『どの様な「食材・食品・生産物」を私は食べたら良いのか!?』(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)〜【氣3節】前編
【氣3節】〜『頭痛(頭重)でお悩みの方々へ』「頭痛(頭重)の改善に、効果的アプローチがある東洋医学的理論&成分(食材・食品・生産物)」について【➀】
◆【不定愁訴症候群〜③】『頭痛(頭重)』の概要〜
◎『頭痛(頭重)』の概要 〜
◎『頭痛(頭重)』の原因〜
◎『頭痛(頭重)』の種類〜
◆『頭痛(頭重)』における、「東洋医学(漢方)」的 見解について、
◉「東洋医学(漢方)」的見解における、『めまい(頭痛/頭重)』の解釈とは、…
〜[漢方と鍼灸・誠心堂薬局より]〜
◎「中医学」では「頭痛」を「煩躁(はんそう)」、「頭重」を「頭張(ずちょう)」と云います。
・「頭部」は、中医学では「諸陽の会(しょようのえ)」と呼ばれ、手足の気等 身体全体の陽気が集まってくる場所です。
その為、その流れが妨げられると高頻度で頭痛が見られます。
・頭痛の原因として「中医学では、➀外からの外邪(人体に悪影響を与える自然環境の変化)によるものと、②身体の中に原因(体質素因)があるものに分類」します。
・「外邪」とは、「風(ふう)/寒(かん)/湿(しつ)/熱(ねつ)等」の外界の気候変化の事で、人体に悪影響を及ぼすものの事です。
・例えば、「風寒(ふうかん)の邪気が頭部に影響すると、気血の巡りを滞らせて頭痛が起きます」。外邪による頭痛は、風邪(かぜ)の症状の一つであるため、風邪の治癒とともに回復します。
・一方で「体質素因による頭痛」は、「ストレス、過労、睡眠不足、食生活の乱れ 等」の原因が複雑に絡み、慢性化し易い傾向があります。
・「五臓」でみると「肝/脾/腎」が特に関わっています。これらを考慮しながら、「頭痛(頭重)」の原因を分析、治療していく。
(※)〜この「臓腑」とは、…漢方の用語『蔵象学』による[肝・脾・腎]の解釈である。
〜[Naturalflavorによる解説]〜
◉中医学体質別治療法
① 痰湿(たんしつ)体質
(※)漢方的に解釈すると、…
[「素因/内因・不内外因」の影響により、「津液」の代謝が「実(停滞・悪く)」なる体質] ⇉下記の「弊害」が起きる.
〜[Naturalflavorによる解説]〜
・「身体に余分な水分が溜り、血行が悪くなり痛みが生じる」。
・随伴症状〜「身体が重だるい/頭重/耳閉感/むくみ/めまい/食欲不振 等。」
・「雨が降ったり天気が悪いと重だるく痛み、温めると一時的に楽になります。」
② 血瘀(けつお)体質
(※)漢方的に解釈すると、…
[「素因/内因・不内外因」の影響により、「血」の代謝が「実(溜滞・悪く)」なる体質] ⇉下記の「弊害」が起きる.
〜[Naturalflavorによる解説]〜
・「血(けつ)の滞りにより、痛みが起きる」。
・随伴症状〜[肩こり、唇の色が悪い、シミやくすみが目立つ、冷えのぼせ 等。]
・「打撲などの外傷や、ストレス等により血(けつ)の巡りが悪くなり、頭痛を引き起こします」。
・「痛む場所が一定で刺すような痛みで、女性は生理の期間に生じ易くなります」。
③ 肝陽(かんよう)体質
(※)漢方的に解釈すると、…
[「肝」の「陰(血)」が、「虚(不足)」する事で、「上焦(心・肺)」に「熱(虚熱)」が籠もる体質]⇉下記の「弊害」が起きる.
〜[Naturalflavorによる解説]〜
・「身体に必要な陰血(体液や血)が消耗して相対的に頭部の熱が強くなり、痛みが生じる」。
・随伴症状〜[ストレスが多い、怒りやすい、肩こり、高血圧、不眠、口の苦み等。]
・緊張状態が続いたり、強いストレスにより「陰血の不足」が生じ、「自律神経が乱れて血流が滞り易く」なります。
「元々虚弱体質の人は、ちょっとした情緒刺激で簡単に頭痛を引き起こします」。
④ 血虚(けっきょ)体質
(※)漢方的に解釈すると、…
[「内因・不内外因」の影響により、「気/血」が共に「虚(不足)」する事で、「身体・全体で(エネルギー・血津液)」が不足する体質] ⇉下記の「弊害」が起きる.
〜[Naturalflavorによる解説]〜
・「体内に栄養を与える血(けつ)が不足して、血流が滞り痛む」。
・随伴症状〜「顔色が蒼白/めまい/立ちくらみ/不眠/眼精疲労/動悸/脱毛 等。」
・「過労や胃腸虚弱、栄養失調 等により血が不足すると、血管内を巡る物質がなくなる為、滞りが生まれ易くなります」。我慢できる程度の鈍痛で、疲れると悪化します。
⑤ 腎虚(じんきょ)体質
・「加齢や虚弱体質により、血流が滞り頭痛が起きる」。
(※)漢方的に解釈すると、…
[「腎」の「陰(津液)」が、「滞(とどこおる)」事で、「上焦(心・肺)」に「熱(虚熱)」が籠もる体質] ⇉下記の「弊害」がおきる. 〜[Naturalflavorによる解説]〜
・随伴症状〜[足腰の怠さ、物忘れ、耳鳴り、頻尿、難聴、精力減退、むくみ 等。]
・「加齢等により腎の働きが弱ってくる」と、「脳が衰える事で頭部が空虚となり、頭痛を引き起こし易くなります」。また、老化だけでなく、「体質虚弱の人が無理をすると腎を傷めます」。
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◎「頭痛(頭重)とは? 漢方ではどう考える?」
・一口に「頭痛(頭重)」といっても、原因や症状は人それぞれです。
◎頭痛を予防する為のポイント4選
[1]〜毎日入浴し血行を良くする
・「緊張型頭痛」は「冷えを防ぎ温める」事で改善が期待できます。お風呂でしっかり湯船に浸かり、体の芯まで温まれば、血行が促進されて筋肉の緊張がほぐれ、頭痛がやわらぎます。また、疲れを取り、ストレスを解消できる入浴は、片頭痛の予防に効果が期待できます。
[2]〜正しい姿勢を意識する
・「緊張型頭痛」の場合、「筋肉の凝りを予防する為、姿勢は正しく」。「長時間同じ姿勢や前かがみ、うつ伏せ等の無理な姿勢を取らないよう」に気をつけ、時々は姿勢や体勢を変えるよう心掛けましょう。
[3]〜「ストレッチで筋肉をほぐす」
・「頭痛の中でも、首や肩のこりが原因で起こる症状には、ストレッチが効果的です。ストレス解消にもつながるので、頭痛対策だけでなく健康づくりのためにも行いましょう。
[4]〜「規則正しい生活を送る」
・「頭痛の中でも、首や肩のこりが原因で起こる症状には、ストレッチが効果的です」。
・「ストレス解消にも繋がる」ので、頭痛対策だけでなく健康作りの為にも行いましょう。
以上です。 次回、…『成分の解釈』に移ります。