今日は猫の日
猫アレルギーです。
猫が嫌い、というわけではないのですが、猫を触った手で、知らずに目の周りをさわったりしたら、もう大変なことになってしまう。
実家は猫をたくさん飼っていました。
わたしがいる時には飼ってなかったのですが、結婚して家を出た後、弟がかわいい仔猫を拾ってきて、なんと、しばらく自分の部屋に隠してたというのです。
小学生じゃあるまいし
(アラサーだぜ?)
この猫には、名前はなく、ずっとネコと呼ばれていました。
女の子だったので、ちゃんと避妊をやろうね、と言っていたのに、大切なことはいつも後回しにする弟のこと、あっという間に5匹ほど仔猫が産まれ、その子たちも全員女の子で、あわてて全員に避妊手術。大変だったと思うわ。
おや猫は、死ぬまでネコと呼ばれていたけど、仔猫たちは、ハナとか、カゼとか、素敵な名前をつけてもらっていた。
そのうち、私も子どもを産んで、ときどき実家に帰ると、ネコたちは二階の階段の上から全員集合、顔を並べてこっちを見てたよ
じろーり、あんた誰さ?
(よそ者が来たよー)
わたしの子どもたちは、母のことを、ネコのおばあちゃん、弟のことを、ネコのおっちゃんと呼んでいました。
母は、弟がネコを拾って来た時、すごく怒っていたくせに、弟よりネコを可愛いがって、ネコも母に懐いて母の布団の中で寝たりしていました。
自分の子どもたちより長生きして、最後まで家にいたネコは、母が亡くなった数日後、母を追うように亡くなったそうです。
ネコが母を追ったのか、母がネコを連れて行ったのか、わからないけど、その後実家にはネコはいません。
ネコがいなくなった今でも、大人になった今でも、わたしの子どもたちは、母のことをネコのおばあちゃん、弟のことをネコのおっちゃんと呼んでいます。
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