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他山の石

ぢっとみる
石の神秘は果てしなく
惹き込まれゆく
色の谷間に

他山之石(たざんのいし)
可以攻玉(もってたまをおさむべし)攻玉…玉を磨く

最も古い詩篇、詩経から

他の山にある石はどんなつまらない石でも、自分の宝石を磨くのに、役に立つ

転じて他人の誤った行いが、自分の行いを改めるのに、役に立つという意味のようです。

まあ、人のふり見て我がふり直せということでしょうか
昨今は人を攻めることばかりの世の中ですね。

この言葉を誤解して、他人の良い言行は自分の行いの手本となる、と思っている人が多いとか
(人生の名言1500参照)

何だか石を描きたくなって、この言葉が浮かびました。
そして、この言葉を楷書で書きたいと思いました。
フーッ!久しぶりの8文字、まっすぐ写真撮るのも難しい!スマホで綺麗に撮るやり方あるのかしら?

けれど石の絵を描いていると楽しい
意外な発見!
もっとゴツゴツした石を描きたかったけど、私が描くと、なんだか粗さが見えないです。

でも石って神秘的ですね
伊勢神宮外宮の三ツ石はパワーがあると言われ、内宮の瀧祭宮には石を神そのものとする磐座(いわくら)がありますね。石を神と崇めるのは古神道から来ています。
あっ、三ツ石は無闇に手をかざす事は禁止されていますので、お気をつけください。

かつては中国の故事成語や、論語、殷周時代、三國志などの戦闘物、日本の時代小説が好きでよく読みました。好みが男性寄りかな。でもほとんど忘れてる(笑)

今は、小さい字の小説などがなかなか読めなくて寂しい。ルーペなどを使えばいいのですが、それも面倒です。

今日の短歌

ぢっとみる
いしのしんぴは
はてしなく
ひきこまれゆく
いろのたにまに

石には色を感じます

追記 
さこうさんからの返歌
石くれの中に広がる大宇宙
顕微鏡にて時を越えゆく





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