私的トラウマとの向き合い方
2024年の幕開け。
元日早々から私、なんと!人生初の救急車要請をしちゃいました。
あ、私が運ばれるんじゃなくて母ね、母。
年末から風邪をこじらせ、かれこれ一週間以上も寝込み、何も食べられず咳も止まらず、体力の消耗した母が突然に腹痛を訴えて。
顔は土色だし、嘔吐反応は止まらないのに胃液しか出ないし、体は冷たいし、でも汗でビショビショだし。なにより基礎体力ゼロの高齢者だし!!!
この人、このまま死ぬんじゃないか?
救急車を呼ぶべきか否か、私にはその判断がつかず、#7119にダイヤルしても音声ガイダンスのみの対応。
そりゃそうだ、今日は元日だ!
意を決してダイヤルしました、人生初の119番。
そもそも私は年末からずっとイラついていました。
基礎体力の無い高齢の母は、普段から自分の好きな事に夢中。
1度ゾーンに入っちゃうと昼食も食べずに朝から晩までそれに夢中。
夕方に栄養補助バーを食べて満足して、晩御飯はお腹いっぱいで食べない。
そして引いちゃうくらいの偏食家。
米を筆頭とする日本人好みのアレヤコレヤは全て嫌い。
目一杯に気を遣って作った食事もお気に召さずか毎度ほぼ残して、クッキーや菓子パンを食べる始末www
いや、イラついていたのは年末からじゃない。
長く長く昔から、もしかして私が物心ついたあたりから続いている感情なのかもしれません。
一番古く記憶に残る母の言葉は、私が小学校低学年の頃のこと。
普段通り家族で談笑しながらの食事中。
ふと母が真剣な顔で私を見て。
「アンタ、普通の時は普通の顔なのに、笑うとブスだね」
と。
小学生にもなればブスの意味くらい解る。
ショックではあったけれど、母に真顔で言われたら、ああ私はブスなんだなと、その現実を受け止めました。
ブスの時点で美人よりもハンデのある人生を送らねばならない。ゆえに美人と違う武器で人生を歩んでいかねばならないと、そんなひねくれた思考回路も定着したり。
そして母は【教諭】という職業柄のせいか、私が何か失敗すると、とにかくヒステリックに怒鳴り散らす人でした。
算数の計算を間違えた時も、授業参観で手を挙げなかった時も、ドアに指を挟んで流血した時も【自分の理想の娘】という振る舞いが出来ない私を気に入らないのでしょう、とにもかくにもギャンギャンギャンギャンと小型犬のように怒鳴り散らしていました。
高校2年生の頃、とても仲良くしていたお友達がいました。
何かの話の延長で、その子とその家族が某宗教に入信しているという話を、その子の口から聞きました。
その宗教は以前に我が両親も信仰していて、もう随分前に脱会した団体でした。
なんの気無しにその旨を友人に伝えると「へー、そうだったんだねー」なんて、その場では単なる世間話で終わったのですが。
後日、その友人の母親が我が家に来訪。いつまでその団体に所属していたのか、いつ辞めたのか、どうして辞めたのか、もう一度戻るつもりはないか、戻ってきてもらえないか等、そんな話をウチの玄関先でウチの母親に切々と語るのです。
怒った母親は例のヒステリックギャンギャンで友人母を撃退。
その時、そこには友人も帯同していました。
それから私はその友人と気まずくなり、徐々に距離ができ、疎遠になってしまったのです。
そもそも私が軽はずみに「ウチの親も昔はその宗教に入ってたよ」なんて言わなければこんな事にはならなかった。だからこの件の原因を作ったのは私であろう。
それを差し引いても、ウチの母親は相手が娘の友達であろうと容赦しないんだなと改めて恐怖を覚えましたね。
ああ、この人には何を言っても駄目だ、と。
友達一人無くしたという高い代償を払って、私はそれを改めて学びました。
かと言って愛されてなかった訳ではないんです。
虐待があったとかネグレクトだったという事実は一切ありません。
仕事人間だったにも関わらず、高校時代は毎日弁当を作って持たせてくれました。
弁当エピソードで印象に残ってるのは小学一年生の時の運動会で、父兄が観覧に来られない児童は担任と教室で弁当を食べるシステムだったのですが。
担任と向き合って開けた弁当の中から出てきたのは、近所で美味いと有名な寿司屋の特上握りwww
わざわざ私の弁当箱に特上握りを入れ替えて持たせるというwww
うな重を入れ替えられた時もありましたwww
弁当を作る時間がないけど何か美味いものを!みたいな親心?
良かれと思ってそうしてくれたのでしょう。今ならめちゃくちゃ嬉しいけどwww当時の私は小学生。担任に「え!お寿司のお弁当なの?!凄く豪華だね!」なんて、若干引き気味に言われてすっごく恥ずかしくて、そっと弁当箱の蓋を閉めたのを覚えています。
小学生の妙ちゃんは、特上握りよりも特上うな重よりも、お母さん手作りのタコさんウインナーとか卵焼きとか、そういうのが欲しかったんです。
愛情表現が噛み合わない母娘だったのですよwww
ヨーガ・ヴェーダンタの教えの中で、こんなものがあります。
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