加味帰脾湯&帰脾湯
実はADHDの「救世主」!?
最近更新が滞っていましてすみません。m(_ _)m
今回は「帰脾湯」&「加味帰脾湯」について考察していきます。
※ただし私自身は専門家ではございませんので、あくまで独断と偏見によるものです。実際は、かかりつけのお医者さんや薬剤師さんなどと相談をよろしくお願いします。
【帰脾湯(きひとう) ツムラ製65番】
主に体質判定で、「気血両虚(現代では「エネルギー&血不足」)」の人を中心に使うようです。
また、配合生薬(漢方薬の材料)に「オンジ(遠志)」が含まれています。
最近の研究でこの「オンジ(遠志)」には「記憶力の向上」、「記憶力の維持」の効果が期待されているようです。
ADHDの中でも「不注意優勢(物忘れのADHD)」は特徴として、「よく物事などを忘れやすい」、「興味の有無で集中力にばらつきが激しい」というのが目立ちます。結果として、「片付けが苦手」、「よく忘れ物が多い」、「段取りを立てて行動するのが苦手」などが挙がります。
またADHDも含め発達障がいやHSPスペクトラム(繊細さん)は'自覚も対処も何も施さなかった'場合、すぐ認知症へエスカレートしやすいそうです。
認知症も脳みそ関係ですのでまだ原因など不明点が多いようです。これは私の推測ですが、「自覚もなし、診断もなし、治療も対策もなしで放っておかれた発達障がい者やHSPスペクトラム(繊細さん)」の末路として認知症が挙がるのではないかと思います。
不安定な脳みそや心を放置し時間だけが過ぎていけばお察しできる人は想像できるかと思いますが、脳みそも不安定なまま老化するだけです。
結果として認知症が爆増するのも時間の問題ではないでしょうか?
話を戻します。
この「帰脾湯」と後ほどお話する「加味帰脾湯」はほとんど薬理効果は「補気(エネルギーを補う)」生薬と「補血(血を補う)」生薬を中心に構成されています。そのほかにも、「安神」生薬も配合されています。
これらは、「慢性疲労」の絶えない発達障がい者、HSPスペクトラム(繊細さん)には必要不可欠な成分ではないでしょうか?
また、漢方における「安神」とは「精神安定」のことです。過去にお話しした漢方薬についても漢方の世界では「安神薬」として昔から「メンヘラ(精神失調)」に使われてきました。
【加味帰脾湯(かみきひとう) ツムラ製137番】
こちらは先ほどお話した「帰脾湯」に「柴胡(さいこ)」や「山梔子(さんしし)」を加えた漢方薬です。
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?