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先住民生徒の教育課題
学校の中には国旗や校旗のほかに先住民の旗を掲揚しているところがあります。先住民が多く居住している地域だけでなく、都市部の学校でも見かけます。先住民への敬意が払われているのです。
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オーストラリアの先住民にはアボリジナルとトレス海峡島嶼民の人たちがいます。アボリジナルは 約5万年前に東南/南アジアからオーストラリア大陸にやってきたと言われています。 白人入植時には30万~100万人がいたようです。彼らは600以上の部族に分かれ、約250種類の言語を話していたと言われています。
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トレス海峡島嶼民はクイーンズランド州北部とパプアニューギニアとの間に位置するトレス海島嶼部に居住している人たちで、約1万年前にメラネシアからやってきたと言われています。 トレス海峡クレオールという独自の言語を有しています。
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オーストラリアの先住民について↓
こうした先住民の人たちですがその歴史は苦難続きでした。
入植者の持ち込んだ疫病や強圧的な支配によって多数の先住民が命を奪われました。さらにそれまで住んでいた土地を奪われ、国民としての権利も認められませんでした。そうした中、先住民は貧困 、 失業、 生活環境、 健康、保険衛生、 犯罪など様々な課題を抱えています。
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教育においても 学力の低さ 、 就学率や残留率、修了率の低さ、 学習や生活環境の悪さ、 結婚や育児の問題など課題が多く見られます。特に、先住民生徒と非先住民生徒の教育格差は看過できない問題です。
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こうした先住民の子どもに対する政策面の対応 としては、 基礎学力の向上 ・ 就学率・残留率・修了率の向上 ・ 非先住民児童生徒との格差解消が重点目標とされ、 ニーズに応じた支援 、先住民の文化や生活様式に配慮した教育、 保護者や地域との連携、先住民の理解と偏見の低減 、教員の指導力向上 、 先住民教員の増加などが具体的方策とされています。
参考:先住民生徒が在籍する学校の様子が見られます↓