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もうすぐ消滅!?JR九州株主優待券の旅(第三話)

↓前回のお話はこちらから

いよいよ3日目にして切符を実使用します。
小倉駅の改札を通過し入鋏✂️!ついに株主優待の旅が始まるのです。

遂に入鋏された乗車券

この日の目的地は大分駅です。

  • 小倉 6時31分発 快速 羽犬塚行き

  • 折尾 6時56分発 福北ゆたか線 直方行き

  • 直方 7時19分発 福北ゆたか線 博多行き

記念すべき第一列車
快速 羽犬塚行き


途中、折尾で乗り換えです。
折尾といえば東筑軒さん。営業時間前でしたが、ホームでは日本で唯一駅弁の立ち売りをしております。かしわめしやかしわうどんが有名です。

日本一汚い駅を通過する後藤寺線快速列車


3本乗り継ぎ、新飯塚駅までやってきました。ここから乗るのは「後藤寺線」で、田川後藤寺までの13.3kmを結びます。もともとは石灰石や石炭輸送の為に敷設された私鉄を買収したもので、途中では石灰の採掘場だった場所を通過します。 

  • 新飯塚 8時02分発 快速 田川後藤寺行き

そして運用の関係で一日一本片道だけ運用の都合で快速列車が設定されており、これに乗ってみたいと思い、行程に組み入れました。某鉄道系Youtuberの方が「日本一汚い駅」、「強制工場見学の駅」として揶揄する船尾駅は駅前にセメント工場があります。セメント工場から排出される石灰の白い煤が、ホーム上に積もり、そう言われておりますが、快速列車はそんな「日本一汚い駅」も通過し、終点の田川後藤寺駅に到着しました。

後藤寺線


快速列車は船尾駅を通過
車窓から見えるセメント工事


田川後藤寺駅に到着した列車
隣のホームに停まる小倉行き。ここまで4本乗り継ぎましたが、これに乗れば1本で小倉まで直行します。
田川後藤寺駅改札口
近代的な田川後藤寺駅舎


かつての石炭輸送の名残で、広大な構内に入線する添田行


運命のバス代行!果たして無事に日田駅まで行けるかの日田彦山線

ここから乗り換えるのは、日田彦山線。
途中の添田〜夜明は2017年の災害で不通となり、現在バス代行となっておりましたが、JR九州は鉄道での復旧を諦めて2023年8月からBRTとして再スタートするようです。訪問時はBRT化に向けた準備をしている最中でした。

添田駅に到着した列車。右側はBRT用になる予定
添田駅舎。ホームまでかなり離れています。

添田駅から発車する列車代行の小型バスには乗客は5名ほどで、途中の彦山駅でほとんどが降りてしまいました。そういった利用状況も踏まえてのBRT化だったようですね。
彦山駅の南側には戦時中、まだ日田彦山線の彦山〜宝珠山間が未開業だった為、未使用だった「二又トンネル」がありました。北九州市内の空襲が激しくなると、軍部で使用する火薬保管場所として使用されましたが、戦後にアメリカ軍、立ち合いのもとで火薬処理作業を実施した際に、処理に失敗し大爆発を発生。山ごと吹き飛ばし200名近い犠牲者を生む大惨事を起こしました。
そんな歴史のある場所を後に代行バスは、国道500号線を南下します。ここで気掛かりがあり、代行バスが日田駅に到着するのは10時31分。乗り換えの「ゆふいんの森1号」は日田駅を10時37分に発車し、わずか6分しか乗り換え時間がないのです。ましてはバスなので、信号や渋滞にハマり遅延する事も考えて、事前にJR九州の改札駅員や代行バスの運転士さんに確認しましたが、一応に「問題ないとの事」。

代行バス
代行バスのバス停

日田市街地ほとんど信号がなく、途中の停留所もそこまで乗降があった訳ではなかった為、なんと10時27分に日田駅に早着しました!笑

日田駅に到着した代行バス
日田駅舎
  • 田川後藤寺 8時33分発 添田行き

  • 添田    9時発 代行バス日田行き

  • 日田    10時37分発 ゆふいんの森1号

ゆふいんの森の九大本線

ゆふいんの森に無事に乗車しましたが、平日にも関わらず座席が8割方埋まっておりました。車内は、中国語や英語が飛び交っており、japan rail passを使って、皆様湯布院にいくものだと思います。
車内はJR線では数少ないビッフェ営業もあり、思わずアイスクリームを購入してしまいました。笑
こちらのアイスクリームはJR九州のグループ会社JR九州フードサービスが展開する「うちのたまご」ブランドの福岡県飯塚市の養鶏場で採れた卵を作って作られております。東京の羽田空港にも「うちのたまご」ブランドの店舗があり、そこでは、たまごかけご飯や親子丼を堪能する事ができます。

日田に入線するゆふいんの森
ビッフェで購入したうちのたまごアイスクリーム


英語による観光案内や、客室乗務員さんが各座席💺をまわり写真撮影をしてくれりサービスもありました。列車は豊後森に停車。豊後森にはかつて、豊後森機関区があり、国の重要指定文化財に指定された機関庫が残っております。

豊後森機関区
由布院に到着しました。


湯布院(駅名は由布院)

約1時間ほどで、ゆふいんの森1号は無事に由布院に到着しました。
インバウンドのお客様で一気に降りたおかげで、由布院駅は混雑しております。日本語の放送に加えて、肉声の英語放送で駅員さんがジャパンレールパスも含めて、特急券、乗車券全て提示するように、アナウンスしておりました。

混雑するホーム
外まで続く、折り返しゆふいんの森改札待ちの方
ゆふいんの森とホーム上の足湯
湯布院の街中。観光客で賑わっております。



人の流れに沿ってついていくと、金鱗湖に到着。
周辺にはフローラルビレッジや昭和館、自動車博物館もあります。

フローラルビレッジ
フローラルビレッジ内のハイジの泉
湯布院昭和館
金鱗湖
 


九州自動車歴史館


由布院駅はホーム上に足湯♨️がありますが、利用の際は乗車券の他に別途足湯券が必要です。足拭き用のタオルもプレゼント🎁❗️

足湯中


足湯の前にある注意書き


お昼ご飯は駅前通り沿いの和風レストランねんりさんさんで、ねんりんちゃんぽんをいただきました。オリジナル大豆麺を用いて作られており、もちもちした食感で、大変美味しうございました。

名物 ねんりんちゃんぽん 880円
観光地価格ではないのは、良心的ですね。

ここからは普通列車で大分駅へ。

  • 由布院 15時17分発 大分行き


インバウンドのお客様も乗車されており、乗車率は5割くらいです。国道210号線や大分川に沿って、列車は東進します。途中、「鬼瀬駅」で途中下車します。

鬼瀬駅

ホームの有効長は5両分ですが、嵩上げは大分方3両編成分に対応しております。ホームから大分川が見渡せ、駅前を通る国道210号線より一段高い場所にホームがあります。かなり早い時期に無人化されており、駅舎はなく簡易的な待合室があるだけの駅です。大分川を渡ると徒歩5分で、篠原温泉や株式会社ヨーグルトン乳業に着くことができます。

待合室
鬼瀬駅ホーム
大分川をバックに駅名標
待合室しかない駅


嵩上げされていますが、このようにかなり段差があります。


国道から見る鬼瀬駅
大分川
篠原温泉


ホーム先端には5両停止位置目標
列車が進入。写真手前でホームが緩やかに嵩上げされていることがわかる。


再び、鬼瀬駅より大分行きに乗車し、大分駅に到着。この旅では大分駅を2回通る為、自動改札を通過すると、乗車券が回収されてしまいます。有人改札へ。危うく無効印を押印されかかりましたが、何とか通過し、大分の街へ。

大分市

大分駅

大分といえば、豊後汁やとり天が名物ですね。大分駅構内にはJR九州グループが展開する「豊後茶屋」があり、こちらで大分名物を頂きました!


大分駅前には絶景温泉があるとの事
豊後茶屋でいただいた豊後定食 960円

こうして小倉から由布院を経て、大分までやってきました。翌日は豊肥本線で九州を横断致します!
乞うご期待!

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