寂聴さんが『源氏物語』の現代語訳を執筆した部屋に泊まる
谷地温泉は八甲田の山中にある開湯400年の歴史を誇る秘湯です。昭和の時代を感じさせる古い木造の一軒宿で、裸電球が照らす薄暗い廊下は歩くとギシギシ音がします。お湯は浴槽の底から直接湧いて(自噴して)いて、温度の違う「上の湯」と「下の湯」があります。
宿の外観
その宿にかつて瀬戸内寂聴さんが1カ月ほど滞在し、源氏物語の現代語訳を執筆されたそうです。宿泊された部屋は寂聴さんによって「源氏の間」と名付けられました。先日その部屋に泊まってみました。
「源氏の間」の内部。
床の間