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4年ぶりのオーストラリア:友人夫妻と再会

しばらく投稿を休んでいました。オーストラリアに行っていたからです。長年親しくしているオーストラリア人のフロイド(Floyd)とマーグ(Marg)夫妻を訪ねました。コロナ禍以降4年ぶりです。

友人夫妻と再会

夫妻は私より年上の70代後半です。子どもたちを含めてお互い家族ぐるみで交流しています。20年来の友人ですが、夫のフロイドは数年前に大病を患い、最近は軽い認知症も見られます。物忘れが多くなりましたが、会話は普通にできますし、お酒も楽しんでいます。冗談もよく言います。陽気なオージーは昔のままです。運転は辞めましたが、電動のシニアカー(政府から支給)に乗って出かけることも多いそうです。予想以上にしっかりしていたのでほっとしました。

彼のことは以前記事に書いたことがあります。


妻のマーグはフロイド より2歳若くまだまだ元気です。料理が上手でいつも美味しい食事を作ってくれます。家事が得意で家のことは何でもやるマーグは私にとってロールモデルのような存在です。

ゲーティッド・コミュニティで暮らす

夫妻はゲーテッド・コミュニティ(Gated Community)という 住宅地で暮らしています。オーストラリアにはこうしたエリアがあちこちにあります。土地が広いので日本のようなマンション形式ではなく、広い敷地の中に戸建ての家が立ち並んでいます。周囲は塀で囲まれ、入り口にあるゲートで住民以外の出入りをコントロールしています。プールもありいつでも泳げます。

ゲーテッドコミュニティ(gated community)とは、ゲート(門)を設け周囲を塀で囲むなどして、住民以外の敷地内への出入りを制限することで通過交通の流入を防ぎ、防犯性を向上させたまちづくりの手法。ゲーテッドコミュニティという概念自体は目新しいものではなく、以前から租界や米軍ハウス等があり、再定義したに過ぎない。日本においては、ゲーテッドタウンやゲート・コミュニティとも表記される。
概要
住宅地の周囲を高い塀で囲ってしまい、ゲート(遮断機や門扉のある守衛所)を設けて、出入りを制限しているのが最大の特徴である。施設内に入るために、証明写真付きの居住者証明書によって住人として登録されていなければならない・住人と同伴でなければならない。1980年ごろに欧米で登場した。現在では約5万箇所あるとされる。治安の悪いブラジルでは、ゲーテッドコミュニティが最も広く普及している。
日本では、2000年代初頭から大都市を中心に登場した大規模マンションでゲーテッドコミュニティの形を採るものもある。しかしながら、地域が分断されるなどとして周辺住民が反対運動を起こすケースも見られる[2]。なお、法律により公道を占有することが禁止されているため、公道を含んだ形のゲーテッドコミュニティを作ることはできない(コミュニティ内部は、全て管理組合の所有する私道にならざるを得ない)。

出典:Wikipedia

コミュニティ入り口のゲート↓

敷地内を走行する車の速度は時速8キロに制限↓

コミュニティでは44世帯が暮らしています。リタイアした高齢者のほか、単身者、若い家族などが暮らしています。セキュリティがしっかりしているので単身女性が多く住んでいます。広さはいろいろですが、3ベッドルームにリビングルーム、2バスルームにガレージと庭という間取りが多いです。

敷地内のようす↓

住民は顔を合わせると気軽に言葉を交わします。

マーグたち高齢女性は夕方ワインを飲みながらおしゃべりを楽しむことがよくあります。椅子やテーブルを持ち寄って1,2時間楽しく過ごします。今回は元校長先生がいたので学校でのモンスターペアレントのことや孫のしつけについての話で盛り上がっていました。孫の育て方について祖父母は口を出さずじっと我慢するというのはどの国でも同じようです。

庭師が定期的に草木の手入れをしにやって来ます↓

プールはいつでも使えます↓

家の中(リビング)の様子↓

バックヤード↓

夫妻は犬を飼っています。小型の雌犬でジンジャーという名前です。子犬の時から18年間飼われています。だから私もジンジャーとは18年の付き合いです。

ジンジャー

ジンジャーは兄弟犬のフレッドといっしょに暮らしてきました。でもフレッドは私が行く少し前に死んでしまいました。tick biteと呼ばれるダニ刺されが原因です。オーストラリアの小型犬にはよくあるそうで、前に飼っていた犬もtick biteで死にました。

2匹の名前はハリウッドの映画俳優ジンジャー・ロジャースとフレッド・アステアからとったものです。ちなみに私のこのnoteのアイコンはジンジャーとフレッドです。

4年前のジンジャー(左)とフレッド↓

フレッドは庭の鉢の下で眠っています。鉢が置いてあるのはジンジャーが何となくわかって掘ろうとするからです↓


ユーモラスな細工が施された杖

足腰が弱くなったFloydは外出時には杖を使っていますが、その杖を見て思わず笑ってしまいました。友人から贈られたという年代物の杖で、持ち手に馬の頭がデザインされています。

馬の頭の部分を取り外すと試験管のような容器が出てきます。そこにお酒を入れるのだそうです。外出先で飲みたくなったときに飲むらしいですが、いかにもお酒の好きなオージーらしいアイディアだと思いました。


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