ち並んでいたり、結構栄えています。
しかし、駅前通りの商店街まで行くと一気に人の数が減ります。
地方の活気がなくなっていくのは正直残念だと思いつつも再開発はおろか既存のお店もやっているのか閉まっているのかも分からないシャッター街結構好きです。
夏の日差しの木漏れ日が感じられてノスタルジック。
駅前通りを歩いていくと見えるのが『眉山』という映画のタイトルにもなったことがある徳島を象徴する山があります。
ここはロープウェイで山頂までいくことが出来ます。
麓には徳島天神社があり参拝もしてきました。
続いて神社の隣にある、徳島の伝統芸能阿波踊りについての歴史館となっている『阿波踊り会館』へ行ってきました。
ここは毎日定時になると阿波踊りが上演されるみたいですが夕方に訪れたので流石に最終上演も終わっていました。
ただ1階には徳島の名産品やお土産を集めたショップがありとても充実しているので見どころです。
徳島の至る所で見る徳島名産のすだちをモチーフにしたゆるキャラの像があります、ちなみに名前を知る機会はありませんでした。
会館を出たところでホテルへ戻ります。
あっさり徳島市街の様子をお伝えしてしまいました……
知らない街を歩くのは楽しいのですが、あまりにそそられるものがありません。(そもそもやっているお店がない……)
こんな感じで少し寂しい駅前ですが、徳島美味しい食べ物がたくさんあります。その一つが徳島ラーメンです。
僕は『徳島ラーメン麺王』というお店で食べました。
甘辛豚骨醤油ベースのスープが特徴で麺はかなり細め、博多ラーメンのように麺は固めで替え玉をする方が多い印象です。
スープは意外とあっさりしていて、豚肉の甘みが存分に引き立っており、生卵をラーメンにのっけたり、生卵を別皿で絡めて食べることでより美味しく味わえます。
すき焼きのような甘さがありとても美味しかったです。
そしてもう一つこれがめちゃくちゃ美味しかった。
晩酌時に食べたすだちぶりの刺身を紹介します。
名前の通りすだちを養殖しているぶりにあたえることでしつこくない上質な脂を持っています。ホテルへ戻る手前地元のスーパーに寄って買ったごく普通の何なら3割引きで買った刺身ですが臭みがなく、脂が乗っています。
すだちもついていて、絞ることによりよりぶりのうま味とすだちのさわやかさが引き立ちます。
今回の旅行で一番美味しかったのがこだと思います。
スーパーのクオリティが高かったのか、はたまた魚市場や海鮮料理屋ですだちぶりを食べたらもっと美味しいのか興味深いです。
以上で徳島の旅は終了です。
徳島で一泊し翌朝香川県高松へ向かいます。
行く方法は鉄道とバスがあるのですが、バスの方が安いのでバスへ向かいました。
香川と言えばうどん、というわけで2日目はうどんを腹がちぎれるくらい食べてやろうと意気込んで向かいました。
バスの通り道に行きたかったうどん屋さんが近かったのでわき目も振らずに向かいます。
お店の名前は『竹清』というお店です。
実はこのお店、東京の有明にもお店を構えており、それ以外にも幕張イオンにもあったことがあります。
ということはわざわざ香川に行ってチェーンのお店に行ったのかと思われるかもしれませんが、このお店は高松市内で最初にセルフの形式を始めたうどん屋として知られています。
現在のうどん屋さんの提供方式はセルフ形式が基本ですが、その発祥が『竹清』なのです!
そういう訳でまずはここでうどんを食べる以外に選択肢はありません。
お店の外観は地元に根付いていそうな、というか東京にもお店があるなんて思えないような個人店です。
本場のセルフサービス式うどん店ははじめてなので、注文方法とか特殊なルールとかあったら後ろの人を詰まらせていろんな人に嫌な想いをさせてしまうのではないかと不安でしたが、入店するやいなや店員のおばあちゃんたちは初心者観光客であると察してくれたようで……
「リュックは入口のかごに入れておいて」
「はい」
「うどんを決める前に天ぷらを用意しておくから注文して」
「あ、じゃあ、半熟卵天ぷらで」
「うどんの量を注文して会計に進んで」
うどんは大中小の三種類のみです。
「小1つおねがいします」
うどんが秒で出てきて会計が終わりました。
その後、温かいのか、冷たいのか、ぶっかけかのだしを選択をして、サービスの天かすとねぎを乗っけていると半熟卵天ぷらを持ってきてくれて席について食べることが出来ます。
注文して着座するまでこれまで訪れたセルフサービス式のお店の中で最速の時間をたたき出したような速さでした。
最初は濃いだしが特徴のぶっかけうどんを注文。
本場の讃岐うどん、美味しい!
讃岐うどん独特の強いコシと食べ応えのある食感はやみつきになります。
小と言ってもうどん1玉はあります、うますぎて無心で口に運んでしまい一瞬で食べ終えてしまいました。
そして、たまごの天ぷらがこれがまた美味い!
サクサクの衣に固まった白身で中は半熟でトロトロで絶妙な温度で揚げられています、これはもう芸術といっても過言ではありません。
勢いに乗ったところでもう1、2杯ならうどんが食べられることを確信して梯子をして次のうどん屋さんへ向かいます。
続いて訪れたのは高松市街のとある商店街にあるうどん屋さん『麵処 綿谷』というお店です。
お店の構え方や看板は上品な佇まいですが中は先ほどと同じセルフサービス式のうどん屋さんです。友達からおすすめされて寄りましたが、人気のうどん屋のようで店内は100席以上はあり回転率も高いにもかかわらずずっと満席でした。
うどんの種類が豊富で肉うどんやカレーうどんなどもあり、僕はひやかけうどんとちくわの磯辺揚げを注文しました。
うどんは小サイズを注文したのですがボリュームが凄すぎる。
さらに驚くべきはこの値段、なんとこれで420円です。
安すぎてレジで聞き返しました。
ここのうどんの特徴は麺が太く他の讃岐うどんよりは柔らかい印象があり、小麦とだしの味をダイレクトに感じることが出来ます。
うどんが太すぎて沢山ほおばると小麦で窒息させられるような感覚になるのでちょっと柔らかめで本当によかったです。
ちくわの磯辺揚げも大きく食べ応えが十分です。
おかげでお腹いっぱいになってしまい、3杯は食べたいなと思っていましたが満腹だったことと小麦を食べすぎてうどんはもういいやとなってしまいました。
讃岐うどんコスパ最強だし本当に美味しかったです。
1つ注意点なのが高松にあるたいていのうどん屋さんはその日打ったうどんが無くなってしまったら終了になり、たいてい昼過ぎに営業を終了してしまうのではしごをするなら昼前からやったほうがいいです。
うどんを食べ終えたところで高松観光に出ます、とりあえず僕が行きたかったのはとある公園です。
それは現在香川県は公式でうどん県と名乗っており、ポケモンのヤドンと名前が近いことから公式で香川のポケモンキャラクターがヤドンになっています。なので香川にあるマンホールはヤドンのイラストになっていたり、オリジナルコラボグッズがお土産屋さんで販売していたりとにぎわっています。
コラボ最大級の企画がヤドン公園です。
イメージがつかないと思います、百聞は一見にしかずということでとりあえず行ってみましょう。
香川のローカル鉄道琴電琴平電鉄に乗って綾川駅へ向かいます。
綾川駅から徒歩5分ほどでヤドン公園に到着です。
あちらの遊具にもヤドン、
こちらの遊具にもヤドン、
この遊具にはいないなと思いつつ上を見上げるとここにもヤドンが、
フルーツの形をした遊具がある公園がフルーツ公園と呼ばれるように、う〇このような渦巻状の形をした遊具があればう〇こ公園と呼ばれるようにここはもう、誰がどう見てもヤドン公園です。
この日は暑すぎて遊んでいる人より僕のような観光客が写真を撮りまくっている光景が多かったですが、様々な種類の遊具が置いてあり、遊具の地面はやわらかくなっていたり、利用者にもやさしい公園になっていました。
こんなところにピカチュウ様もいらっしゃいます。
ポケモンが好きな人にとってはたまらない公園だと思います。
高松駅からは電車で40分ほどかかりますが行く価値はあります。
公園まで観光に行けたところで高松にとんぼ帰り、何か飲んで休憩したいと喫茶店を探しました。
高松の商店街には喫茶店が結構多かったのですが、ピンときたお店に立ち寄りました。
『喫茶店 了見』このお店は『カリモク』というブランドのインテリア家具ショップ店も兼ねており、展示品の家具に座りながらお茶やコーヒーが楽しめるというおしゃれすぎるコンセプトのお店です。しかし、僕が訪れた時は誰一人お客さんがいませんでした、この状況は2日連続です。
注文したのはイングリッシュブレックファーストティーです。
スタンダードにミルクがついているのでティーをミルクで割る本場の飲み方を推奨されています。
茶葉は地元の紅茶店から購入したものということでそういうところもこだわりを感じ、たっぷり休憩できました。
喫茶店があった商店街はとても綺麗でこのような天窓ドームの建築物もありあたりはハイブランドショップが立ち並び高級感があります。
また、商店街を抜けると駅前通りへと繋がります。
高松駅は本州から四国へ結ぶ路線の玄関口として知られており、四国でも有数のターミナル駅となっています。
駅の構造が左右双方から路線が通っているのではなく始発駅、終着駅となっているため頭端式(線路の先がコンクリートになっていて頭打ちとなっている)のホームになっているため見通しが良く広々としている印象。
駅舎に顔が描かれているのですがこれ自体が『たかまつえきちゃん』という1つのキャラクターになっているのが可愛いです。
結局香川はうどんとヤドンの事しか知ることが出来ませんでしたがとても楽しかったです。