◉『悪性腫瘍(癌)のアプローチに的すると判断する』 成分について、
◎『ア行…イ・ウ・エ・オ』〜成分より…
【Ⅰ】《糖分の体内吸収を抑制するアプローチ》〜
➀『イヌリン/食物繊維(水溶性)』
・[糖の吸収を抑制し、善玉菌を増やし、老廃物の排出を促す為、腸内の環境を整える効果も持つ。]
※[糖類とがん]
・がん細胞は通常、速いスピードで増殖するため、多くのエネルギーを必要とします。
つまり、がん細胞はたくさんのブドウ糖を必要とするのです。
がん細胞が必要とするのは、糖類だけではなく、アミノ酸や脂肪など、他の多くの栄養素も必要です。
ここまで考えると、がん細胞が大量のブドウ糖を必要とするのであれば、食事から糖類を取り除くことでがんの成長を抑えられるはずであり、そもそもがんの発生を防ぐこともできるはずです。
しかし、残念ながらそれほど単純な話ではありません。
健康な細胞もブドウ糖を必要としています。健康な細胞には必要なブドウ糖を与え、がん細胞には与えないようにからだに指示する方法はありません。(・癌医療情報リファレンス〜参照)
【Ⅱ】《肝臓のがんに、アポトーシス的アプローチすると考えられる成分》〜
➀『ω(オメガ)- 3・6/脂肪酸』
・[ヒト肝ガン由来のHepG2細胞に50-200μMケノデオキシコール酸(CDCA)または、EPA、DHAまたはEPA+DHAを添加しました。EPA+DHAの添加によりカスパーゼ活性は52%減少し、アポトーシスメディエーター遺伝子の減少を促しました。このことからEPA+DHAの投与は胆汁誘発によるアポトーシスを抑える働きがあることがわかった。]
②『イソロイシン/アミノ酸』
・[「イソロイシンなどのBCAA」を摂取することで、「肝硬変患者の肝細胞癌の発生率を防ぐ」事が出来た。「特に小児肝硬患者に対する働きは大き」かった。]
【Ⅲ】《腎臓のがんに、アポトーシス的アプローチすると考えられる成分》〜
➀『イミダゾールジペプチド/糖アルコール』
・[「イミダゾールペプチド(カルノシン)」は、高い抗酸化力を持ち、「筋肉や脳で活性酸素を除去する働き」や、「核酸やDNAに対する障害を抑制する働き」を持つことから、「イミダゾールペプチドは抗酸化作用と老化防止効果」の役割を果たす。]
【Ⅳ】《皮膚がんに、予防的(アポトーシス)アプローチをすると考えられる成分》〜
➀『EPA(エイコサペンタエン酸)/不飽和脂肪酸』
・[上皮細胞を再生させる因子の事。 肌表面の受容体と結びつく事によって人が本来持っている細胞の再生を促します。尿酸値の抑制に効果がある。]
②『L-シスチン/アミノ酸』
・[シミの原因となるメラニンの生成を抑制し、美肌・美白効果があります。また、有害物質を解毒する作用もある。]
③『オルニチン/非必須アミノ酸』
・[肌の細胞の生まれ変わりを促進し、代謝をサポートします。オルニチンには、成長ホルモンの分泌を促す働きがあり、細胞の生まれ変わりである新陳代謝を活発にする効果があります。]
【Ⅴ】《癌の転移の阻止に、アポトーシス的アプローチすると考えられる成分》〜
➀『EPA(エイコサペンタエン酸)/不飽和脂肪酸』
・[血栓を作らせない成分が、多く含まれているのが特徴です。 血液の流れが滞ると、酸素と二酸化炭素、栄養分と老廃物等の交換がうまく行われなくなり、体のあちらこちらに不具合が出る。]
【Ⅵ】《抗酸化作用による活性酸素 へのアプローチ》〜
➀『エクサージ/ポリフェノール・カテキン・テアフラビン・カフェイン等』
・[最大の特徴は、疲労の回復を促進し、疲れを溜まりにくくする働きがあることです。
疲労の原因の第一に考えられているのが活性酸素です。
体内で発生した活性酸素は適量なら体外から侵入してきた細菌やウィルスを殺してくれるため、体の防御システムとして重要です。
しかし、活性酸素が多くなりすぎると、体が酸化してサビつきやすくなります。]
②『エルゴチオネイン/含硫アミノ酸』
③『オキシカイン/SOD様物質』
・[細胞内にとどまり、SOD酵素に働きかけ、沢山の活性酸素を持続的に消去する。]
【Ⅶ】《抗酸化作用による過酸化脂質の生成の抑制 へのアプローチ》〜
➀『エラグ酸/ポリフェノール類』
・[細胞が酸化(物質が酸素と化合し、サビついたもの)され、
血液中の過酸化脂質(コレステロールや中性脂肪等の脂質が「活性酸素」によって酸化されたもの)が増える事が老化の一因といわれています。この「エラグ酸」の持つ「抗酸化作用」は「過酸化脂質の生成を抑える」働きがあると云われています。]
※[上記のアプローチにより、下記の「エラグ酸の研究成果」に繋がると云えます。]
◉[「卵巣がん細胞」の「ES2」へ「エラグ酸」を加えると増殖を濃度依存的および時間依存的に抑制しました。
この作用としては、「細胞のアポトーシス因子」でBaxおよびカスパーゼ3の活性を上昇させた。]
◉[「フルーツ」から抽出された「エラグ酸」は、「マトリックスプロテアーゼ2(MMP2)」を抑制する事により、「前立腺がん細胞の浸潤および遊走を抑制する」事が分かりました。]
◉[「フルーツ」から抽出された「エラグ酸」は、「マトリックスプロテアーゼ2(MMP2)」を抑制する事により、「前立腺がん細胞の浸潤および遊走を抑制す」事が分かりました。]
②『オレウロペイン/ポリフェノール類』
・[抗酸化力が大変高く、コレステロールが体内で酸化する事を防ぎます。
その他にも、「抗菌・抗ウイルス作用」があり、体を病原菌から守ったり、体内の免疫機能を活発にする働きがあります。]
【Ⅷ】《ネクローシスの抑制 へのアプローチ》〜
➀『MSM(メチルスルフォニルメタン)/天然のイオウ化合物』
・[MSMには痛みや炎症を抑える、優れた鎮痛作用、抗炎症作用、傷の治癒速度向上の作用等がある]
※[『ネクローシス』(アポトーシスの対義語)〜… 細胞外から、与えられた「何かしらの障害(血行不良・外傷・毒素 等)」が原因で「細胞の死」が訪れる事。]
【Ⅸ】《悪玉コレステロール値を改善する事で、予防的(アポトーシス)アプローチする》〜
➀『オレイン酸/不飽和脂肪酸』
・[オレイン酸は、善玉(HDL)コレステロールを減少させることなく、悪玉(LDL)コレステロールを減少させる効果がある。]
※[LDLコレステロールの値が高いと大腸癌のリスクが上がるという明確なエビデンスはないのですが、中性脂肪に関しては、中性脂肪の値が高いと大腸癌のリスクが上がるという日本のデータがあります。]
※[上記の様に、…『悪性腫瘍(癌)の予防的アプローチの可能性があると判断する成分』を述べて行くと、…「かなりの数の成分」が、何らかのアプローチに繋がると「仮定」出来るようです。…
例えば、…『がんの初期段階の患者』に、「バランスの良い、野菜類を取りましょう❢。」と、…説明しがちですが、…
あながち、頷けるもの、 となっております。]
●『カ行』に続く、…。