【感想】『わたしは愛される実験をはじめた。』浅田悠介
マジシャン&恋愛コラムニストの浅田悠介さん著『わたしは愛される実験をはじめた。』を読んだので、紹介していきます。
1.本の概要
女性が恋を叶えるためのメソッド「恋愛認知学」を学べる本です。
25歳のモテない女主人公が恋愛認知学を学び、傷つきながら恋を叶えていく物語です。
序盤のモテない主人公があまりにもリアルで、身に覚えのある女性は心に響くと思います。
メソッドはかなり具体的で、誰でもすぐ実践できるものばかりです。
私にも素敵な恋ができるかも?と思わせてくれる本です。
2.私が読んだきっかけ
著者のコラムが好きで読んでいた
コラムでは恋愛認知学の理論と実践方法を両方解説してくれて読みやすかった
改めて本になったバージョンも読んでみたいと思った
この本は元々コラムとして連載されていました。
連載の時から好きだったのですが、最近恋愛に対する意欲が上がってきたことで書籍版を読んでみたいと思い、手に取りました。
3.「恋愛認知学」とは何か?
恋愛認知学のメソッドで男性と接することで、女性が関係性の主導権を握ることができます。
もし好きな人がいるなら、その人からモテる異性だと認識される必要があります。
つまり「モテそうだな〜」と思わせるということです。
そのためにメソッドを使い、関係性の主導権を握るのです。
4.この本から学んだこと
①選ばれるためではなく幸せになるために恋愛する大切さ
恋愛認知学では出会い→相手と仲良くなる→交際まで何個もメソッドがあり、一つ一つに目的があります。
その全てに共通するのが、幸せな恋愛を手に入れるための行動だということです。
恋愛の目的は幸せになることです。
当たり前のようですが、幸せにならない恋愛をする女性はごまんといます。
全てのメソッドと目的を暗記するのは困難です。
ですが、恋愛の選択を迫られたとき「相手から選ばれるためではなく、幸せな恋愛をするために、この選択をする」というマインドだけは忘れずにいようと思いました。
②大好きな相手でも、素は出さない
自分を幸せにしてくれる異性が現れたら、関係性の主導権を握ることで「この人モテそうだな」と思わせます。
すると相手は自分に価値を感じて、手に入れようとしてきます。
ここまで上手くいったとしても付き合うまで油断してはいけません。
女性は両思いっぽくなるとすぐ自分をさらけ出したくなる生き物です。しかし恋愛認知学ではそれを禁止しています。
その目的は、告白が成功するまで「モテそうだな」と思わせている関係をキープするためです。
もし冷めてしまった場合、「人としては素敵だけど恋愛は考えられない」となってしまう可能性もあります。
ついついさらけ出したくなってしまうのですが、それを我慢することは、幸せにしてくれる彼を手に入れるのに必須のステップなんだと学びました。
③モテる女の自信を身につける唯一の方法は「行動すること」
恋愛認知学にはたくさんのメソッドがあります。
それらを実践しようとする時、今の自分にとって最適な行動を選ぶことになります。
「彼と仲良くなるためにメソッドを使おう」
「今はこのメソッドで主導権を握ろう」
「あえて距離を取るメソッドを使ってみよう」
結果がどうあれ、欲しいものを手に入れるために自ら行動することが重要です。
メソッドを使ってイケメンを手に入れることが大事なのではありません。
大事なのは自分の人生にアクションを起こすことであり、恋愛認知学はそのツールとして活用するものなんだと思います。
【正直レビュー】モテる女の行動原理は「自らアクション」だと教えてくれる本。
細かいメソッドはぜひ著書を読むか、元になっている連載コラムを読んで欲しいです。無料で読めます。
ただ、載っているメソッドはあくまでもモテる女の行動例なんだと思います。
そのまま真似することも可能ですが、目的を意識することで初めて効果を発揮するものです。
恋愛認知学は私たちを幸せにしてくれる魔法ではありません。
主人公がメソッドをうまく使っているにも関わらず、何度も迷って傷つく様子を読んでいて痛感しました。
ではなんのためにメソッドを使うのか。
それは自分の恋愛と人生に、自分からアクションをするためです。
恋愛認知学のメソッドたちは、幸せな恋愛を手に入れるためにおすすめのアクションなんだなと思いました。
おわりに
既読無視、盛り上がったのに2回目デートが無い、寄ってくる男とのデートは微妙なのに、好きな男はいつも他の誰かのもの…
そんな状況に共感しすぎて苦しかったです。
著者の言葉はシビアですが、本気で読者の人生を好転させたいという気持ちが伝わります。
主人公と一緒に背筋が伸びる気分です。
まずは初歩の初歩、相手と目をあわせる「ルッキング」を会社でやってみるところから始めてみようと思いました。
ひつじ🐏📕