③-3ガクチカと自己PRを400字で作成しよう


・はじめに


①就活コミュニティActivateについてと紹介

就活コミュニティActivateは、就活生約50名が在籍し、メンターへの就活相談や少人数のGD対策会などを行っている就活コミュニティです!!

在籍している就活生は、日本全国の様々な大学から、志望している業界も様々な方々が集まっています!!志望業界が同じ人同士でGD会や模擬面接会を開いたりしています!!

ご興味ある方は、TwitterもしくはInstagramのDMからご連絡ください🙌

noteについては、これまでの就活サポートしてきた中で就活生に共通する悩みに対する解決策を体系化し、まとめていきたいと思います!!ご自身に合った項目を見ることでどのように就活対策をしていくのかというのを知ることができます!!


②今回のテーマで何を知ることができるのか

今回のテーマは「③-3ガクチカと自己PRを400字で作成しよう」ということで、このテーマから具体的な就活対策に入っていきたいと思います!

このnoteを見ることで、ESにおけるガクチカと自己PRの定型文を作成することができるようになります。ガクチカと自己PRは志望業界や職種により書き変える必要があるため、ここでのESの完成は「インターン選考」に提出できるレベルのものと認識しておきましょう!!

つまり、ブラッシュアップし続けることが前提になります!



・本論

①ESとは?ESの作成方法について

ES(エントリーシート)とは、主には新卒就活における選考過程のひとつです。

一昔前は、ESを紙に手書きを行い郵送をするという形で提出がされていたようですが、現在では「企業それぞれのマイページ」や「リクナビやマイナビといった求人サイトの応募フォーム」などWEB上で完結する場合がほとんどかと思います!

応募総数の多い大手企業では、ESはWEBテストとともに選考の一番初めに課されることが多く、そのために一番初めに対策すべきものだと思います!

特に、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)と自己PRについては、質問の形式が違えど、必ずと言っていいほどESの設問に入ってきます。また、企業によりESの設問に対する字数は異なるのですが、400字ほどでガクチカと自己PRを求められることが多いため400字での定型文を作っておくと便利です!

また、ESで記入する内容(ガクチカ、自己PR、志望動機、パーソナル系など)は面接で話をする内容の基礎になってくるので、ESを作成する過程がそのまま面接の対策にもなります!ここでの深掘りをしっかりと行うことで面接対策にも活きてきます!


②ガクチカと自己PRの基本的な構成

まず、ガクチカと自己PRの基本的な構成から学んでいく理由ですが、本来ガクチカと自己PRはやりたいことや志望業界・職種が決まっている人にとっては、将来やりたいことのために現在行っていること(ガクチカ)とそこで得たこと(自己PR)を書くだけなので簡単なのですが、年明けあたりから就活を始めた人はまだやりたいことや志望業界・職種が明確になり切っていない人も多いのではないかと思います!!

そのため、自分のやりたいことや志望業界・職種から導き出される一貫性のあるガクチカと自己PRを作成するのは現時点では難しいと思います!!とはいえ、色々な選考に申し込むことで業界研究を進めていく必要があるかと思いますので、まずは一般的なガクチカと自己PRのお作法や構成に自分の経験を当てはめることで早期に仮完成をさせるのが良いと思います!

そこで早速、お手本となるガクチカと自己PRを見てみましょう!
下記はITやコンサル業界の大手内定者のサブガクチカです!!!

【ガクチカ】399字
バスケサークルを、バスケ未経験者でもより楽しむことができるサークルに変えた。サークル内で、バスケ経験者に圧倒され、バスケを心から楽しめていない未経験者がいることに気づいた私は、全員が楽しくバスケを行えるサークルにしたいと思い変化を起こした。変化の一環として、バスケ未経験者限定の交流会の月1開催を提言・主導した。このときに最も大変だったことは、交流会開催に難色を示していたサークル幹部7人の説得だ。私は説得のため、メンバー3人と協力し、幹部への聴き取りと事前準備を徹底した。実際、幹部一人一人から反対している理由と懸念点、望ましい条件を聴き出し、各々の意見と考えを整理した。 そして、整理したものを活かし、幹部会議の前段階で、幹部とバスケ経験者の不満・懸念点を解消する案とその案を行うときの関係者の合意、無理のない仕事の割り振り案を事前に用意した。 結果、幹部の説得に成功し交流会を開催することができた。

まずはガクチカの構成を見ていきましょう!
このガクチカの構成は、【結論】→【問題と背景・想い】→【施策】→【課題】→【解決策】→【自分の行動の具体化と工夫点】となっており文章を分解してみると下記のようになります!!

【結論】
バスケサークルを、バスケ未経験者でもより楽しむことができるサークルに変えた。

【問題と背景・想い
サークル内で、バスケ経験者に圧倒され、バスケを心から楽しめていない未経験者がいることに気づいた私は、全員が楽しくバスケを行えるサークルにしたいと思い変化を起こした。

【施策】
変化の一環として、バスケ未経験者限定の交流会の月1開催を提言・主導した。

【課題】
このときに最も大変だったことは、交流会開催に難色を示していたサークル幹部7人の説得だ。

【解決策】
私は説得のため、メンバー3人と協力し、幹部への聴き取りと事前準備を徹底した。

自分の行動の具体化と工夫点
実際、幹部一人一人から反対している理由と懸念点、望ましい条件を聴き出し、各々の意見と考えを整理した。 そして、整理したものを活かし、幹部会議の前段階で、幹部とバスケ経験者の不満・懸念点を解消する案とその案を行うときの関係者の合意、無理のない仕事の割り振り案を事前に用意した。

【結果】
結果、幹部の説得に成功し交流会を開催することができた。

太字で記載をした、【問題と背景・想い】の【自分の行動の具体化と工夫点】の部分については、自分の独自性やアピールポイントを入れることができるので特に重要な部分になります!ガクチカを作る手順と意識すべきポイントは後述しますが、自分の経験を基に上記の構成で記述をすればESができるということになります。


次に下記が自己PRになります!!

【自己PR】399字
私は、困難に直面しても自分はできると信じ続け、やり抜くことができる。この強みを法人営業の長期インターンで発揮した。扱っていた商材は〇〇のSaaSであり、私は顧客課題のヒアリングから提案・受注までを担当した。 このインターンで、入社してから5ヵ月間、1件の受注も獲得できないという困難に直面した。この5ヶ月間は、上司とのロープレや顧客との商談を行う度に失敗してしまう部分があった。しかし、私はこうした失敗に一度もめげず、失敗の原因と具体的な解決策の試行錯誤を続けた。また、試行錯誤の末に出た自らの考えを積極的に上司に相談することを心がけ、いただいたフィードバックを真摯に受け止めた。結果が出ない苦しいときでも、自分なら必ず受注できると信じ、常に前のめりで課題点の解消に努め続けた。その結果、入社6か月目に初受注を獲得することができた。 この強みを活かし、今後もポジティブかつ粘り強く成長したい。

この自己PRの構成は、【結論】→【背景・問題】→【想い・改善策】→【結果】となっており文章を分解してみると下記のようになります!!

【結論】
私は、困難に直面しても自分はできると信じ続け、やり抜くことができる。

【背景・問題】
この強みを法人営業の長期インターンで発揮した。扱っていた商材は〇〇のSaaSであり、私は顧客課題のヒアリングから提案・受注までを担当した。 このインターンで、入社してから5ヵ月間、1件の受注も獲得できないという困難に直面した。この5ヶ月間は、上司とのロープレや顧客との商談を行う度に失敗してしまう部分があった。

想い・改善策】
しかし、私はこうした失敗に一度もめげず、失敗の原因と具体的な解決策の試行錯誤を続けた。また、試行錯誤の末に出た自らの考えを積極的に上司に相談することを心がけ、いただいたフィードバックを真摯に受け止めた。結果が出ない苦しいときでも、自分なら必ず受注できると信じ、常に前のめりで課題点の解消に努め続けた。

【結果】
その結果、入社6か月目に初受注を獲得することができた。 この強みを活かし、今後もポジティブかつ粘り強く成長したい。

この自己PRもガクチカ同様、特段とびぬけた成果でない場合であっても中身を整えることで大手内定を獲得することができます!!

ちなみに、このガクチカと自己PRのどこが優れているかというと、具体的な志望業界・職種を前提にしており、アピールポイントが明確で伝わりやすい点にあります。

この方がこのガクチカと自己PRを作成した当時、大手SIerやITコンサルのSEを志望していて、そこでの具体的な業務を意識した内容になっています。

具体的に、大手SIerのSE職では顧客先企業からシステム開発の案件を受注した際、いわゆる上流工程にあたる要件定義などを行い、自社の実働部隊ないしは2次受けをいただく企業様に業務をお任せする形になります。このときに大手SIerのSE職で必要とされる能力は例えば、納期に遅れないように進捗管理を徹底したり、実働部隊や2次受けの方々がしっかりと機能するようにマネジメントを行ったりすることだとします。今回のガクチカでは、幹部とバスケ未経験者どちらからも要望を聞き出し関係者の合意を取り付け、双方にとって無理のないラインに着地させることができています。そうすると、「大手SIerで必要とされる能力」と「自分が行いできたこと」が合致し、志望先企業で活躍できるとアピールすることができるのです!

また、ガクチカでは「SIer企業→2次受け企業」という部分にフォーカスしていましたが、自己PRでは「SIer→顧客」にフォーカスしている部分もバランスが良いです。大手SIerの場合、新規の顧客よりも既存の顧客ということも多いのでSE職であっても顧客折衝が必要とされます。そのため、自己PRにおいては顧客対応も行えることをアピールしているのです!!

このガクチカと自己PRがなぜ優れているのかというところからもわかったように、良いガクチカと自己PRは必ず志望動機や志望業界と結びつきがあります!!そのため、業界・企業研究を進めていくのと同時に必ずガクチカもブラッシュアップを行いましょう!!!


③ガクチカを作る手順

それではここから、現段階におけるガクチカを作る手順について説明をしていきます。自己PRになるエピソードも最初はガクチカベースでまとめると良いので、まずはすべてのエピソードをガクチカとしてまとめてみてください!!

1、ガクチカの候補となる経験の洗い出し
前回のテーマである「③-2自分の経験を振り返り、気になる企業説明会を受けてみよう」でも説明しましたが、主には「高校~大学時代」のエピソードをできる限り洗い出しましょう!!

アルバイト、サークル、長期インターン、他の課外活動、学業、趣味、部活などなどまずはできる限り列挙してみましょう!!

最終的には、ガクチカは2つと自己PRを1つは最低限用意できるようにします!

もしこの時点でエピソードが何もないという場合は、自分の志望業界・職種に合わせたアルバイトや長期インターンなどを考えるのも一つの手段だと思います!!!


2、エピソードをガクチカの構成に当てはめてみよう
まずは下記の6つの項目を1つずつ埋めてみましょう!!

【結論】【背景・動機・想い】【問題・課題】【施策・解決策
具体的に自分が行ったことと工夫点】【結果】

この段階では、1つの項目についてなるべく多く書くことを心がけましょう!!論理性や字数を整えるのはこの後で大丈夫なので、特に太字で記載しているポイントについてはとにかく書いてみましょう!!


3、項目をつなぎ合わせて文章にしよう
上記で書いた項目を、ガクチカとしてまとめるためにつなぎ合わせてみましょう!!そのときに、重複している内容を消去したり、「背景→問題→課題→解決策→自分が行ったことと工夫→結果」のそれぞれのつながりで論理的な飛躍がないかについて特に注意してください!!

よく失敗は、「課題→解決策→結果」の因果関係の部分で、ほんとにその解決策でその結果になったのか?という疑問を評価者に持たせてしまうことです!!

完成したものは自分で何回も読みつつ、友達や家族、OBやメンターなどいろいろな人に見てもらいましょう!!

ESなどを見てもらう際は、どこを重点的に見てほしいのがを明示することで自分の欲しい回答をもらえる率が高くなります!!


4、400字にまとめて完成させよう
上記で整えたガクチカの文章を400字の定型文に整えましょう!!
修飾語を削除したり、背景説明を短くできないか模索したりととにかく400字にまとめてみましょう!!

出来上がったものは、まとめる前のガクチカとともに他の人に見てもらいましょう!!

ここまでで、ガクチカの提携文400字の完成です!!


④自己PRを作る手順

上記で作ったガクチカの中で、自分の強みが特に表れているエピソードを抽出し自己PR風に改造していきます!!

1、自己PRの最初の一文を決める
まず始めに、【結論】の部分を整えていきます。「私の強みは傾聴力だ」のような形で強みを一言で言うのが一般的ではありますが、個人的にはもう一段階具体化すると良いと思います!なぜなら、傾聴力はいろんな傾聴力があり、その後の文章の論理性を計りにくいからです!!

今回の大手内定者の自己PRでも「私は、困難に直面しても自分はできると信じ続け、やり抜くことができる。」ですし、私の自己PRの一文目も「私の強みは周囲のニーズを捉え、率先して行動できる主体性の強さだ。」です。

そのため、まずはガクチカのエピソードを基に、自分の強みを一言で表現してみましょう!!その後、その一言をもう一段階具体化してみましょう!!

例えば下記のような形で具体化してみましょう!!

リーダーシップ
→「周りの人に積極的に声がけを行い活気づけるリーダーシップ」

傾聴力
→「相手の潜在ニーズを掘り起こし先回りすることが得意だ」


2、最初の一文に合わせて文章全体を整えよう
最初の一文目で述べた強みに応じた文章へ整えていきます。
特に「自分の行動や工夫の仕方」が「表現している強み」と合っているか確認してみてください!!

もし、ずれているな?と感じる場合は、最初の一文目もしくは施策・解決策や自分の行動・工夫などの部分のいずれかを書き換えてみましょう!!

ここまで行えば、ガクチカと自己PRの定型文400字が完成するので、選考に申し込むことができるようになります!!!


⑤ガクチカ、自己PR、志望動機の一貫性について

ガクチカと自己PRが仮完成したところで、繰り返しになりますが、内定を得るためにはここからブラッシュアップが必須になります!!

具体的には、志望業界・職種をなるべく早期に定め、そこで必要な能力を自分なりに言語化し、OB訪問や逆質問で確かめたうえで、ESや面接に落とし込みます。

ブラッシュアップはガクチカ、自己PR、志望動機の一貫性を意識して行っていくことになります!!特に面接で重要になってきます!!

面接の際、ガクチカや自己PRの深掘り質問に「なぜそれをやろうと思った?」という動機についての質問がよく聞かれるのですが、これは「行動特性」や「価値観」の一貫性を掘り下げようとしています!!

詳しくは志望動機を作成するテーマで解説をしますが、この「行動特性」や「価値観」がガクチカ・自己PR・志望動機それぞれのエピソードに現れていることが大切です!!

そのため、ブラッシュアップを行う際は「一貫性」を少しずつ意識してみましょう!!


・さいごに

①今回のテーマのまとめ

今回のテーマでは、実際に大手内定者のガクチカと自己PRを用いて、その構成や優れている点について学んできました。それを基に、ガクチカと自己PRの作る手順を学び、実際に400字でのガクチカと自己PRを完成いただきました!!

もちろんブラッシュアップ前提ですが、これで期日の迫った選考に申し込むことができます!!

今回のテーマで分かりにくいところやご質問、メンターをつけたいなどのご要望がございましたらActivateのInstagramやXからご連絡いただけますと幸いです🙌


②次のテーマの紹介と軽く何が知れるか

次のテーマではES400字の定型文とともに最初の関門となる「WEBテスト対策」について説明します!!

次のテーマを見ることで「WEBテスト」の対策方法と注意点を知ることができます!!

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