着付けが終わった後が落ち着かない
いつもいつも100点満点の着付けができるとは限らない
気になるところがあると、式場を出た後もずっと気になって安らげない日がある。
衿元、裾、大丈夫かな
「行ってらっしゃいませ」と送り出した後は、もう手を出せない。
親族写真がある場合は、写真のために主に前姿をチェックして、新郎新婦のお母様が帯に差している末広を手に持ってもらう。
その時点でえっ?という時がある。
お孫さんを抱っこしたのでしょうか?
比翼が飛び出てたり、お手洗いに行った時に無意識に引っ張られたのか?変なところが伸びてたり。
とにかくその場ででお直しして。逆に見て、安心して帰れる時も。
デパートの中にあるレンタル衣装店で働いていたときは、お客様の感想が聞けた。きもの姿のまま帰ってこられてお着替えを手伝って、一日中着用された結果を自分の目で確かめることができることもあった。このことは、私にとってかけがえのない経験となった。
お客様との出会いは一期一会。
感想をお伺いすることはできないが、心を込めて、最善を尽くすのみ。
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